ススキ畑を作って茅葺屋根の古民家を守る!「かやぶき古民家保存・再生プロジェクト」を学生が開始!

 

皆さんは「古民家」というと何を想像しますか?

木の温もりだったり、囲炉裏、風通りがよく爽やかな空気を味わえることだったりと、色々ありますよね。そんな中、近畿大学工学部と広島大学の学生を含む約50 人が、広島県東広島市志和町にて、地域の茅葺かやぶき屋根を保存・再生するため、茅葺き屋根の原料となるススキ畑(茅場)を作る取組みを開始します。

東広島市は茅葺き屋根の古民家が多く現存する全国的にも希少な地域ですが、職人や茅の不足により、古民家の数は年々減少しています。

そこで、近畿大学工学部建築学科 准教授 市川尚紀は、2009 年度から、地域に残る茅葺き屋根の古民家の保存・再生を目的に、学生と共に「かやぶき古民家保存・再生プロジェクト」に取り組んできました。そして今回、修繕に必要な茅の確保を目的として、ススキ畑を作る活動を開始します。

初回となる今回は近畿大学および広島大学の学生を含む約50 人で、ススキの刈り取り作業を行い、その後はススキの種を植え、収穫したススキを使用して茅葺き古民家の修繕作業を行うことを計画中。

この活動は、広島大学大学院工学研究科 助教 杉川幸太がクラウドファンディングで作り上げた地域住民の集う図書室「かやぶき屋根のちいさな図書室 ほたる荘」と、伝統の職人技を継承する広島茅葺屋根工事店と協力して実施することで、地域住民と学生の交流を図ると同時に、広島県内でも数人と言われる貴重な茅葺き職人の伝統の建築技術を両大学の学生が実践的に学ぶ機会としています。

・日時:平成29年(2017年)12月10日(日)10:00~15:00
・場所:広島県東広島市志和町別府(西志和農園向かい)

かやぶき古民家保存・再生プロジェクトとは】
広島県東広島市は、多くの茅葺き古民家の屋根がトタンや瓦で覆われることなく茅が露出した状態で残っている全国的にも希少な地域です。しかし、伝統の茅葺き屋根の価値があまり認識されず、現在残されている民家も茅葺きの技術継承者不足、原料となる茅(東広島市の場合はススキ)の不足、茅葺きにかかる労力、コストなどの問題から消滅の一途を辿っています。

これまでの活動として2012 年から約4 年かけて東広島市豊栄町にある民家の屋根の葺き替えに取り組んだほか、2016 年には世羅郡世羅町から長崎県の五島列島へ茅葺き古民家の移築を行いました。今後は東広島市にある他の茅葺きの建築物の修繕にも取り組む予定で、そのために必要な茅の確保を目的に共同の茅場作りを開始します。

皆さんも茅葺屋根の古民家を自分の地域に甦らせてみませんか?

 

かやぶき屋根のちいさな図書室“ほたる荘” 詳細


2017 年4 月に開設された、築約100 年の茅葺き古民家を利用した私設図書室。
■代   表:杉川 幸太(広島大学大学院工学研究科 助教)
■住   所:広島県東広島市志和町志和堀469
■開 室 日:毎週木曜・金曜・土曜 10:00 ~ 15:00
■サイトURL:http://hotaruso.com/

関連URL:http://www.hiro.kindai.ac.jp/

 

引用先:http://www.news2u.net/releases/157621

 


 

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