7法人20以上の事業を立ち上げる経営者、近藤威志が事業創造で大切にしている3つのこと

前略
いつか自分で会社や事業を創りたいと思っているあなたへ

これまで7法人・20以上の事業を立ち上げてきた近藤威志さん。超大手思考の就活生だった彼は、自身の就職活動を機に一般的なサラリーマンとして進むことを辞め、自ら会社や事業を作る側へ。(前回記載:こちら)学生時代から起業し、長いこと音楽・ファッションの業界で活躍してきた彼が、新しく挑戦するのは空き家の利活用を通じた地域コミュニティの再構築だった。

これまでとは全く違う舞台でも、今なお彼が数々の自治体と取引を行い、実績を残し続けている理由は一体なんなのだろうか。

プロフィール
近藤威志(Takeshi Kondo)
GTGP JAPAN Corporation 代表取締役 / HATCH 代表 / 株式会社WHERE 地域プロデューサー
この数年はまちづくり、空き家の利活用、地域の事業再生など、「人・暮らし・地域・コミュニティ」をテーマに活動。現在、横須賀を皮切りに、湯河原町、真鶴町の空き家の利活用、地域のコミュニティ再構築を軸とした集落の再生を実現することで、今後更なる社会問題となる全国の空き家空き地を顕在化し、移住定住によらないこれまでにない利活用モデルを目指して奮闘中。なお6月より関係人口創出のプロデュースを行う株式会社WHEREへも参画。

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事業を行う上で譲らない3つのこと

昔も今も、そしてきっとこれからも、彼には事業をする上で大切にしていることが3つある。多くの人が彼を人としても、ビジネスパートナーとしても信頼する理由がこれを読んだあなたにもきっと伝わるのではないだろうか。

|人の想いを形にする

大切にしたいことも、彼が実現したいことも目の前にいる「人の想い」を形にすること。それは15年前に初めて自分の会社を設立した時から変わらない。あの時は、人並みの生活でいいから、自由に表現活動をして生きていきたいと願うクリエイターが彼の周りにたくさんいた。彼は彼らの想いを形にするためにクリエーターのエージェントを行う会社「GTGP JAPAN Corporation」を立ち上げた。

15年経った今、彼は地域に暮らす人たちの想いを形にしている。地域コミュニティにおいて「こうあるべき」という一律の在り方は存在しない。そこに暮らす人、その土地の文化や歴史、その時の時代の流れ、地域にも多様性が存在する。だからこそ、型にはめたサポートでは通用しない。誰か一人でもその地域で「生きていきたい」と望む人がいるのなら、その人の想いを形にするために奮闘する。

常に目の前の人がどうありたいか、まずは理想の姿を聞く。次に相手の理想を実現するために、自分にはどんなんことが出来るかを考える。この順番はいつだって、どんな事業をやっていたって変わらない。

|自分と仲間が面白がれる

絶対にお金が儲けられると確信がある事業でも、自分が心からワクワクしない事業は絶対にやらない。逆に、彼がやる事業とやらない事業の境界線にあるものは、自分と仲間が「面白い!」「やりたい!」と心から叫べる事業か否か、ただそれだけ。

「やりたい」と心から思えるものでなければ、人間は行動に結びつかないと思っている。行動がなければ、例えどれだけ論理的な成功法があったとしても、成功させることはできない。儲かる確信のある事業でも、行動しなければ「儲からない」事業になるのだ。

反対に彼は「想い」が事業に乗っていればどこまででも行動できると思っている。だから彼は、大学3年生で大企業に属する選択肢を捨て、「将来は自分のやりたいことを、大好きな仲間とやろう」と覚悟を決めた時から自分と仲間が面白がれる事業しかやっていないのだ。(前回記載:こちら

|「持続可能」にこだわる

自分と仲間が面白がれる事業を見つけたら、次にマネタイズ方法を考える。事業を実現させるために「どこのどんな人達から、どういう種類のお金をどうやってもらうか」を妥協せずに考えきる。

マネタイズ方法に知恵を振り絞るのは、持続可能にこだわっているから。会社の意義の第一に儲けを持ってきてしまったら本末転倒だろう。けれど事業をやる以上、絶対に稼がなければならない。稼げない事業は、働いている人達の精神を疲弊させ、事業すら続けられない未来が訪れてもおかしくないからだ。

彼は事業を行う時、自分と自分が関わる人たちが「幸せに生きていけるのか」ということを大事にしている。だからこそ、自分と仲間が面白がれる事業を見つけたら、まるで呼吸をするかのようにごく自然な流れで、マネタイズ方法を考えているのだ。

まだ何も成し遂げられていない

大学卒業前から起業しこれまで就職支援、音楽、ファッション、エージェント、場づくりなど様々な場所で多くの実績と人脈をつくってきた彼。今年で42歳を迎え、体力は若い時のようにはいかないことを痛感している毎日だったりもする。

それでも今、神奈川県横須賀市や真鶴町の空き家の利活用をはじめ、湯河原町の温泉街の再生など、さらに活動の幅を広げて動き続けているのは「まだ何も成し遂げてない」と思うから。

何かをやっていると必ず次の世界が見えてしまう。見えてしまったら、次の世界にいかないわけにはいかない。だからキリなんてなくて、キリがないから辞めるにも辞められない。正確にいうなら「辞め時がわからない」というのかもしれない。

人と話しながら、相手の理想を一緒に伴走しながらつくっていく毎日が楽しくて、働いているつもりもない。今のところ辞めるって選択肢はないと思っている。死ぬ直前まで働いているんじゃないかな。

そんな彼はどんなに肩書きが増えても、それぞれの地域にあった再構築の方法を常に模索し続けている。だから相手に必要のない肩書きは使わない。相手の理想に近づくために必要な肩書きを必要なタイミングで使う。

「自分の会社でやらなきゃ嫌だ」とか「絶対にこの人に渡さなといけない」なんて、変な柵に捉われていない彼はいつだって自由で、いつだって理想を考える生き物なのだ。

今回は様々な分野に挑戦し、活躍し続けている彼がビジネスにおいて常に大切にしてきたことをお届けした。

自分と自分の周りにいる人の理想やワクワクを常に大事にしながら第一線を走り続け、数多くの実績や人脈を持ちながらも「まだ何も成し遂げていない」という彼は、今後一体どこを目指すのか? 次回は、彼が現在目指している空き家の利活用や地域コミュニティの再構築について詳しくお届けする。(次回に続く:こちら

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草々

Writer:高山奈々

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