元サラリーマンが地方で独立。念願の飲食店経営を実現するために取った方法とは?

前略
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東京から車を西に走らせること約1時間30分。小さく見えていた富士山がどんどん大きくなってきたところで、今回の主人公が待つ、山梨県富士吉田市に到着。

今回の主人公は、イタリアンレストラン「かぎしっぽ」のオーナーであり、移住者でもある高橋亮太さん。1年ほど前まで、都内で働いていたという高橋さんがどうやって地方でビジネスを始め、どんな変化があったのか、お話を伺ってきました。


都内でサラリーマン生活を送っていた日々

社会人になってからは、都内で飲食店を8年間、その後サラリーマンとして4年間働いていたという高橋さん。東京での生活も楽しかったけれど、次第にどこか窮屈に感じてしまう生活に息が詰まるような感覚を覚えます。

そして幼少期の頃から度々訪れていた、青森県の自然豊かな祖母の家のことを思い出し、小さい時には漠然としかなかった自然に囲まれた生活への「憧れ」が、徐々に実現したい「夢」へと変化していきます。

「いつか自然豊かな場所で、飲食店をやりたいね」と、結婚当初から奥様とお話されていたこともあり、2人の夢を実現するために高橋さんは動き始めます。


山梨県富士吉田市との出会い

動き始めるといっても「何をどうしたらいいのかわからない」状態だった高橋さん。飲食店やサラリーマンの経験はあるものの、お店の経営はしたことがなかったこともあり、なるべく少ないリスクでお店を始められる方法を探していました。

そんな時、地域プロモーションを行う株式会社WHEREが主催した移住イベントに参加し、一般財団法人ふじよしだ定住促進センター *1 の方と富士吉田市の地域おこし協力隊の制度に出会います。

なんと、当時富士吉田市では、飲食店の経営ができる地域おこし協力隊を募集中。しかも一般の地域おこし協力隊の制度よりもその自由度は高く、補助金等のサポートも充実していたことから、高橋さんは前向きに、富士吉田市で地域おこし協力隊になることを考え始めます。

*1 一般財団法人ふじよしだ定住促進センター
富士吉田市から委託を受けて、移住定住促進事業をメインに行っている財団

\定住促進センター理事の赤松さんにも伺いました/

富士吉田市の地域おこし協力隊の制度について、一般財団法人ふじよしだ定住促進センターの理事を務め、ご自身も地域おこし協力隊として活動されていた赤松智志さとしさんにもお話を伺いました。

赤松智志さん、とても気さくでユニークな赤松さんは高橋さんと同い年ということもありプライベートでも交流があるのだとか。

Q. 一般的に「地域おこし協力隊」というと、役場などで職員さんと一緒に仕事をするケースが多いかと思うのですが、富士吉田市はどんな制度なのでしょうか?

富士吉田市では、地域おこし協力隊の制度を導入する際、各地域の地域おこし協力隊の制度を参考にしながら仕事内容を考えていった背景があります。

その中で、行政直轄で地域おこし協力隊を受け入れている地域は、地域おこし協力隊の受け入れ側と入る側のニーズが合わず、うまくいかないという事例がいくつもありました。

そこで、行政と個人の間に中間支援組織として移住促進センターをつくり、地域おこしの支援業務の委託をすることによって、マッチング精度を高めています。


地域おこし協力隊として活動を開始

富士吉田市の地域おこし協力隊に興味を持った高橋さんは、すぐに富士吉田市に訪れ、募集していたお店の下見や、地域の方と積極的に交流し、富士吉田市で実際にお店を持つことを決めます。

地域おこし協力隊として入ってからの半年間は、お店オープンの準備期間として、地域おこし協力隊に出る活動費(補助金)を活用しながら準備を進めていきます。

具体的には、1人でお店巡りをし、感想をまとめ、自分のお店のメニューや価格帯を考えたり、実際に営業している店舗にスタッフとして立ち、お客さんと交流してみたり。他にも休日には町で、活発的に行われているお祭りに参加し、地域の方との交流を増やしていったそう。

そして2018年4月1日に半年間の準備期間を経て、念願のイタリアンレストラン「かぎしっぽ」をオープンさせます。お店をオープンしてから約1ヶ月、地域の方や地域外の地域おこし協力隊の方も足を運んでくださり、お店は毎日盛り上がりをみせ、経営も順調に進んでいるのだとか。


\定住促進センター理事の赤松さんにも伺いました/

Q. 高橋さんが富士吉田市にきて、町に変化はありましたか?

富士吉田市は、人口約5万人で、都内から約1時間30分という立地や、富士山があることから、観光客が多く訪れ盛り上がりをみせる地域です。しかしその反面、圧倒的なプレイヤー不足にも悩まされています。

地域に住んでいる方も自主的に団体を立ち上げ、まちづくりを行っていたり、頑張っている若手も沢山いますが、地域に新い風を吹かせるビジネスを始める方、斜め上から起業を行う方が非常に少ないのが現状です。

そういう方を集めるために始めた事業の一つが、地域おこし協力隊という制度でした。外部の視点でいろんなことをしてくれる、地域内に足りていないプレイヤー人材を探し続けていたので、高橋さんの存在は、飲食店街にとってはもちろん、町にとっても大きな存在です。


これからは「地産地消」に力を入れていきたい

東京で暮らしていた時は、どうしても奥さんに仕事での愚痴をこぼすことが多かったという高橋さん。富士吉田市に移住してからは、お店で次に出すメニューのことや、挑戦したいことなど、前向きな話が多くなったそう。

そんな高橋さんがこれから一番力を入れたいと思っているのは「地産地消」。空いている土地の有効活用にもなるし、何より自分たちで育てた安全な野菜をお店で出したいと、早速畑を借りて、ナスやきゅうり、トマトなどを育て始めているのだとか。

イタリアンレストランでは欠かせない、バジルやハーブは、富士吉田市でハーブ専門店をやっている方と知り合って、安くて新鮮なハーブを仕入れるなど、自分のお店だけではなく、地域全体が盛り上がるように考えていらっしゃいました。

最後までお読みいただきありがとうございます。この記事を読んで「地方で挑戦したい」、そう思われた方は、ぜひ一度、高橋さんが富士吉田市と出会うきっかけとなった株式会社WHEREまで、お気軽にご相談ください。あなたの夢を全力で応援するスタッフがご対応させていただきます。

草々

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Writer:高山奈々

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