前略、外出自粛の影響で、室内での新しい楽しみ方を模索しているアナタへ

さあて、今日も一日頑張った。一杯やるか。

とはいっても、外には飲みに歩けない今。多くの方が室内での楽しみを見出そうと、各飲食店がお家で食べてもらえるようテイクアウトメニューを開発しようと、試行錯誤している中、今日は私たちから「お疲れ様の一杯」を充実させるご提案です。

富士山のお膝元「山梨県富士吉田市」は、知る人ぞ知る「飲屋街」

富士山のお膝元にある、山梨県富士吉田市。

富士山の湧き水を使って1,000年以上前から織物業が育まれてきたこの場所は、織物業の繁栄から生まれた豪快な飲み文化と、路地裏の飲屋街が味を出すまち。

富士山から流れる清らかな水を使い、高い技術で生み出される富士吉田の織物は国内外の有名ブランドから多数発注を受けるほど。全盛期は「ガチャッとひと織りすれば1万円儲かる」という意味で、「ガチャマン」時代と呼ばれ、織物業で儲けたお金を手にしたお客さんで飲屋街は連日賑わったそう。

ところが、外国から安い織物が大量に流入するようになると状況は一変。コストや手間がかかる富士吉田の織物を手にする人は激減し、多くの機屋は廃業を余儀なくされると同時に、飲屋街も衰退。空き店舗が増えていったといいます。

そんな中、この状況を打開しようと立ち上がったのは、地域の若者たち。機屋を継いだ2代目、3代目の職人たちは、1,000年以上の間紡がれた高度な技術を生かし、他のブランドへ生地を提供するだけでなく、オリジナルブランドで市場にも参入、勝負に出ました。

一方の飲屋街は、昔以上の賑わいをみせようと、2016年3,000人以上の想いがプロジェクトの原動力となり、ふたたび「乾杯！」の掛け声で賑わう飲食店街「新世界乾杯通り」として生まれ変わり、7つの個性豊かな店舗で、賑わいを見せ始めています。