前略、100年先のふるさとを思ふメディアです。

LOCAL LETTER

北海道で地域商品の発掘や商品開発をする、コーディネーターを募集!

FEB. 01

拝啓、町の人と濃密なコミュニケーションを楽しみながら、地域の魅力を発信したいアナタへ

北海道上川郡東川町は、北海道のほぼ中央に位置する人口約8,500人の町。大雪山国立公園の一部を有する豊かな自然が広がる一方、旭川に隣接する交通の利便性も兼ね備えたエリアです。上水道を利用しない豊かな水源に支えられ、写真の町としても知られています。

そんな北海道東川町では、ふるさと納税の業務を通して地域の商品の発掘や商品開発をコーディネートする地域おこし協力隊を募集中!

今回は実際に東川町で地域おこし協力隊として活動していた和田北斗さんと、東川町東川スタイル課の西島圭哉さんに実際の活動内容や暮らしについて取材。地域を知り、町の人とコミュニケーションを深める地域おこし協力隊の活動に迫りましたーー。

地域おこし協力隊が独立への後押しに。ふるさと納税業務が繋げた町との接点

地域に溶け込み活動をする、地域おこし協力隊についてご存知ですか?町のPRや農林水産業、住民支援などを行いながらその地域の活性化へと繋がる活動をする取り組みです。任期は基本3年で、卒業後はその地域に残り起業をしたりそのまま町で就職をしたりと進路はさまざま。

地域に関わりながら理想の暮らしややりたいことを実現できる地域おこし協力隊。今回は北海道東川町で地域おこし協力隊として活躍をされていた和田さんに、協力隊での活動内容や経験から得られたもの、北海道での暮らしについて話をお伺いしました。

和田北斗さん / 1985年、大阪府生まれ。ビジュアルアーツ専門学校大阪にて写真を学ぶ。その後、様々な仕事をめぐりめぐり、2015年からクラシックバレエ・オーケストラなどの舞台撮影会社にカメラマンとして勤務。2017年に東川町へ移住し、地域おこし協力隊として役場に勤務。2019年に「UNIQUE CONNECTION」としてフリーカメラマンに。人物、広告・商品など様々なジャンルの撮影を行う。日常の中にある自然な表情や何気ない時間にある大切な瞬間を残している。

現在、東川町でカメラマンの活動をしている和田さん。東川町でのキャリアのスタートは、地域おこし協力隊という働き方でした。

「ふるさと納税の受付から電話対応などの事務作業や、東川町の魅力を伝えるための情報発信、町の新規の事業者さんと調整など、ふるさと納税に関すること全般の業務を行っていました」(和田さん)

和田さんは、地域おこし協力隊として活動した3年間をとにかく人との繋がりをつくることを意識していたと振り返ります。

ふるさと納税の業務を通して町の人と濃密なコミュニケーションが取れたことが良かったと思います。たとえば新たな返礼品を設定するときには、一軒一軒事業者さんに電話をして繋がりをつくっていきました。

ふるさと納税を通して東川町の魅力を町外に発信するためには、まず自分が東川町のことを知る必要があります。そのため、当時は事務所で働く時間よりも、役場の外に飛び出して町の人と話している時間の方が多かった気がしています(笑)。一人でも多くの人から町の魅力を吸収したいと思っていました」(和田さん)

地道な努力のもと、どんどん東川町に溶けこんでいった和田さん。東川町でカメラマンとして独立したのも、協力隊の業務がきっかけなんだそう。現在、カメラマンをメインに、ふるさと納税の業務やデザイン、飲食店の手伝いなど、多岐にわたって活動をしている和田さんは、「地域おこし協力隊を卒業する3年後に、独立ができるとはまったく思っていなかった」と話します。

「独立するきっかけを作ってくれたのも、ふるさと納税の返礼品を探す中で出会った事業者さんからの一言でした。ある家具屋さんで返礼品用の写真を撮っているときに『これからも撮ってほしい。独立はしないの?』と聞かれ、『じゃあ独立します』という流れになって(笑)。

そもそも、協力隊卒業後に独立することは考えていなかったんです。目的は起業ではなくて、東川町で暮らすことだったので。東川町で暮らす中でやりたいことを見つけようと思っていました。でも結果的に、町の人たちに背中を押されましたね」(和田さん)

地域おこし協力隊での活動を、その後の暮らしに繋げる極意とは

和田さんが東川町に移住したのは、2017年のこと。移住先を探していた矢先、過去に一度東川町を訪れたことを思い出した和田さんは、再び東川町を訪問。町の空気感や人に魅了されたと話します。

「2007年に初めて訪れたときは、のどかな田舎町のイメージで、住むという発想はあまりありませんでした。ただ、移住先候補として訪れてみると、東川町に移住した人たちに魅了されたんですよね。この町での暮らしを楽しんでいる人を見て、ここで暮らしたいという想いが直感的に生まれました」(和田さん)

東川町で暮らすための選択肢として、地域おこし協力隊の活動を始めた和田さん。協力隊としての町との関わり方はどんな形だったのでしょうか。

「協力隊の活動は、人との繋がりを育てることを軸に取り組んでいました。なので正直に言うと、明確な勤務時間というのは気にしていなくて(笑)。地域おこし協力隊での仕事と、これから東川町で暮らすためのベースとなる時間を自分でコントロールしていました」(和田さん)

昼は町の人たちとコミュニケーションを取り、夕方役場に戻り事務作業を。地域おこし協力隊の業務だけでなく、その先を見据えた繋がりを意識的にスケジュールに取り組んでいたそう。

「誰かと繋がれば、それ自体が東川町の情報発信に繋がって、関係人口創出になる。ふるさと納税のときに出会った繋がりのおかげで、今の暮らしができているところもありますね」(和田さん)

地域おこし協力隊の活動を通して、町の人との繋がりも増やしていった和田さん。地域おこし協力隊に向いていると感じる人を様々な事に対して積極的に挑戦できる人」と笑って話します。その理由を聞いてみました。

「やるかやらないかよりも、やるという選択の中でやれる方法を考えることが大事かなって。受け身でいるよりも、ぶつかりながらも前に進んで、取り組み方を考えられると、協力隊として地域に関わる経験や学びが得られると思います。

あとは、本当に東川町のニーズがあるかということも大切。東川町のために何ができるだろうという意識は常に持っていました」(和田さん)

北海道の地域商品の発掘や商品開発をするコーディネーターとして活動する、地域おこし協⼒隊を募集!

今回東川町で募集するのは、ふるさと納税のサポートや返礼品となる地域商品の掘り起こし、商品開発をするコーディネーターとして活動していく地域おこし協力隊。東川町の魅力を、地域の事業者と一緒に外部の人に届けていく活動です。

改めて東川町で地域おこし協力隊とともに業務を行う西島さんに、協力隊着任後のイメージや町との関わり方のポイントを伺いました。

「ふるさと納税の事務的なサポートから、返礼品の掘り起こしまで幅広い業務を担当いただきます。とはいえ事務的なことだけでなく、事業者さんと一緒に取り組むことも多いです。町の新しい情報や魅力に触れることが多いので、町を知り町を楽しむには絶好のポジションですよ」(西島さん)

西島 圭哉さん 東川町東川スタイル課 主事 / 1993年北海道旭川市生まれ。2017年東川町役場入庁。企画総務課、都市建設課を経て、現在はふるさと納税、企業・自治体連携などを担当。

東川町のファンになってもらえるような仕組みづくりを行うのが、ふるさと納税の業務。単に東川町の返礼品を送るだけでなく、終わった後も町との繋がりを継続できるよう「ひがしかわ株主制度」と名付けられています。

そんな東川町と外部の人の繋がりを作り関係人口を広げていくのが、地域おこし協力隊の活動です。

また、全国でもトップクラスの地域おこし協力隊がいる東川町。移住者も年々増え続けていることから、町に溶け込みやすい雰囲気があります。「外部から来た人にもウェルカムな空気感で、繋がりやすさがある」と、西島さんも和田さんも話します。

「移住者の多い東川町では、地域おこし協力隊で町に来たとしてもいい意味で目立ちません。ゆるやかな横の繋がりもできやすく、自然に町に溶け込めるのも東川町の特徴かもしれませんね。協力隊の任期卒業後も定住率が高く、起業をしたり東川町に住みながら町内外で働いたり、生活スタイルはさまざまです」(西島さん)

地域おこし協力隊卒業後の選択肢としてよく挙げられるのが、その町での起業。しかし、東川町では3年間の業務の中で、起業以外の選択肢を考えられる環境があると和田さんは笑います。

「単純に、3年間で東川町の魅力を吸収しきってもらいたいです。町としても定住は理想だけど、起業だけが理想ではないと考えていて。町の魅力にたくさん触れて、純粋に東川町で暮らしたいと思ってもらいたいですね。だから、3年後必ずしも起業しなければ、と背負う必要はなくて。3年間の町の人との繋がりの中で、東川町での暮らしや働く未来を考えてもらえればと思います」(和田さん)

西島さんは「ふるさと納税の知識を得て何かをやるというよりは、地域の人とコミュニケーションを取る中で自分のやり方をどう決めていくかが肝になる」と話します。

「東川町で地域おこし協力隊になってもらったら、どう東川町の一員として暮らしていくかを考え続ける3年間になると思います」(西島さん)

地域おこし協力隊という制度をフルで活用しながら、まさに東川町に根付いて地域の人との繋がりを育てていく。その関わりの中で自分の将来を見つめ、やりたいことを決めていく。東川町には、そんな柔軟で移住者にウェルカムな環境が整っています。

北海道でキャリアチェンジ!地域おこし協力隊について知れるオンライン説明会を開催します

今回「北海道でキャリアチェンジ」をテーマに、その1つの選択肢である地域おこし協力隊についてのオンライン説明会を実施!地方への転職に興味があったり北海道での暮らしを考えていたりするものの、いきなり暮らしや職業を変えるのは勇気が必要ではないでしょうか?

今回は上士幌町と東川町の担当者に、協力隊の活動やサポート体制について実際に話をしていただく時間を設けています。そのほかにも、個別の質問タイムや活動内容をより詳しく知れる案内を実施。

まずは説明会に参加することで、「北海道で暮らす・働く」のイメージを深めることができます。ぜひ自分らしい働き方・暮らし方を実現するための一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?

オンラインイベントの概要

◉日時
2023年2月14日(火)19:30-21:00

◉場所
オンライン(Zoomを予定)

◉参加費
無料

◉こんな人におすすめ!
・北海道での暮らしを考えている人
・キャリアチェンジをしたい人(転職を考えている人)
・新しいことをはじめてみたい人
・今の暮らしや仕事にモヤモヤしている人
・自分のスキル経験をローカルに活かしたい人

◉内容
・オープニング
・トークセッション
 北海道上士幌町 / 東川町の担当者に聞く!実際の暮らし・転職者へのサポートとは?
・登壇者に直接きく個別質問タイム
 ブレイクアウトルームにて、上士幌町・東川町の担当者に直接お話を聞いていただくことが可能です!
・今回の募集についての詳細案内
・クロージング

取材先情報

北海道東川町 東川スタイル課
〒071-1426 北海道上川郡東川町北町1丁目1番2号
https://higashikawa-town.jp/

Information

地域共創コミュニティ「LOCAL LETTER MEMBERSHIP」会員100名突破!

場所に縛られずに、 オモシロい地域や人と もっと深くつながりたいーー。

LOCAL LETTER MEMBERSHIP とは、「Co-Local Creation(ほしいまちを、自分たちでつくる)」を合言葉に、地域や社会へ主体的に関わり、変えていく人たちの学びと出会いの地域共創コミュニティ。

「偏愛ローカリズム」をコンセプトに、日本全国から “偏愛ビト” が集い、好きを深め、他者と繋がり、表現する勇気と挑戦のきっかけを得る場です。

<こんな人にオススメ!>
・本業をしながらも地元や地域に関わりたい
・地域で暮らしも仕事も探求したい、人が好き、地域が好き、旅が好き
・地域を超えた価値観で繋がる仲間づくりがしたい
・社会性の高い仕事をしたい
・地域や社会課題を解決する事業を生み出したい

 

MEMBERSHIP の詳細&お申込みはこちら
https://localletter.jp/membership/

Editor's Note

編集後記

移住者が増えている東川町。だからこそ「地域おこし協力隊」というくくりではなく、「東川町で暮らす人」としてどう町の人と関わるかを考えられるきっかけになりそうだと感じました。業務を行いながらも積極的に町の人とのコミュニケーションを楽しむという和田さんのお人柄からも、「東川町で暮らす」を垣間見れたような気がしました!

北海道東川町の活動をシェアで応援しませんか?

北海道東川町の活動をシェアで応援しませんか?

北海道東川町の活動をシェアで応援しませんか?

LOCAL LETTER Selection

LOCAL LETTER Selection

ローカルレターがセレクトした記事