前略、100年先のふるさとを思ふメディアです。

LOCAL LETTER

謹賀新年。「人づくり」に尽力するWHEREをよろしくお願いします

JAN. 01

JAPAN

拝啓、地域活性で共創するパートナーを探しているアナタへ

新年、明けましておめでとうございます。

皆さんの2023年はどんな年だったでしょうか?社会に目を向けると、2023年はコロナからの本格的な幕開けと同時に、世界情勢の混乱と希望と不安が交差した年だったのではないでしょうか。

そんな社会が大きな変革の渦中にあるなか、私たちWHEREは創業8年目を迎え、新たな旗印「地域づくりから人づくり」のもと、新しい事業への挑戦、事業の再構築、チームの入れ替わりなど大きく変化する1年でした。

普段は地域を舞台とした挑戦を読者の皆さまにお伝えしているWHEREですが、新年のご挨拶の代わりに私たちのこれまでとこれからをお伝えさせてくださいね。

ゼロイチのオーダーメイドで地域や地場企業の課題解決を担ってきたこれまでのWHERE

WHEREはこれまで、自社事業を活かし、自治体・企業と連携して地域課題に伴う事業プロデュース、コミュニティデザイン、メディア、サミット企画運営と様々なプロジェクトを200以上ご一緒してきました。

いずれのプロジェクトも一つひとつの問いの設計から課題設定、解決する施策・事業、実行をオーダーメイドにて携わるのがWHEREのスタイル

例えば、自治体と連携した人材マッチングや大手百貨店の再定義とビジネスモデルの再構築。さらに、自社事業としての一棟貸し古民家まつや邸(現在は事業譲渡)など、地域を変えたいと強い想いを持つ自治体・企業、地域の方々に恵まれ、WHEREが大事にしてきた三方良し、人が活躍する機会と仕組みづくりの実績と経験、そして信頼を積み上げてきました。

「人づくり」に絞って展開してきた2023年を一部ご紹介

一歩ずつですが、プロジェクトを通じた実績や周りからの信頼も得られてきたなかで2023年度はWHEREのビジョンである「誰もが心の豊かさを持つ世界を」へまっすぐに挑戦していくため、これまで培ってきた地域づくりの経験ノウハウを活かして「人づくり」にフォーカスした事業に注力。

自治体とは主に、起業家育成事業と関係人口の創出事業、企業とは熱量高く自己実現に向かうための施設のコミュニティデザインとマネジメント、自社事業でも地域x人材育成を行いました。

お披露目する機会も少ないのでこの機会に一部ご紹介させてくださいね。

■Himiアントレプレナー道場2023 / PJオーナー:富山県氷見市・HIMI Biz
事業の起こし方から、マーケティング、デザイン、商品化計画の基礎を学びながら新商品・新規事業づくりを目指すセミナーの企画設計、講師キャスティング、講座運営。
https://himi-biz.net/2023/07/10/5793/

■+NARU NIHONBASHI / PJオーナー:三井不動産株式会社
集まる人と人がつながって、趣味と仕事の間のような好奇心ではじまる探究活動が生まれていくことを目指している日本橋のオープン(コミュニティ)スペースの施設運営。
https://www.plus-naru.com/

■POTLUCK YAESU / PJオーナー:三井不動産株式会社
日本中の仲間が知恵を持ち寄り、GIVEしあうことで、地域にいろんな「いいこと」が生まれ、やがて日本中のみんなにも広がっていく。そんな「新しい場」の施設とLOCAL LETTER MEMBERSHIPと連携したコミュニティの企画運営。
https://www.potluck-yaesu.com/

■東北起業家養成講座 / 東北全域
コンセプトは「攻める東北」!株式会社MAKOTO WILLとタッグを組んではじめた、東北起業家養成講座。東北を代表するベンチャー起業家や自治体職員を講師・審査員に招き、企業・自治体と起業家の卵のマッチングを目指しました。
https://localletter.jp/articles/business-school/

■学生版地域経済サミットSHARE by WHERE / 山口県長門市
「地域経済をともにつくる」を掲げ、第一線で活躍する産学官の起業家たちが集い、議論する地域経済サミットSHARE by WHERE。5回の開催を重ね、累計3,000人以上の参加者を迎え、オンラインから地域での開催へと拡大した本サミット。今回は長門市で探究学習をおこなっている大津緑洋高校とタッグを組んで、高校生が地域外の起業家と議論、交流するサミットを企画運営。
https://localletter.jp/articles/sw-student-nagato/

さらにオウンドメディアのLOCAL LETTERでは、アナタがライターになって届ける、新しいメディアのカタチ「誰でも送れるローカルレター」、地域と人をつなぐサミットやイベントを応援する「メディアパートナー制度」をはじめ、多くの新しいプロジェクトをスタートさせ、皆さまとの結びつきが一段と深まりました。

今後もローカルのつくり手を増やすメディアとして、地域で活躍できる人材育成を提供し、多くのプロジェクトを応援してまいります。

これからのWHEREは、仕組みと文化で地域で活躍する人材を輩出していく企業へ

第2創業期ともいえるWHEREの2024年はゼロイチのプロジェクトだけではなく、これまで培ってきた地域での事業創出、人づくり、全国の自治体・起業家の繋がりなど、あらゆるノウハウや人脈を、地域で活躍する人材がどんどん輩出される仕組みと文化づくりに投資していきます

具体的には、自治体・地場企業・地域金融と連携して地域内での起業・新規事業を促進する起業家育成事業、ローカルでのキャリアを築けるアカデミー事業にチャレンジ。

地域内での起業家育成事業では、これまでおこなってきたビジネスアイディアから具体的な事業計画までの落とし込みに加え、初期の資金調達、市場に商品・サービスを出すところまで伴奏していきます。

今まで起業家育成の講座プロデュースや登壇してきて、どうしてもあと一歩踏み込む必要があるなと思ったのがきっかけです。いま多くの起業家講座が計画づくりで最終発表する形式です。その形式でももちろん意義がありますが、自分が起業や新規事業をつくっていても思うのは、起業や新規事業は実行して試行錯誤していくことでしか磨かれないということ。

もう一つは自分も苦しんだんですが、初期にどれだけスモールアクションで売上をあげつつ仮説検証できるか。ローカルでの挑戦はスタートアップのように資金をがっつり調達してJカーブを狙うのはまだまだ限られている。

それよりも多くの人にとってはスモールビジネス型が多いため、小さい仮説検証を市場でしながら売上・利益をあげつつ、再投資して大きくしていく流れの最初をいかにつくるかが大事です。

その最初の流れをつくるところまで踏み込んだ形をつくれないか?を考えて生まれたプログラムを起業家育成事業に組み込んでいます。まだ詳しくお話できないのが残念ですが、2023年に一つの自治体と先行して実施しています。2024年には発表できると思うので楽しみにしてもらえたら嬉しいです。

もうひとつ、ローカルでのキャリアを築けるアカデミー事業は、WHEREの自社事業としてすでに募集をスタートしているインタビューライター養成講座、第2期地域バイヤープログラムなど、地域を舞台にした講座をいくつか開講しています。

各講座、プログラムに共通しているのは、座学に加えて実践があること、卒業後にも実践や仕事の機会提供があることです。

今までの講座やプログラムは学びと実践・仕事が分断されていると感じることが多く、せっかく学んだけれど実践してみるとぜんぜん違う!と苦い経験をすることや、自分で営業しないと活かす機会がなくて、どうしようか考えていたらモチベーションも下がって挑戦できていないケースを目の当たりにしてきました。

こうした学びと実践・仕事が一気通貫できる体験を各講座で設計しています。インタビューライター養成講座では、なんといっても1泊2日の特別取材合宿を通じて学んだことを仕事と同様の形で取材を実施。

その後、記事にして私たちが運営するLOCAL LETTERへ掲載。掲載後はポートフォリオで使用できて、私たちからも仕事の機会提供をしています。また仕事だけではなく実践(報酬ではなく経験を積み上げたい卒業生)に向けても、他企業と連携して実践の機会を提供していきます。

インタビューライター養成講座はこちら:https://localletter.jp/articles/n1_interviewwriter/

ときには屋外での取材もあり、本番同様の環境で取材する経験
ときには屋外での取材もあり、本番同様の環境で取材する経験

地域バイヤープログラムはもっとユニークなプログラムです。ひと言でいうと、マーケティングの力を身につけながら、自分が好きな地域の事業者や商品を推し活できるようになるプログラム。

年間1,000人以上、地域とつながる機会をつくってきた中で、地域活性化に興味あるけど、どうしたら良いかわからない、副業で地域に関わりたい、応援したいけれど商品を買うことしかできていない、もっとできることはないか。など前向きに地域との関わりを模索する人たちを目の当たりにしてきました。

一方、つくり手である事業者さんたちも販促PRまでやらないといけないと思いつつ、ものづくりやお店にたつので精一杯。地域を飛び出して首都圏に行くのは労力や費用を考えるとむずかしい。SNSなどを使ってPRしたいけど、どうやったらいいかわからないなどの声があります。

応援したい人も応援されたい人もいるそこで私たちWHEREが培ってきたノウハウを活かして、地域バイヤーという枠組みのなかでマーケティングを学びながら、地域の事業者さんと一緒に販促PRする経験ができるプログラムを創りあげました。

さらに今回は、JR東海やAKOMEYA TOKYOも本プログラムに参画していただけたので、卒業後も継続的に活動をサポートできるように話しています。私たちWHEREだけではなく、大手企業や共感していただけるクリエイティブな企業と共につくるのも私たちならではです。

地域バイヤープログラムはこちら:https://academy.localletter.jp/local-buyer/

手前味噌にはなりますが、私たちのアカデミー事業のように、学ぶだけではなく、実践からの体験と経験、卒業後の関わり方の提示まで創り込んでいるのはなかなかない(笑)ぜひローカルで活動していて次のフェーズにいきたい人やローカルでのキャリアを模索している人は体験会もやっているのでご参加くださいね。

大手企業、ベンチャー・スタートアップに並ぶ、ローカルで挑戦するキャリアを文化に

実は、私たちWHEREが「地域づくりから人づくり」を掲げるきっかけの一つに、大学生の声があります。

日頃からイベントや事業で様々な人たちと交流する場があるWHEREですが、地元の地域活性を大学でやっている学生が真剣な眼差しで、「新卒で地域活性に関われる会社が見つからないし、相談してもまずは力をつけてからが良いと言われることほとんど」と話してくれました。

このときに代表の平林は、「なにか大事なものを見落としているかもしれない」と直感。今まで地域プロデュースに邁進してきた8年間だったけれど「人を育てられない産業に未来はあるのか?

いまの大手企業やベンチャー・スタートアップに並ぶくらい、地域課題や地域を舞台に挑戦するキャリアがあってもいいんじゃないか?そこにこそ次のローカルの未来があるんじゃないか。と考えるようになったそうです。

私たちWHEREの次の5年はローカルでのキャリアが当たり前になり、ローカルで挑戦できるスキルと人間力を培える仕組み、文化をつくっていくことにコミットします。

これは私たち1社では到底できないミッションです。共感する企業、自治体、大学などと連携して一体となって地域の人材を育んで、輩出していければと思っています。すでに参画してくれている自治体、企業の皆さまありがとうございます。これから参画したいと思った皆さまはぜひお気軽にWHEREのHPよりご連絡ください。

絶賛、一緒に創り上げていく仲間も募集しています。LOCAL LETTERの編集、アカデミーを担うコンテンツディレクター、コミュニティマネージャーなど全方位です。関わり方も正社員、業務委託それぞれの状況に応じて関われるようにしています。興味ありの方はぜひWHEREのHPよりお問合せくださいね。

WHEREお問合せ
https://whereinc.co.jp/contact

2024年新年の決意表明とさせていただきましたが、2023年もWHERE・LOCAL LETTERを誠にありがとうございました。2024年も皆さまと共に邁進する私たちをどうぞよろしくお願いいたします。

Editor's Note

編集後記

皆さんにとって2024年はどんな年にしようとしていますか?私たちWHEREはワクワクする未来を自分たちでつくることを大切にしています。どこかで出会ったときは一緒にワクワクする未来を創りましょう。皆さんにとって良かったと言える2024年でありますように。

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