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LOCAL LETTER

限界集落に「限界」なんてない、むしろ「可能性」だらけ!若者が仕掛たイベントとは…

FEB. 12

OKINAWA

「過疎化」が進んでいる沖縄県久志地域には、自ら村を立ち上げ、新たなスタイルの「野外音楽イベント」を開催している若者たちがいる。

そんな彼らが今度は「地域活性化」に挑戦しているとのこと。

「俺ら若者が盛り上がって、この地域楽しいぜ!最高だぜ!って雰囲気出せばそのうち俺らみたいに、うわー!ここに住みてー!ってやつらとか、今住んでる子どもが外に出ないでそのまま地域に残るとかさ、そういうのまじでありそうじゃん!?——」。

彼らは一体、何者で、今度はどんなことを仕掛けるのだろうか。

限界集落に「限界」なんてない、むしろ「可能性」だらけ!

沖縄県名護市東海岸・久志地域は、未だ開発が進んでおらず、昔ながらの景色が広がる農村地域そんな久志地域にあるワカゲノイタリ村*1 で暮らす「長島スカイウォーカー」と友人の「あのね」は、食づくりやモノづくり、地域のお手伝いや、空き時間にDJやラップ、野外音楽イベント「橋の下でROCK OUT」を行っている2人組。

久志地域の詳細はこちら

久志地域の中でも人口減少が著しい嘉陽区に住む「あのね」は、なんとか地域を盛り上げたいと思うが、現実とのギャップを痛感していた。そんなある日、ふと「長島スカイウォーカー」と久志地域について話したことから、今回のプロジェクトは始まる。

「橋の下でROCK OUTをきっかけにこの地域のこと知ってもらってここに足を運ぶ人が増えていく、この地域の素晴らしさがもっともっとたくさんの人に伝わる。それまじで最高!そういう意味合いも込めて今後橋の下でROCK OUT取り組んでいこうよ!!——」。

野外音楽イベント「橋の下でROCK OUT

橋の下でROCK OUTとは「地域とつながる、音楽でつながる、好きなことでつながる。」をコンセプトに、久志地域にて、スローライフを送る若者たちが主催する、大自然の中で行われる新しいスタイルの野外音楽イベント。

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そんな音楽イベントが今回、遂に開催1周年を迎え「今後の地域発展にもつなげたい」という2人の想いから「限界集落に限界なんてない、むしろ可能性だらけ!」というキャッチコピーの元、盛大な1周年イベントが開催される。

クラウドファンディングに挑戦

「長島スカイウォーカー」と「あのね」には、1周年イベントに絶対に呼びたい人たちがいた。それは、イベントを盛大にするという意味でも、今後、橋の下でROCK OUTと久志地域を繋げていくという意味でも、大切な存在となる3人のアーティスト。

ワカゲノイタリ村に遊びに来ては大掃除や重い資材の運搬、橋の下でROCK OUTのイベント準備など、様々な作業を嫌な顔一つ見せずに手伝ってくれた「三線がーる」と「亀十」。そして、この地域に住んでた時に久志地域の歌を作ってくれた「せとまゆ」。この3人は、「長島スカイウォーカー」と「あのね」が人として、惚れてしまったアーティスト仲間。

そんな彼らの歌声をもっとたくさんの人たちに届けたい。そして、どうせ呼ぶなら交通費は出してあげたい——」。

そんな想いから足りない予算をクラウドファンディングで集めはじめ、最終的に達成率102%という素晴らしい成功を収めた。

クラウドファンディング詳細はこちら

開催間近!橋の下でROCK OUT 1周年イベント

いよいよ2018217日に開催される、橋の下でROCK OUT1周年イベント「橋の下で ROCK OUT Vol.6 1st Anniversary~」。

イベントの詳細はこちら

1年前、このイベントをはじめて開催した時は、お客さんが全く来なかったり、音が出なかったりのトラブル続き。しかし、それでも諦めず、続けていたら、前回、前々回のイベントでは、合計総勢50名以上のイベントになるまでの盛り上がりをみせたそう。

そんな中行う、今回の記念すべき1周年イベントには、地域の内外からさらに多くの参加者が集まることは、言うまでもないかもしれない。

「過疎化」を食い止める

「あのね」の暮らしている嘉陽区は、人口約60人の小さな地域。近年では、5年で約20名も人口が減っており、人口減少が深刻化している。

「人口減少」は、日本各地で叫ばれている社会問題である一方で、その打開策を見出せている地域はまだ少ないのが現状だ。

そんな中、今回のような2人の取り組みは、都会に暮らす人々に「長島スカイウォーカーや、あのねに会ってみたい」、「橋の下でROCK OUTや、ワカゲノイタリ村に行ってみたい」という好奇心を抱かせ、その地域に関わるきっかけをつくるのかもしれない。

今後、これからの彼らの動きに目が離せなくなり、「久志地域に行ってみよう」と思ったのは、きっと私だけではないだろう。

イベント詳細

橋の下で ROCK OUT Vol.6 1st Anniversary

日時
2018217日(土)14002100

場所
沖縄県名護市字二見15番地
https://goo.gl/maps/2TRQpNQSM6N2 

アーティスト
三線がーる、ゆきの
三線の音色と独特の歌声に定評がある三線アーティスト。小学四年時から三線を始めるが高校二年生の時に先生の突然の事故死で三線との距離ができる。しかし大学三年時に休学し、世界一周の船旅に出た際、船内で三線を演奏。その演奏がたくさんの方から反響があり、再び三線をスタート。帰国後、ライブで全国や海外に招かれ飛び回る日々を送る。

パワフルな性格と持ち前のハッピースマイルで、その場をpeaceな空間に〝みんなで〟創り上げていくライブスタイル。想いを唄や三線の音色にのせ、あなたの心に寄り添える人でも在りたいと思う。

共にハッピースな世界を^^♪(最近オリジナルソングが出来ました!現在MV作成中です!)

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ライブ告知や動画などを配信中!三線がーるInstagram こちら
三線がーる個人のInstagramこちら

亀十
アコースティックギター、一本で何処までも飛んでいくフライングヒューマン。詩の世界観と人間の本能を揺さぶる演奏に気がついたら引き込まれること間違いなし。いつもあなたにテレマカシ。

ROCK Vol.5 ライブ映像はこちら

せとまゆ
広島生まれ、広島育ち。旅と地元をこよなく愛する。大学時代にピースボートに乗船し地球を3周。アイルランド留学中に作詞作曲を始め、沖縄や地元呉市など、地域に入り込んでは歌を作ってきた。

2017年春に新卒入社した会社を卒業し、歌手活動を開始。神奈川・東京・広島などでミニライブを行い、同年8/14に初のシングル「Colorful World」をiTunes配信開始。現在は広島を拠点に、音楽活動のかたわら「Social Book Cafeハチドリ舎」で広島と人と世界をつなぐ場作りに挑戦中。

せとまゆウェブページはこちら

お問合せ
090-9405-7433(阿野)
84rockokinawa@gmail.com
橋の下でROCKOUT開催事務局

詳細ページ
https://www.facebook.com/events/371002923333279/

*1 ワカゲノイタリ村
沖縄県名護市二見にある大浦湾を一望できるパワースポット。ブルーハーツの「未来は僕らの手の中」に感化され、「120%のじぶん」をビジョンに、欲しい未来があるなら自分たちで作る!を実践するコミュニティの場として、誕生。1500坪ある村内では、食作りとモノづくりはもちろん、地域のお手伝いを始め、ワークショップやコラボイベント、音楽イベントを始めとする各種イベントの開催や、キャンプや大学のゼミの受け入れ他、村民は、パネラーやスピーカー、出店者として講演会やイベントに参加するなど、幅広く活動の輪を広げている。

ワカゲノイタリ村の詳細はこちら

これからも沖縄県久志地域の応援をお願いします。

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