ZENKOKU
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2025年10月21日、私たち株式会社WHEREは、創立10周年という大きな節目を迎えました。
私たちの活動に伴走してくださった地域・企業・自治体の皆さん、そして私たちが開講している各種講座「WHERE ACADEMY」に参加し、共に学び続けている卒業生の皆さんがいてくれたからこそ、こうした大切な節目を迎えることができました。心より深く感謝申し上げます。
前編では代表・平林の「生き方や軸」を掘り下げました。後編では「組織」に視点を移します。創業以来、人を中心に据えてきたWHERE独自の戦略、そしてこれから挑む未来像とは。
私たちがアナタと共に描いていきたい今後の展望についてお届けします。
>前編はこちら<


これまでの10年間は、ローカルで新しい挑戦が生まれるための「土壌」を耕し続けた時間でした。この根底には、創業期から大切にしてきた「人」を事業の中心に据えるという、私たちの姿勢があります。
ビジネスの安定性を考えれば、不確実性の高い「人」を中心に置くことは、非効率に見えるかもしれません。AIが1つの最適解をいとも簡単に提示する昨今において、その姿勢は時代に逆行しているようにも思えます。
なぜ、私たちは「人」にこだわるのか。
それは、答えが溢れる今だからこそ、答えのないものに価値があると信じているからです。
人が何を想い、なぜ心が動き、なにを感じたのかーー。
背景にあるのは、誰にも予測できないその人だけの物語です。たったひとつの生身の「ドキュメンタリー」にこそ、人の心を揺さぶる力が宿ります。

この信念のもと、ローカルでの挑戦を物語として紡ぐメディア「LOCAL LETTER」を育ててきました。
そして、読むだけでは終わらせずに自ら動く人になってほしい。そのための場所として「WHERE ACADEMY」を立ち上げ、合計6種の講座を開講するに至りました。
LOCAL LETTERに書き留めてきた記録をきっかけに、誰かの「私もやりたい」という想いが育つ。
WHERE ACADEMYを通してスキルや経験を身に付け、仲間と出会い、想いを実現する次の一歩を踏み出す。
この挑戦のサイクルを生み出す土壌を耕し続けること。それが、私たちの10年であり、揺るぎないWHEREらしさとなりました。

次の10年、私たちは土壌の上に何を咲かせようとしているのか。
キーワードとなるのは、「共創」です。
「こんなことをやりたい」と想いを持っている方々と連携しながら、新たな事業を生み出していきます。

ここで私たちが目指すのは、単なる事業連携やサポートではありません。時に苦楽を共にし、共に頭をひねり、同じ熱量で未来を考え、挑戦する人が決して独りにならない伴走を目指したい。言うなれば、「共同創業」のような、より深い関係性のもと歩みを進めていきたいと考えています。
想いをもつ人々は、すでに全国で生まれ始めています。WHERE ACADEMYから巣立った仲間は、まもなく400名に達しています。計算上、全国どの都道府県にも3~4人の仲間がいることとなります。
皆さんが抱く想いに、私たちが培ってきたノウハウや全国ネットワークが掛け合わさった時、ローカルでの事業は一気に開花する。WHEREはその瞬間を共に創り出すパートナーであり続けます。
「共創」を加速させるために、必要とする人に必要な出会いを生み出すインフラづくりにも着手します。その一つが「地域プレイヤーズファイル」の構想です。
全国のローカルで活動しているプレイヤーを可視化し、出会いを求める地域や人をつなぐ仕組みを整えていきます。
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10周年特設サイト「地域プレイヤーズファイルWHO」はこちら
https://10th.whereinc.co.jp/
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私たちが描く「共創」の未来を実現するために、ローカルの底力を今以上に上げていく。そのために、私たちは日々の業務の中で、常に事業のあり方や組織の体制をアップデートし続けています。
「昨日決まったことが、明日には形になり、より良いものに変わっていく」
そんなダイナミックな変化も、すべてはローカルの可能性を最大限に引き出し、「誰もが心に豊かさを持つ世界を」というビジョンを実現するためです。
変化を恐れず、未来を手繰り寄せる確かな一歩として。
株式会社WHEREの「第2章」が、今、始まろうとしています。
これから生まれるローカルの未来を一番近くで目撃しませんか。
アナタの存在が、まちにとって大切な登場人物になることを願っています。
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10周年特設サイト「地域プレイヤーズファイルWHO」はこちら
https://10th.whereinc.co.jp/
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Editor's Note
10周年おめでとうございます!インタビューライター養成講座受講をきっかけに、記事を通して貴重な機会に携わることができ、とても嬉しいです。ローカルでどんな活動が生まれるのか、これからもわくわくしながら伴走できればと思います!
Amika Sato
佐藤 安未加