前略、元アスリートが惚れ込んだ「身体が喜ぶ肉」に興味があるアナタへ

私は彼に初めて出会った日のことをよく覚えている。

とあるイベント会場で料理を振る舞うためにきていた彼に挨拶をすると、いきなり彼のポケットから七面鳥のフィギュアが出てきたのだ。

「七面鳥って見たことありますか！？」

まるで新しいゲーム機を手に入れた子どものように目をキラキラと輝かせて、いきなりそんなことを言われたもんだから、これまでもこれからも忘れようにも忘れられない。

この「彼」というのが、今回私がどうしても皆さんにご紹介をしたい高知県中土佐町で七面鳥を生産・販売している松下昇平さんだ。

強烈なインパクトで私の目の前に現れた松下さんは、七面鳥愛と七面鳥愛から湧き上がる行動力も強烈です。

もともとトライアスロンの選手として活躍していた松下さんが、七面鳥と運命的な出会いを果たしたのは、現役を引退後。引退してからもトライアスロンを続けていた松下さんが高知県中土佐町に訪れた時、そこで育てられていた七面鳥と出会います。

日本ではあまり馴染みのない七面鳥ですが、実は「高タンパク低カロリー」かつ、鉄分やビタミンも豊富に含まれるアスリートにはピッタリの食べもの。

しかし、日本の七面鳥は年々生産量が減っており、現在七面鳥を育てているのは北海道、石川県、高知県のみ。3道県で育てられている全ての七面鳥を合わせても生産量は3,000羽程度で、七面鳥を食べる文化が根付いているアメリカの飼育数が2億羽であることをみても、その量が極端に少ないことがわかります。（ちなみに、日本で育てられている鶏は1億4,000羽ほど）

この現状を知った松下さんは「産業として残していきたい」と、2年前に高知県中土佐町に移住することを決意し、全く経験のなかった七面鳥の飼育から営業、さらには研究までを一挙に担当。

現在は七面鳥を「アスリートにターキーを」や「私だけの秘密のプロテイン」として売り出し中。5年前までは高知県内に300羽しかいなかった七面鳥を現在700羽にまで増やしています。

そして今回は「松下さんと、松下さんの愛する七面鳥をもっと多くの人に知っていただきたい！」という私の想いのもと、松下さんと一緒に東京でイベントを開催します。

松下さんの惚れ込んだ七面鳥の味はぜひ会場に遊びに来て、自分の舌で味わってみてくださいね。