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LOCAL LETTER

「おせっかいの仕組みをつくる人」を募集します!未経験からはじめる「コミュニティナース」で地域を元気に

MAR. 04

JAPAN

拝啓、みんなの可能性を引き出し、ウェルビーイングなまちづくりに挑戦したいアナタへ

「コミュニティマネージャー」というには、自信がない。
でも、人が好き。おせっかいも好き。

まちの人の「やりたい」や「できる」ことが、地域を元気にすると信じている人。
まちの力を発見し、地域コミュニティの立ち上げに挑戦してみたい人。

そんなアナタに、知ってほしい企業があります。相互扶助の働きかけで地域の健康やウェルビーイングに寄与する、株式会社CNC(以下、CNC)。

地域で実践を担う「コミュニティナース*」の育成と、自治体・企業などと連携したコミュニティナース事業の展開を全国各地で取り組んでいます。

*コミュニティナース…職業や資格ではなく、実践のあり方。「コミュニティナーシング」という看護の実践からヒントを得たコンセプト。

目指すのは、「誰もが誰かの元気を応援できる」世界。

CNCでは今、コミュニティナースという新しい「互助」の在り方を国内外に広めるべく、一緒に挑戦する仲間を募集しています。

おせっかいを引き出し、元気にし合う。社会実装に挑戦中!

「病院で働く中で、病院だけでは解決できない課題にモヤモヤしていました。たとえば、けがや病気に対して、病院へ来る前からできることがあるはず、と」

そう語るのは、CNC執行役員の北垣佑一さんです。

島根県出身の北垣さん。以前は、島根県の西部・浜田市で作業療法士として働いていました。

北垣 佑一(きたがき ゆういち)氏 株式会社CNC 執行役員 / 島根県松江市出身。東京都立大学作業療法学科卒業。大学卒業後、病院での臨床業務に従事した後、コンサルティング会社にて医療機関、介護事業所の経営コンサルティングに携わる。その後、ヘルスケアベンチャーでの経営企画などを経て、2021年よりCNCに所属。
北垣 佑一(きたがき ゆういち)氏 株式会社CNC 執行役員 / 島根県松江市出身。東京都立大学作業療法学科卒業。大学卒業後、病院での臨床業務に従事した後、コンサルティング会社にて医療機関、介護事業所の経営コンサルティングに携わる。その後、ヘルスケアベンチャーでの経営企画などを経て、2021年よりCNCに所属。

モヤモヤを抱える中で偶然、同じような課題感をもって活動する、CNC代表取締役の矢田さんと出会います。ビジョンに共感して、CNCに入社。3年ほどが経ちました。

北垣さん自身もコミュニティナースとして活動しながら、今は事業を全国に広める役割を担当。導入を希望する地域を訪れ、自治体や企業などのパートナーと一緒に、地域実装を進めています。

「元気?」「最近、裏の○○さん見かけんね」「編み物はじめたんだって?」

CNCのはじまりは、矢田さんが島根県雲南市ではじめた活動がきっかけでした。商店街に矢田さんが立ち、道行く人たちに声を掛けていました。

暮らしのそばで健康を応援できるのは、やっぱり家族であり、地域コミュニティ

地域の人たちがお互いの健康を支え合う。そんなコンセプトが世の中に広がるといいな、とはじまった活動なんです」(北垣さん)

その様子がだんだん広がり、全国から看護師さんなどが見学に訪れるように。「自分たちの地域で、コミュニティナースをやりたい」という声が増えていきました。

そこで、コミュニティナースの経験と実践を学び合う講座を開講。受講者がそれぞれの地域で活動できるように伴走支援する中で、事業化が進んでいきました。

これまでの受講者は1,300人を超え、47都道府県すべてで、講座を卒業したコミュニティナースが活動しています。

「コミュニティナースの活動では、予防を医療や専門機関に頼るのではなく、地域のコミュニティで実現することを目指しています」(北垣さん)

テーマは、「人とつながり、まちを元気にする」。

お互いにおせっかいをし合い、元気にし合う。そのつながりをつくるのが、コミュニティナースの役割です」(北垣さん)

「活動にあたって、『共創』するという考え方が大切」と北垣さんは言います。

「僕は最初、『なにか地域にしてあげなきゃ』という発想が強かった。今思うと、すごく失敗だったなと思います。

病院で仕事をしていたので、『なにかサービスをしなきゃ』とか、『自分の知識を使わなきゃ』という気持ちが強かったんです。そういう関係性の築き方をしていました。

でも、うまくいっていない実感があって。先輩たちや矢田さんを見ていると、とても健やかに、軽やかに、可能性を引き出すような関わり方をしていたんです」(北垣さん)

コミュニティナースが生み出す輪は、全国各地で広がっています。
コミュニティナースが生み出す輪は、全国各地で広がっています。

人と人のつながりが多様化する現代。地域の在り方も、変化してきています。

そんな時代の流れの中で、ここ数年、ある変化が。
自治体・企業からの「コミュニティナースを導入したい」という声が増加していると言います。最近は特に「自社のある地域に導入してほしい」という企業からの熱望が多いそう。

2024年に奈良市で開催した「GOOD おせっかい AWARD」。全国から集まる「GOOD おせっかい」の事例を讃え合うことで、おせっかいへの新しいうねりをつくっています。
2024年に奈良市で開催した「GOOD おせっかい AWARD」。全国から集まる「GOOD おせっかい」の事例を讃え合うことで、おせっかいへの新しいうねりをつくっています。

「地域の人たちが交わり、お互いを気にかけて暮らす姿に『あぁ、すべての自治体がコミュニティナースを導入してくれたらいいのに』と素直に思ってしまいました」(株式会社ボーダレス・ジャパン 代表取締役社長 田口氏*)

コミュニティナースは地域サービスを超越し、現代社会が近代化する理由で置いてきた『地域コミュニティ』を復権させる『民間版の社会運動』を実践しているように映った」(株式会社ヘラルボニー代表取締役社長 松田氏*)

コミュニティナースの活動には、ソーシャルビジネスに最前線で取り組む企業からも、共感の声が集まっています。

*株式会社CNC,2023,「Community Nurse Companyがブランドリニューアル。変化する社会のニーズに合わせ、社会実験を推進する決意を表明。「“生きる”を、進化させる。」を新たなミッションに掲げる。」PR TIMES,https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000053430.html

私とアナタ。「願い」を引き出し、「一緒に見たい風景」を描く

活動の軸となる、「可能性」や「願い」を引き出すこと。言葉にするのは簡単でも、形にするのは難しい。

「コミュニティナースを地域に展開するときは、必ずビジョンをつくります。

正解のない地域での実践は、「トライ&エラー」をずっと続けるようなもの。

エラーばかりだと落ち込んでしまう。目指したい風景があると、そこに向けて楽しく、健やかにトライできる。ビジョンが力になる」(北垣さん)

ビジョンをつくる際には、3つのステップが重要になります。
1つ目は、自分の力が湧くことを知ること。

「『好き』を起点にすると、驚くほどアイデアや行動につながります」と北垣さん。

北垣さんが雲南市ではじめて取り組んだ活動も、「好き」なサウナに関連することでした。

「テントサウナを自宅に持っているくらい好きで。『だったら、それをやってみなよ』と言ってもらい、住民の人たちを招いてサウナをしました。

一緒にサウナに入って、地域のことを教えてもらったり、願いを聞かせてもらったり。好きなことが同じ人同士で集まると、打ち解けやすい。願いも自然と出てくるんです」(北垣さん)

2つ目は、そのコミュニティの人たちの願いを知ること。そこで大切にしているのが、課題ではなく、可能性や価値に目を向けることです。

『困っている』といった課題ではなく、やりたいことや強み、大切にしていることを発掘するような関わり方。

これを目指すのは、以前、課題からのアプローチではうまくいかない時期があったから。僕たちが実践を通して、見つけてきたことです。

たとえば、編み物が好きな人に、どうして編み物が『好き』なのかを尋ねました。そのときに拾ったのは、作品を作ることよりも『人に教えながら、みんなで雑談することが好き』というつぶやきでした。

その人にとっては、『編み物を通じて人とつながること』が大切な時間だった。でも、最近はできていないと言う。だったら、『それを一緒にやりましょう』と。このように誰かの大切にしているものを起点にする関わり方をしています」(北垣さん)

願いや可能性を引き出し合い、やりたいことや強みでつながる。目指すのは、そんなコミュニティ。
願いや可能性を引き出し合い、やりたいことや強みでつながる。目指すのは、そんなコミュニティ。

北垣さんたちは、その「願い」を「ウェルビーイングの種」と呼んでいるそうです。

「『種』を引き出して、それを起点に地域の人たちをつなげていくと、もっともっと可能性を引き出すことができる。

ある人の願いが叶うと、そこに巻き込まれた人のつぶやきも生まれます。『私も、こういうことやってみたい』という声が、どんどん広がっていく。

だからこそ、僕たちは苦しみや痛みではなく、強さや願い、ワクワクを見つけて引き出し、励ます。その『種』を見つけることが大切なことだと考えています」(北垣さん)

こうのす共生病院の方たちと一緒に描いた「ビジョン」。みんなで「願い」を出し合って、形づくっていきます。
こうのす共生病院の方たちと一緒に描いた「ビジョン」。みんなで「願い」を出し合って、形づくっていきます。

そして、3つ目が、「自分の力が湧くこと」と、「コミュニティの人たちの願い」の重なりを見つけること。

その重なりはビジョンであり、みんなで「一緒に見たい風景」

「私の見たい風景」でもなく、「みんなが見たい風景」でもない。
私とみんなが一緒に見たい風景」。

「ビジョンがあると、地域の中で行動するときに力が生まれます。見ているだけでワクワクするし、パワーが湧いてくる。

コミュニティの可能性を引き出す。そこにはもちろん、自分もいる。自分と地域、どちらもの可能性を引き出すんです」(北垣さん)

必要なのは「愛と勇気」。アドベンチャーカンパニーへようこそ

今CNCで募集しているのは、コミュニティナースとして活動する人。企業・自治体などのパートナーとともに、地域住民と関係構築しながらつながりを創っていく役割です。

どんな人がフィットするのでしょうか。
CNCのPR・コミュニケーター、藤田奈津子さんに伺いました。

まずは、フットワークの軽い人

「活動で入る地域は、数カ月単位で変わることもあります。立ち上げの時期や準備の進捗によって、予定とは別の地域で突然事業がはじまることも。だから、全国どこにでも行きたい!という、フットワークの軽い方だと嬉しいです」(藤田さん)

次に、好奇心高く、俯瞰して物事を「面白がる」マインド

今の事業のフェーズとしては、「道なき道を切り拓いていく」時期とのこと。
想定外のことが起きたり、正解がないから迷うことも多かったり。

想像していないことがたくさん起こるので、それを楽しめる人がよさそうです。

あとは、起きていることを面白がれたり、興味をもって観察できたり。物事を俯瞰して見るような捉え方ができると、地域に入り込む中で、実現したいビジョンに向けた活動に取り組めるかもしれません。

たとえば、子どもと関わることが好きな人の場合、『子どももひとりの人』としてちょっと引いて見ることもできる一方で、向き合うときは対等に。そんな関わり方のイメージです」(藤田さん)

メンバーの中には、「CNCはアドベンチャーカンパニー」と語る人いるそう。
そんな冒険心あふれるCNCが、一貫して届けているキーワードは「愛と勇気」。

地域の人たちと自分へ向ける、おせっかいの「愛」。
分からないことでも、とにかく挑戦してみる「勇気」。

そんな「愛」と「勇気」に心を掴まれたなら。

地域みんなの願いが形になり、幸せな人があふれる未来をつくる。

壮大な冒険に、アナタも一緒に繰り出しませんか?

「コミュニティナース」求人情報 

【会社名】
株式会社CNC

【募集職種】
コミュニティナース

【雇用形態】
業務委託契約

【給与】
月給20万円〜40万円

【仕事内容】
・各実装拠点に暮らす人たちと一緒に、コミュニティナースを実践する場所や機会をつくる

【勤務地】
募集中の実装拠点
・北海道更別村
・埼玉県小川町
・島根県雲南市
・島根県出雲市

【研修など】
・コミュニティナース育成研修制度あり

【こんな方に仲間に来てほしい 】
・人が好き、おせっかいが好き方
・地域や人の役に立つ仕事に挑戦したい方
・CNCの価値観に共感し、仲間として一緒に歩みたい方

まずは下記採用ページの「エントリーする」より、ご応募ください!
https://cncinc.jp/recruit

Editor's Note

編集後記

コミュニティナースの在り方は、尊いおせっかい。CNCの挑戦に共感する企業からは、こんな想いが寄せられています。健やかで優しいおせっかいが広がった先にある世界は、きっと希望に満ちあふれている。そんな勇気をいただきました。

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