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【農業を体験する】農業はキツくて大変なのか?

DEC. 10

ウクライナ戦争が起きて以降、
世界各地で食料の供給体制が崩れあらゆる食料の価格が上がってきています。

「自分たちの手でしっかりと食料を作っていかなきゃ」
そう考えるようになった方も多いのではないでしょうか?

ただ、いざ農業に挑戦しようと考えても、
「農業はやらないほうがいい」
「全然儲からないし、キツくて大変だよ」

という声をよく耳にします。

本当なのでしょうか?
この記事では、今、農業を取り巻いている状況を詳しく解説し、
農業を始めていくまでにはどのようなステップを踏んでいけば良いのかを紹介していきます。

日本の農業の現状とは?

食料自給率は37%

日本の農業を取り巻く環境は非常に厳しくなってきています。
食料自給率を見てみると、2020年には37%と過去最低を記録しました。
参照記事:日経新聞

戦後直後の1946年時点では食料自給率は88%の水準であったため、
私たちが普段食べている食料の半数以上が海外に依存しているということがわかりますね。

耕作放棄地の増加が続く日本

なぜ食料自給率はここまで下がってしまったのでしょうか。
原因の1つとしてあげられるのは、耕作放棄地の増加問題です。

戦後は高い自給率を誇っていた日本ですが、
働き方の変化・農作物の自由化・少子高齢化など、時代が変化していくにつれ
農業を取り巻く環境は激変していきました。
その中で、つぎつぎと農業の担い手は減っていき、今では45万haという、広さにして京都府くらいの耕作放棄地が存在するようになったのです。

1960年代には1500万人いた農業人口も、今では168万人にまで減少しています。
このまま日本の農業は衰退の一途を辿っていくのでしょうか。

不安になりますよね。でも安心してください。
今、日本の農業のあり方は大きく変わってきているんです。

次世代型農業とは

日本の農業は今どう変わろうとしているのでしょうか。
一番大きく変わってきていること。
それは農業に対する価値観です。

今まで農業といえば、「キツくて大変な仕事」というイメージが強くありました。
地道な仕事や力作業などが中心であったためです。

しかし、今、もっと農業を「楽で面白いものにしていこう」という取り組みが各地で行われてきています。
楽で面白い農業であれば、多くの人が農業をやり始めてくれそうですよね。
こうした価値観を持った農業のあり方は「次世代型農業」と呼ばれており、今後の日本の農業の指針となってきています。

例えば、The CAMPusという会社では、
農業の知識や情報などをwebマガジンで発信しながら、多くの農家を集めてオンラインコミュニティを作っています。
ここでは様々な新しい情報やアイデアを共有することができるので、農家同士の本質的な相互発展が期待できるんです。

また、埼玉県深谷市では、
農業を核とした産業のブランディングをしようと、町全体を「ベジタブルテーマパーク」に見立てたコンテンツづくりを進めています。
地域内でお金を回すしくみとして「深谷市地域通貨negi(ネギー)」を開発したりなど、
農業をどうやったら盛り上げられるのかを町全体で考えています。

その他にも、各地域で様々な取り組みが行なわれていますが、
インターネットや地域通貨など比較的新しい生活様式の登場が大きく影響してきているといえます。

また、近年ではテクノロジーの発展により機械化が進んできたことで、
スマート農業が広まってきています。
ロボットによる自動操縦技術や、農作物の自動管理体制が向上してきたことで、農家の負担をかなり減らすことが可能になってきているんです。

「楽で面白いと思えるような農業」へと時代は確実に動いてきていますから、
今は農業を始めていくのに絶好の機会だといえます。

農業を始めていくまでのステップ

では、どのようなステップを踏んで農業を始めていけば良いのでしょうか。
ここからは、
農業を始めていくまでの流れを3つのステップに分けてご紹介します。

①農業体験オンラインコミュニティで農業を身近にする。

まずは、先ほど紹介したオンラインコミュニティなどを利用して
農業そのものを身近なものにするところから始めていきましょう。

The CAMPusではwebマガジンの配信の他にオンラインスクールなども開講しています。
農業の知識や最新情報を知っていけることはもちろん、同じ志を持った人とつながりを持つことができるので、農業を始めていく上では大きなアドバンテージとなります。

②農業体験ツアーに参加する。

農業についての知識が身についてきたら、
いちご狩りやブドウ狩りなどのツアーに参加していきましょう。
お子さんと一緒に楽しめる体験プログラムが見つかると良いですね。
農業をしっかりと楽しみ、前向きな体験をお子さんと一緒にしていってください。

じゃらんなどでは、手軽に農業体験できる様々なプログラムが組まれています。
少しづつ段階を踏みながら農業を体験していくことが大切です。

③本格的な農業体験に応募する。

農業に対しての理解が十分深まってきたら、本格的な農業体験へと移っていきましょう。
農家のおしごとナビのサイトでは、
比較的本格的な農業体験ができるプログラムが組まれています。

今までオンラインコミュニティなどで、
知識を身に着けてきたり計画を練ってきたりしたのであれば、
有意義な農業体験とすることができるはずです。

自分の実現させたい生活をしっかりとイメージしながら、
農業を始めていくために必要な経験を積んでいってくださいね!

多様化する次世代型農業

近年はインターネットやSNSの普及によって、
農業のあり方や働き方は大きく変わってきています。

どういった農業の形が正解かなどは存在しません。
様々な知識や情報を仕入れながら、多様な価値観のもと新たな農業を作っていく段階にきているといえます。

ぜひ、あなたらしい農業との付き合い方を見つけて実現させていってください。
それが、日本の農業にとっても大きな前進となっていきます。

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