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LOCAL LETTER

【人材募集】“おはぎ” で地域を元気にしたい!価値あるものに光を当て、次世代に繋ぐ、雪国の小さな「おはぎ屋」さん

AUG. 11

拝啓、地域で愛されてきた食材を活かして、地域を元気にしたいアナタへ

※本記事は「だれでも送れるレター」の企画を通じて、読者の皆さまから投稿いただいた記事となります。

「雪国だから実現できる豊かな暮らしのデザイン」をテーマに、山形県真室川町の元地域おこし協力隊員の二人が立ち上げた、町づくり会社『一般社団法人雪と暮らし舎』

デザイン事業や、行政機関からの委託を受けて行う移住や定住を推進する事業を行っているほか、地域の食資源や木質バイオマスを活かしたビジネス創出にチャレンジしています。

そんな町づくり会社が今、開業を目前に控え準備に奮闘しているのが、地元で古くから伝わってきた食材を使った「おはぎ屋」

「地域で古くから愛される食材を今に伝え、次世代に繋ぐ」そんな思いに共感してくれる、立ち上げメンバーを募集します。

価値あるものに光を当て、次世代に残していく。地元で愛されてきた食材を活かす「おはぎ屋」の挑戦。

2022年の8月中旬の開業を目指し、準備を進めている「おはぎ屋」。
販売するおはぎに使用しようとしているのは、真室川町内でとれる、インゲン豆や大豆、沢胡桃(サワグルミ)など、地元で長く愛されてきた食材です。

真室川町内には農家が、代々種を守り伝えてきた “伝承野菜” が17種類残っていますが、いずれも農家が自家用に作ってきたものであったため、生産量も多くありません。それだけでなく、ライフスタイルが変化していくなかで、自給自足目的の栽培だけでは持続可能性が低下する恐れも。

また、沢胡桃は郷土料理にも使われてきた貴重な食材。彼岸の頃に、木から落ちた胡桃を拾い、果実を腐らせて落とし、殻を天日に干して保存し、料理をする際に乾煎りしてから殻を割り、クルミを掻き出して利用しています。古くから保存食として親しまれてきましたが、調理するまでに手間ひまがかかるからこそ、こうした知恵や文化の次世代への伝承も危機的な状況なのです。

とはいえ、ライフスタイルが変化していく中でも、こうした「雪国の暮らし文化」がまだまだ暮らしの中で息づいているのが、真室川の特徴。残っているうちに価値あるものとして光を当て、次世代に残していくための手段として、私たちは「おはぎ屋」の運営にチャレンジしています。

菓子製造や料理に詳しいメンバーを募集。目指すのは、生産者さんと手を取りながら互いにベストな運営のカタチ。

現在「おはぎ屋」の立ち上げを担っているのは、グラフィックデザイナーで、元地域おこし協力隊員という、お菓子の製造とは全く異なるキャリアを持つ女性。空き家を菓子製造の工房にリノベーションし、現在は商品開発のために、日々試作を繰り返しています。

地元のお料理名人で “おはぎの師匠” のおばあちゃんとの試作風景。

現在は、町の洋菓子店のパティシエに助言をもらいながら悪戦苦闘をしていますが、菓子製造や料理に詳しい方にきてもらい、一緒に挑戦したいと思っています。

また、生産量の少ない原材料を用いるため、生産者に生産拡大をお願いしながらの事業展開。立ち上げ期は「限定販売」でビジネスモデルを構築しながら、原材料の生産供給力と使用量のベストマッチを探っていきたいと考えています。

自社の仲間だけでなく、生産者さんとも手を取りながら、一緒に「おはぎ」をつくっていくのが、私たちが目指す「おはぎ屋」のカタチです。

関わる全ての人が「仕事と暮らしのバランス」を適正に保てるように。安心と持続性が大切にしたいキーワード。

「おはぎ屋」では、伝承豆の美味しさを発信するために「素材の味をシンプルに味わえるようなレシピ」をつくりたいと考えています。また、生産者が持続的に生産活動を行えるよう、適正な価格での仕入れも徹底したいと考えています。

「おはぎ屋」が目指すのは、地域の生産者が安心して伝承野菜を栽培できるようになるための手段、そして、伝承野菜や雪国のライフスタイルを次世代に受け渡すための手段として機能していくこと。売り上げを確保することはとても大切ですが、過度な売り上げは求めず、仕事と暮らしのバランスをとりながら、理想の暮らしを実現することを目指していきたいと思っています。

この場所をキッカケに夢を叶えてほしい。チャレンジしがいのある地域を目指して、挑戦したい。

これから仲間になってくださる方が将来、「おはぎ屋」の店長として事業を引っ張っていってくれたり、はたまた自分の理想のお店を作りたいと独立していったり、ここをステップの一つとして夢を叶えていってくれたら、最高だなと思っています。

そんなチャレンジしがいのある会社、そしてチャレンジしがいのある地域を目指していきたいです!

<この記事を投稿してくれた人>
一般社団法人雪と暮らし舎  理事
梶村 勢至 さん

町づくり会社「一般社団法人雪と暮らし舎」理事。1975年 滋賀県生まれ。2015年 真室川町に移住し、地域おこし協力隊着任。2018年より2022年3月まで真室川町の移住定住推進員。2022年2月に設立した「雪と暮らし舎」では、町や県から委託を受けて行う移住定住推進事業を担当。釣りや雪板に登山など山形の自然や四季を満喫している。

「おはぎ」というシンプルだからこそ奥深く、素材の味が生きるお菓子を通じて、地元で愛されてきた食材に光を当て、次世代につないでいこうと奮闘する「おはぎ屋」さん。

2022年の8月中旬の開業を目指し、絶賛準備に奮闘中のこの場所で、地域の未来はもちろん、自分自身の夢への一歩もつくることができるかも。

興味がある!という方はぜひ、お気軽に問い合わせてみてくださいね。

Information

「だれでも送れる LOCAL LETTER 」 第二弾は8月下旬〜9月上旬より募集開始予定!

誰もが公式メディアのライターに。「だれでも送れる、LOCAL LETTER」。

アナタ自身が綴ったお手紙をベースに、LOCAL LETTERが読者へお手紙を届けます。

企業の活動やサービス、イベント情報などなど、PRしたいけど、なかなかできていないこと。すでにPRできているけど、もっと届けたい情報。ぜひ、LOCAL LETTER を通じて広げていきませんか?

ご好評いただいた募集第一弾で集まったお手紙は、7月〜9月の間に読者の皆さまへお届け予定。

また、募集第二弾は8月下旬〜9月上旬をめどに開始予定となります。まちの人・モノ・コトの魅力を発信したいアナタ、ぜひご応募してみてくださいね。

だれでも送れる LOCAL LETTER の詳細はこちら
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