Iwaki, FUKUSHIMA
福島県いわき市
「みかん」と言ったら、寒い冬にこたつの中で食べるもの。
そんなイメージはまだまだ私たちの中に根強くあるのではないでしょうか?日本人にとって昔から馴染みのある「みかん」ですが、その効果にはまだ謎が残っています。
中でも大きな効果を発揮しているのが風評被害に対して。さらにみかんの有機肥料を使用することで風評被害を軽減できるだけでなく、野菜の味も濃く美味しくなります。
みかん野菜の始まりは、実家で育てていたチンゲン菜をより美味しくできないかと試行錯誤をしていた西川さんがみかんの有機肥料の可能性に出会ったこと。みかんの有機肥料で栽培するにあたり、某大手種苗メーカーの農場に自らみかんの有機肥料を持って行き、味の変化を自らが確認しながら改良を重ねていきました。
現在では、千葉県を中心にした関東圏と福島県や山梨県にある農家さん13名がみかんの肥料を使用したみかん野菜を作っており、日々情報交換をしたり、お客様の声を聞き、品質改善を行っています。
そして今回新たにみかんの有機肥料を使って作るお米、名付けて「みかん米」の栽培に挑戦しようとクラウドファンディングを立ち上げています。みかん米の栽培に成功したら、この栽培方法を福島県をはじめとする風評被害に悩んでいる地域へ広げていくとのこと。
福島第一原発の事故が起こってからもう7年以上が経過していますが、福島県の生産者たちは、今でも風評被害に苦しんでいる状態です。福島県産の食材は徹底した安全管理のもと出荷されるようになっていますが、7年たった今でも福島県産に対するイメージが生産者たちを苦しめ、安く「買い叩かれる」ことも固定化しつつあります。この状況に立ち上がった「みかん米プロジェクト」。ぜひ詳細ページも覗いてみてください。
\みかん米の詳細はこちら/
KOHEI TAKENOUCHI
竹之内 康平