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地域おこし協力隊!後悔しないための自分の任務の見つけ方

DEC. 12

拝啓、地方のため貢献したいけれど一歩踏みだす勇気が持てないアナタへ

平成21年度から始まった『地域おこし協力隊』。

その制度は、地方自治体から経済的・人的支援を受け、自分で決めた新天地で働きながら自分の働き方、生き方をデザインすることが可能です。そのため開始時は全国で89人の隊員数だったのにも関わらず令和3年度は日本全国の自治代で6,015人もの地域協力隊が活動しています。政府も令和8年度までに地域おこし協力隊の人数を10,000人に増やすという目標を掲げています。(参照:総務省HP

このように、自分の仕事や暮らしを設計する上でとても有益だと感じられる地域おこし協力隊制度ですが、いくら魅力的だと感じていたとしても、「後悔をしないためには、どうやって着任先を決めればいいのかわからない」と決めかねている方も多いはず。

場所はどこにする?任務内容はなにがいい?期間終了後にどうする?そもそも期間終了後にきちんと暮らしていける収入は得られるの?など、決めなければいけないこと、考えなければいけないことが本当にたくさんあるからこそ、どうすれば自分にあった後悔しない任務が見つけられるのか。

それは
「長く丁寧に記載された先輩隊員のインタビュー記事を数多く読むこと」
「地域おこし協力隊のイベントに参加すること」です。

応募者の数が増え世間の関心が高まっている地域おこし協力隊制度。

改めてそのメリット・デメリットを確認してから、自分に合った候補地・任務の見つけ方を見ていきましょう。

地域おこし協力隊のメリット

生活費の心配をすることなく、自分の将来を手探りで探がせる

活動期間についてはそれぞれの地方公共団体によって概ね1年以上3年以下と異なるため、確認は必要ですが、隊員1人あたり年間480万円※1を上限に交付を受けながら活動できるという一定の決まりがあります。

(※1 280万円を上限とする「報償費」、200万円を上限とする「活動費」があります。令和2年に「地域おこし協力隊の制度」が変更されましたが、自治体によっては改正前の制度を支給しているところもあるため、事前に確認が必要です。)

もちろん地域おこし協力隊ではなく、「いきなり起業!」「いきなり移住!」という選択肢もあるかと思いますが、地域おこし協力隊制度を活用することで、収入の心配をせず擬似体験ができるのは、とてもありがたいシステムですね!

自分の才能や能力を活かした仕事ができる制度!

地域おこし協力隊の仕事は自分の才能や能力を活かした活動をしながら理想とする暮らしや生きがいを発見できます。

さらには行政ではできなかった柔軟な地域おこし策や、住民が増えることにより地域が活性化されるという利点があります。

自分の能力を仕事で発揮することで、地域もの活性化も目指す制度です。

地域おこし協力隊のデメリット

各行政によって温度差がある

地域おこし協力隊の制度が発足して13年。たくさんのメリットを生み出している制度ではあるものの、自治体によっては取り組みに対する温度差があり、残念ながらすべてがうまく機能しているというわけではありません。

自治体のサポートが十分に受けられるだろうと思い移住してきたものの、行政職員がほとんど関与していない場合もあり、それどころか行政職員自身が地域に溶け込んでいない場合すらあります。サポートが十分に受けることができないとなれば、当然活動を実現することの難易度は、飛躍的に上がってしまいます。

やっぱり将来への不安はぬぐえない

在任中は充実した仕事に巡り合えたとしても、やはり期間終了後の不安を拭うのは難しいと感じる方もいるかもしれません。

任期満了後は、起業をしたいと考えている人も、地域で就業を選びたいと考えている人も、大切になってくる地域の人的ネットワークの構築や地域における情報収集。これらの準備を怠ってしまうと、任期後に何も残らないまま3年間が過ぎてしまうという結果になることも考えられます。

地域おこし協力隊としての自分の任務の見つけ方

メリットだけではなく当然デメリットもある地域おこし協力隊制度です。

自分にとって居心地の良い土地、マッチした任務を見つける最大の近道は先輩隊員に聞くこと!なかなか現地に赴くことができないという方であれば、簡単なレビューや成功体験記事ではなく、丁寧に書かれた先輩隊員のインタビュー記事を閲覧することで実情を知ることができます。実際に活動している人でなければ分からないことや、感じられない事は多々あるはずです。

前例を記してくれている人がいるのならば、その経験や知見を活用しない手はありません。多くの自治体では、地域おこし協力隊のインタビュー記事が掲載されていたり、地域おこし協力隊のブログがあるところも。気になる地域がある方は是非確認してみてください。

イベントに出て、その土地との相性を確認しましょう

先ほども記載をしましたが、各自治体では地域おこし協力隊募集のため、体験イベントを実施しているところも多くあります。その土地がどんな場所で、どんな人たちが住んでいるのか。自分の目で見て感じることはとても重要です。

中にはオンライイベントを活用して、先輩協力隊の話を聞かせてくれるものもあります。何かを決断するとき、WEBのテキスト情報、画像情報だけでは伝わってこなくとも、参加者の方から伝わる町や村の空気感はあるはずです。

まとめ

地域おこし協力隊のメリット、デメリット、そして決断するときに大切なポイントをみてきました。WEBで先輩隊員のインタビュー記事を数多く閲覧することや、イベントに出席することの手間に躊躇してしまう部分もあるかもしれません。

しかしその方法で、未来の自分が幸せに暮らしていける可能性が高くなるのであれば、やってみて損はないはずです。ぜひ挑戦してみましょう。

自分の心の琴線に触れる「なにか」を見つけ、新天地で地域の担い手としてしっかりと根を張る。

そしてその場所での生活が、自分らしく紡げる毎日となることを祈っています!

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