JAPAN
全国
多様な働き方などを背景に、コワーキングスペースなどの「場づくり」「コミュニティづくり」という領域が近年広がりをみせています。しかし、こうした場の設計は時に曖昧になりやすく、持続性や地域へのインパクトに関して課題感を抱えるコミュニティマネージャーの声も少なくありません。
「コワーキングスペースでコミュニティづくりに関わっているけど、独学なので不安」
「まちづくりの一環として、地域に根付いた場をつくっていく方法を具体的に学びたい」
「地域おこし協力隊として、人と人が集まる場づくりをしているけれど相談相手がいない」
こうした課題を解決すべく、この夏から【コミュニティマネジメント講座】を開講します。
地域の特色を生かしつつ場を設計し、人々の「想い」を繋げ、広げていく場をつくる。そうした力を身につけるための講座。経営視点・現場視点の双方を理論から学び、円滑なコミュニティ運営のリアルな実践知を獲得するチャンスです。
コミュニティを進化させ続けている講師の方々とともに、特別なカリキュラムをご用意しました。
コンセプトメイキングから空間や体験設計、施設管理、イベントや共創の設計まで。場づくりに関わる全ての工程を講義を通して読み解いていきます。
その知見を届けてくれるのは、立ち上げから運営まで自ら経験し、今なお実践を続ける起業家や、日々現場でより良い場づくりに取り組むコミュニティ運営者の方々。
今回の講座では、
①コミュニティの経営ノウハウを学ぶ「コミュニティデザインコース」
②人との関係性の育み方を学ぶ「コミュニティマネジメントコース」
の2コースをご用意しました。コースを分けることで、受講者がより学びを深めたい分野へのコミットメントを高めます。
「でも、コミュニティデザインもマネジメントも両方学びたい…!」
そんな方もご安心ください。どちらのコースを選択しても、もう一方の講座をアーカイブで視聴することができるので、両方の視点を余すことなく学ぶことができます。
超実践コースを選択された方は、長野県にある「森のオフィス」もしくは、東京都にある「+NARU NIHONBASHI」のどちらかの施設を選択し、講師陣の現場を視察に行きます。地域に根づき、人とともに育つコミュニティの解像度を高めていきましょう。
また現地視察のほか、講師との壁打ち、現場で実務を経験するインターンシップの機会もご用意。実際の現場で柔軟に対応する適応力・対人影響力・実務経験を得ることができます。
インターンシップの候補先としては、3箇所ご用意しています。
①好奇心で動き出すオープンスペース「+NARU NIHONBASHI」、②サステナブルな環境を目指すコワーキングスペース「森のオフィス」、③地域×人づくりを土台に活動を続ける株式会社WHEREのオンラインコミュニティ「ACADEMY Community」。
現役でコミュニティを運営する講師達の元で、現場でのリアルな経験が積める。このインターンシップ制度が盛り込まれているのは、本講座の大きな特色です。
プログラム終了後も各種講座の垣根を越えて、卒業生コミュニティで活動のシェア・学び合いが継続しています。
また、卒業後のキャリアサポートもご用意。WHEREやその他パートナー企業から、有償での発注につながる場合もございます。また希望者には、起業家や先輩実践者からメンタリングを受けられる「ACADEMY MEMBERSHIP」へご招待します。
「困ったときに相談する人がいない」「ローカルでのキャリアのロールモデルが見当たらない」「活動を続けたいけど収入をどうつくったら良いか分からない」
こうした悩みに寄り添う、講座卒業後の場にもご期待ください。
2015年12月にオープンした「富士見 森のオフィス」。個室型オフィス・コワーキングスペース・会議室・食堂を備えた複合施設。日本で初めて「ゼロ・ウェイスト認証」を取得した、環境にやさしい交流拠点です。設立わずか5年で森のオフィスの会員登録者数は900名を超えました。
2020年からは、働く場所から自然環境に対して責任ある意識と行動を広めるプロジェクト「GREEN COMMUNITY」を開始。ゴミやエネルギー消費の削減、資源の有効活用など、環境負荷を抑えたオフィス運用に取り組んでいます。
1泊2日の宿泊型研修プログラム「GREEN COMMUNITY研修プログラム」も提供。都内大手企業をはじめ、さまざまな企業が研修に参加し、自社のワークスペースやコワーキングスペースをよりサステナブルな環境へと改善する機会を提供しています。
長野県富士見町は、八ヶ岳の麓にある標高1,000mに位置する高原のまち。夏はマウンテンバイクやトレッキング、冬はスキーやスノーボードなど山岳スポーツを楽しむエリアとして年間を通して賑わいをみせています。
昼夜の寒暖差が大きい高原の気候、八ヶ岳の綺麗な水と空気により高原野菜にも恵まれています。古くは縄文時代にまで遡る文化遺産もあり、日本の三大奇祭のひとつであり1200年以上受け継がれる伝統文化「御柱祭」が盛んなまちとしても有名です。
「+NARU NIHONBASHI」は、2023年に日本橋に誕生したオープンスペース。利用者同士のコミュニケーションを育み、利用者の好奇心を動かすことで、「日本橋で働く人・暮らす人・訪れる人をつなぎ、自分らしい探求と活動を生み出す」ことを目指しています。
であう(人・物・事を新発見)、みがく(好きを技に変化させよう)、ほる(どんどん深掘り、突き進め)、ためす(気軽に誰かにおひろめ)の4つのイベントテーマに沿って、人のつながりや発見を生みだすイベントやプロジェクトをつくり続けています。
+NARU NIHONBASHIを運用する「株式会社Goldilocks」は、関係工学で人と人のつながりをつくるソーシャルキャピタルカンパニー。半径100mの人と人をつなぐことで、生き方の選択肢を増やすことを目指しています。
位置するのは、江戸時代に城下町として栄えた日本橋。水運にも恵まれ多種多様な物質が流通し、五街道の起点となったことで全国各地から商人や職人が集まる地域となりました。
全国から集まった人・もの・ことの交流によって、新たな産業や文化を生み出したイノベーティブなまち。江戸時代の頃のように、気軽に身軽に何かを探求・挑戦してもらえたらという願いが+NARU NIHONBASHIに込められています。
※インターンの日程は変更となる可能性がございます。
講座の雰囲気を感じてみたい方に向け、「無料の特別公開講義」を2回予定しています。
7/23(火)特別公開講義①では、本講座の講師陣をお招きし、講師の活動や連携地域のご紹介。「個人と地域が豊かになる場づくり」をテーマに実践者3名が語り合います。
8/7(水)特別公開講義②のテーマは「“生きる”を進化させるコミュニティの価値とは!?」。コミュニティナース事業を提供している株式会社CNCの北川氏を迎え、コミュニティがなぜ必要なのか?、コミュニティの価値とはなにか、深掘りしていきます。
※体験会はいずれも同様の内容となります。ご都合の良い日時にご参加ください。
▪️所要時間
・体験会:60分(講座説明30分、質問30分程度)
・特別公開講義:120分(特別講義60分、講座説明30分、質問30分程度)
※特別公開講義は講座検討者に向けておこなう講義となります。講義の内容、講師陣の活動など知りたい方はぜひご参加ください
Information
ショート動画に特化した、
「ローカルSNSメディア講座」第1期生の募集を開始します。
リサーチ・企画・設計・コンテンツ制作・メディアの改善方法までを網羅。「地域の魅力を発掘&発信できる人材」になる為の超実践型プログラムです。さあ、地域に変化を起こす発信者へ。
<こんな人にオススメ!>
・好きな地域の魅力をもっと多くの人に届けたい
・仕事で発信に関わってはいるけど、1から自分でやったことはない
・地域おこし協力隊で情報発信の機会は多いけど、どうやったらいいか分からない
・独学で情報発信をしていて仲間と学びを深めたい
まずは体験会・特別公開講義へ!
詳細・お申し込みはこちら
Editor's Note
自分にとって「誰とやるか」「何をやるか」「誰を応援するか」。行動の原動力となるのに、そのコミュニティの「想い」を感じ共感することは大事な要素でした。コミュニティはまさに「想いを寄せ合う場」だと感じています。その「場」をつくる為の講座...!控えめに言って、めちゃくちゃ興味あるんだよなぁ。
MISHIRI MATSUMOTO
松元みしり