Ogaki, GIFU
岐阜県大垣市
2016年に大ヒットしたアニメ「聲の形」を覚えている方は多いのではないでしょうか?「聲」という珍しい漢字にも話題が集まりました。「聲の形」のモデル地は、岐阜県大垣市。大垣市は「聲の形」をきっかけに記録的な交流人口を記録しています。
そしてこの度、岐阜県大垣市は、市制100周年を記念して、自らアニメーション「おあむ物語 その夏、わたしが知ったこと」を作成しました。(詳しくはこちら)近年、独自のプロモーション動画を作成する自治体が多い中で、アニメーションを作成している自治体は珍しく、聲の形を制作した株式会社ポニーキャニオンが今回の制作も手がけていることから、その注目は一気に高まってきています。
物語は、安土桃山時代に起こった「関ヶ原の戦い」で使用する火縄銃に詰める鉛玉を、大きな窯の前で汗を流しながら一つ一つ手作業で作っていく少女「おあむ」の姿から始まります。
大垣市の人気体験「たらい舟」を通じて、戦争中の少女「おあむ」と、現代を生きる少女「あん」の想いを行き来していく9分ほどの物語にあなたも思わずのめり込んでいくこと間違いなしですよ。
大垣市は、昔から松尾芭蕉「奥の細道」むすびの地や、大垣城が有名で、市も歴史に纏わるPR活動に力を入れていました。そんな中、2016年に公開・大ヒットを記録した「聲の形」のモデル地として、聖地巡りをする観光客が増えたことをきっかけに、アニメーションを取り入れた地域PRにも力を入れています。
おあむ物語公開後は、大垣市へ「おあむ物語は聲の形のスピンオフ?」というお問い合わせや「これは今後も作っていくのか?」など様々な反響が寄せられているとのこと。
また、動画とパンフレットを見られた方の中には「ある疑問」を抱いた方がいらっしゃるかもしれません。
お気づきでしょうか? 物語の中では中心人物として登場していた主人公「あん」の姿がパンフレトには見当たりません。ここには、大垣市のとあるサプライズがあるそう。このサプライズは、2018年9月頃の大垣市制100周年記念事業で公開されるとのことなので、ぜひ楽しみに待っていてくださいね。
KOHEI TAKENOUCHI
竹之内 康平