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LOCAL LETTER

お花の力を信じて。忙しい毎日だからこそお花を取り入れてみませんか?

MAY. 04

前略、「忙しい、毎日があっという間に過ぎていく」が口癖になっているあなたへ

“お花には見たり触れると心がポジティブになったり、気分が晴れたりする力があると信じていて。悲しいとき、例えばお葬式でもお花を飾ったりするけれど、それもマイナスではなく慰めの意味だったりするんですよね。

自分の手から生まれた花束が求められてくれた人に渡して、笑顔になったり涙を流してくれたり、そういったお客さんの表情を見るのがとても嬉しいんです。”

そう話す飯田さん(CRAZY WEDDING ART DIRECTOR)が昨年から始めた、街中でお花を渡す取り組みをご紹介します。

昨年はハロウィンとクリスマスに、心斎橋とアメリカ村で行いました。そして今年は5月13日の母の日に実施されます。

毎回テーマを設けており、ハロウィンは「花束はペンよりも剣よりも強し」、クリスマスは街中で花束を持っている男性を増やしたいとテーマを「不器用でもいいんです」「お花が語ってくれます」にし、Instagramで発信しました。

https://www.instagram.com/p/Ba2tEy7A6SV/?hl=ja&taken-by=iida.satoshihttps://www.instagram.com/p/BdRB2W6AcFe/?hl=ja&taken-by=iida.satoshi

“もちろんこういうことをするのは初めてで前例も知らなかったので、成功するかどうか不安でした。ただ自分が信じているお花の力をもっと信じたいという想いが強かったですね。”

飯田さんは8年間フロリストとして働き、2015年1月から現在務めているCRAZYに転職、大阪支社の立ち上げを経験し、現在はアートディレクターとして働いています。お客さまとパートナーであるお花屋さんの間に立つという形で、フロリストとは違う役割の仕事をされています。

https://www.instagram.com/p/BfUqFKKgWvQ/?hl=ja&taken-by=iida.satoshi

飯田さんがCRAZYに転職したのは、より素晴らしいフロリストになるため。自分の店舗やチームをさらによくしていくために何が必要かと考え、この選択をされたそう。

「やりがいを感じていたし楽しく働いていたのですが、仕事が溢れていた部署だったということもあり、30時間お花を指し続けていると、周りにはやめる人も疲弊していく人もいて。そんな負の連鎖を生んでいく中でよりより高みのクリエイティブを求めるために転職を決意しました」

この取り組みはそんな本業の傍ら、飯田さんとカメラマンのふたりでボランティアとしてやっています。そして仕事も多忙だと話す飯田さんがそれでもこの取り組みを続けている理由のひとつは、転職をしてからお花に触れることがなくなってしまったこと。

そして、もうひとつは会社で背中を見せたいと思うようになったことだと話します。仕事柄忙しくしなりがちで、飯田さんにとってのお花のような自分のや好きなことを流してしまう人が多いそう。社内での歴が長くなってきたからこそ自分がそのお手本になり、好きなことややりたいことを行動に移す人を増やしたいといいます。

 

ヨーロッパではお花が文化の中で根付いており、街中でお花を触ったり手に持ったりという光景をよく見かけますが、日本でそういった文化はまだ根付いていません。

 

“お花を持っていることは、幸せなことやハッピーなことがあるという意味。なので、これからもお花を持っている人が街に溢れるように、この取り組みをやっていきたいと思っています。今後は東京やそのほかの地域に広げて、地方創生や街の活性化などにつなげていきたいですね。”

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