だれでもレター
※本記事は「だれでも送れるレター」の企画を通じて、読者の皆様から投稿いただいた記事となります。
生活の選択肢として、一般的になりつつある「シェアハウス」。
住むだけでなく、人との交流を楽しめる住まいとして注目を集めている中で、「どういった基準で選べばいいかわからない」という声も多いはず!
そんなアナタに、人口300人の集落にある「50人以上の人々の想いが詰まったシェアハウス」という選択はいかがでしょうか?
今回お手紙を頂いたのは、2022年5月に岡山県真庭市に着任した地域おこし協力隊の酒井悠さん。同じく真庭市でシェアハウスの運営をされている藤田亮太さんの活動に感銘を受け、「藤田さんの活動を是非知ってもらいたい!」と、ご応募いただきました。
古民家からシェアハウスへと生まれ変わった「シェアハウス・いとくる」。酒井さんが届けたい、藤田さんの想いとはーー。
私(酒井)が岡山県真庭市に地域おこし協力隊として就任したのが、2022年5月。真庭市の方々と密にかかわる中で、『シェアハウス・いとくる(以下、いとくる)』のオーナー・藤田亮太さんと出会いました。
いとくるがある真庭市余野(よの)は、真庭市の最東端にある人口300人の集落。山に囲まれた地域のため、自然が近く、四季を深く感じることができます。
元古民家であるいとくるは、地元の高校生たちや知り合いの方など約50人以上の方に改修協力を依頼。木材の運搬から床や天井の剥ぎ取りといった大がかりな作業を通じて、約2年がかりでシェアハウスに生まれ変わりました。
私(酒井)も微力ながらお手伝いをしましたが、いとくるの立ち上がりはさながら『DASH村』のよう。地域の方々の知恵や助けがあって今があるのだと実感することができます。
2022年の春から、無事シェアハウスとして稼働しているいとくるの目下の課題は、入居者集め。定員は3人ですが、現在部屋が一つ開いているのだそう。
「確かに、都会の生活と比べれば断然不便。ですが、それを上回る人のあたたかさや、四季を身近に感じることができる環境がここにはあります」と藤田さんは話します。
現在入居されているのは、市内の企業で働く50代の男性と20代の大学生。お二人は『シェアハウス最初の住人』という人生で滅多に語れない体験をしている真っ最中です。
藤田さんが大事にしているのは「地域との関わりを、よりたくさんの人に味わってもらいたい」という想い。そのため、シェアハウスを利用していただく方には長期入居だけでなく、数ヶ月といった短期間での利用も大歓迎なのだとか。
シェアハウスの名前になっている『いとくる』も、「運命の糸をたぐり寄せ人の縁が繋がる場所であってほしい、地域にある資源を有効活用し人と人との繋がりが生まれる『交差点』や『通過点』になってほしい」という願いも込められているそうです。
シェアハウスから旅立つ人たちが、また無数の糸を垂らしていく。そんな連鎖が続くような人生のキッカケが作られる場所の中心には常に藤田さんがいます。
現地に行くことが難しくても、地域の方のあたたかさや藤田さんの人柄がわかる内容になっていますので、ご興味のある方は藤田さんのTwitterに連絡してみてくださいね!
<この記事を投稿してくれた人>
岡山県真庭市 / 地域おこし協力隊
酒井 悠さん
シェアハウスの活動を知ってほしい、という想いから届けられた酒井悠さんからのお手紙。
「都会暮らしに疲れた」、「自然を思う存分満喫したい」、「50人分の想いがこもったお手製のお家に住んでみたい」などなど、『シェアハウス・いとくる』に興味を持った方は、是非HPを覗いてみてください!
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