HIROSHIMA
広島
※本記事は「だれでも送れる、LOCAL LETTER」を通じて、読者の皆様から投稿いただいた記事となります。
少し形が異なるというだけで捨てられてしまう農作物。
まだ使い道があるのに加工過程で処分されてしまう食材。
生活が便利で豊かなものとなった代わりに解決されないまま見過ごされている食品や食材の廃棄が日本各地に存在しています。
そこで、ロスを無くす新しい発想で、持続可能な一次産業を促進する「LOSSNAX(ロスナックス)」というブランドが誕生したのをご存じでしょうか。
今回LOSSNAXが発売したのは、広島県大崎上島で大切に育てられた希少な「オーガニックオリーブ」 のちからに着目した大人女性のためのプレミアムオリーブサプリメント「OLIBIO(オリビオ)」。大人女性に嬉しい健康と美容の成分が豊富に含有されており、年齢に負けないからだづくりをサポートしヘルシーな美しさをキープするのに役立つという。
OLIBIOが生まれた背景やその魅力、どのように社会貢献に繋がるのかに迫ります。
そもそもLOSSNAXは、様々な活動を通じて「ロスをなくす」という想いで食材の新たな価値創造を行っているブランドです。品質基準から外れた食材で新しい食品を開発するなど、生産者の方の課題を拾い上げ、解決方法の企画から販売までを伴走し地方の農家の所得安定の貢献を目指しているのだそう。
そしてOLIBIOが生まれた舞台は広島県大崎上島。大きくないこの島で育てられるオリーブは年間約1,000kg。オリーブオイルになるのはこのうちのたった100kg。残りの900kgの果皮は食用にはされず廃棄されています。
ですがこれらにも様々な栄養素が豊富に含まれています。農薬を使用せず有機栽培でつくられたオリーブだからこそ、安心して果皮まで余すことなく食すことができるのです。しかし劣化が早く加工が難しいため、惜しみながらも廃棄物や肥料として処分せざるを得ないことが⾧年の課題でした。
様々な情報収集や議論を行う中で、素材の粉末化技術に優れたユーグレナ社と提携。実験を 重ね、搾取後の新鮮な状態のオリーブ果皮を急速冷凍することで、栄養素を新鮮な状態で閉じ込め粉末化することに成功しました。
国産のオリーブをオリーブオイルのみならず、より手軽に多くの方の手に取っていただけるようサプリメントという形で商品開発するに至ったのです。
OLIBIOの誕生は、廃棄品を活用したいと考えていたオリーブ農家さんや大崎上島内のかかわっていただいた農家さんには大変喜んでいただいているそう。
ですが、「この商品や活動を世の中の人にどう知っていただくかに対して、知見がなく認知度を上げることが難しい点が課題になっている」のだと話してくださったのは、LOSSNAXブランドを展開する株式会社アンドピリオドの代表取締役社長・藤中拓弥さん。
生産者と消費者、双方向にメリットがある仕組みを心がけているのだという。生産者にとっては、より良いものの生産ができるような環境づくりであったり、所得の向上が目指せる施策であったりを一緒に考えること。また消費者にとっては、より良いものの付加価値とともに提供ができるプラットフォームをつくっていきたいと考えています。
日本の農業という地方における主産業を次世代に残したいという想いが強くあるのだとも話してくれました。 農業を学び農業経営について深く知ると、現役の農家が所得の面でどれほど過酷な状況かが見えてきます。つくりたい未来のため、まずは既存の農家の支援を行うことが最も重要であると考えます。
このような想いを持って開発・販売されたプレミアムオリーブサプリメントOLIBIO。これを手に取るということに付随する社会的意味は、ひょっとしたら計り知れないものがあるのかもしれません。健康や美容のサポートにも期待ができるOLIBIOは、大人女性にとって一石二鳥の嬉しい商品だと言えそうです。
<この記事を投稿してくれた人>
藤中拓弥さん
株式会社アンドピリオド代表取締役社長。21歳から個人事業をはじめ、移動販売車を中心に催事店舗や喫茶店など事業を拡大。そのあと、より地方に貢献するビジネスに興味を持ち地方へ移住。 地域おこし協力隊として地方を学んだあと広島県へUターン。大崎上島へ移住し農業を学びながら妹の経営するフジヤファームのサポートをしつつ、自身で農家を支援する事業を展開するため株式会社アンドピリオドを創業。
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