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LOCAL LETTER

【イベントレポ】都内で行なった “ゆんたくnight” はとにかくご飯が美味しかった

SEP. 27

OKINAWA

前略
沖縄料理を味わいたいあなたへ

食べ物は消えてしまう。

目の前にあったはずの食べ物は、食べた瞬間姿を消すのだ。それがなんだか悲しくて、食べた後に訪れるお腹がいっぱいになった「満足感」と、大好きなものがなくなった「刹那さ」を同時に味わうあの瞬間はなんとも言えない、と思う私ライターの高山はただの食いしん坊なのだろうか?(社内では食いしん坊ライターと最近は言われております)

そんな私はいま、食べものを消さない方法を思いついた。
それは・・・こうして食べたものを記すこと。
つまり、グルメレポート!

そしたらちゃんと残る。なんなら書きながらその時の味を思い出して、
「満足感」をもう一度感じられる、なんて贅沢もあるかも。
そんな気がする。

今回初めてLOCAL LETTERに記す食べ物は、9月22日に弊社(株式会社WHERE)で開催されたイベント「ゆんたくNight」で振る舞われた沖縄料理。私の感じた沖縄料理の味を全力でお届けしよう!

スカイツリーの先の、下町の奥の、古民家の中の沖縄県

会場のてむすびはスカイツリーから徒歩15分の下町の奥にある築100年の ”古民家” で、イベントスペース 兼 弊社オフィスとなっている。(オフィスというと驚く人が多い)。

これまで「てむすび」では、広島県、長野県、岩手県、山梨県など様々な地域の地元の人が地域の食材をたくさんを持ってやってきて、少人数のイベントを開催してきた。そんな中で私は毎回楽しく(スタッフをやりながら)地域の人が振る舞う美味しいものたちを食べてきた。仕事をしながら全国の美味しいご飯が食べられるなんて、ああなんて幸せなんだろう

そして、今回は沖縄県に4年前に移住し、地域コーディネーターとしても活躍している江利川法孝さんが沖縄料理をこしらえて来てくれた。

開始前にスタッフ全員で円陣を組んでいました
開始前にスタッフ全員で円陣を組んでいました

今回最大のご乱心は、てむすびに入った瞬間に沖縄に訪れた時の錯覚を味わえること。ゆったりとしたテンポの間に「イヤーッサッサ」と女性の声。BGMに合わせるつもりがあるのかないのか、奥では翁長一史さん(江利川さんが移住するきっかけをつくった方で、感覚で三線が弾けてしまう元区長)が三線*1 を弾く。シーサーの置物に沖縄新聞まで、至る所に沖縄がある。

沖縄名物「オリオンビール」で乾杯からスタート!
沖縄名物「オリオンビール」で乾杯からスタート!

決して広くはない空間に、地域の人と東京の人が「沖縄の食」を中心に囲み、アットホームな時間が流れていた。

*1 三線(さんしん)
弦楽器の一種。日本の沖縄県で主に用いられる

カラフルな沖縄料理の中心は「緑の小さい奴ら」

そして何と言っても私を高まらせたのは、机の上にギラギラと並ぶ沖縄料理だ。どの料理も自分が一番だと言わんばかりの覇気がすごい。数多くの料理を差し置いて、机の真ん中に鎮座していたのは、ゴロゴロした緑の小さい奴らと爪楊枝。なんだあれ。

緑の小さい奴らと同じ絵の具で塗られたような葉っぱ(手作りのメニュー表)に書かれている文字を読むと「シークヮーサー」の文字が。なるほど、これが「シークヮーサー」か。一緒にいる爪楊枝は・・・まさか爪楊枝でシークヮーサーを刺して丸ごと食べるのか・・・? 謎は尽きない。

そんなことをぐるぐる考えていると、主催者で本日の料理担当でもある江利川さんからの挨拶とメニューの紹介が始まった。今回はどれも沖縄を堪能できるメニューだそう。

・オリオンビール
・さんぴんちゃ
・ハイビスカスティー
・泡盛
・ふぅちゃんぷる
・お刺身 シークヮーサー添え
・海ブドウ シークヮーサー添え
・三枚肉の煮付け
・じゅーしぃ

料理の名前だけであなたが想像できるメニューはいくつあるだろうか?

最近は食品サンプルを店の前に鎮座させているレストランも多い中、私は写真のないメニューが好きだ。簡単にはわからない分、想像するしかないスリルがたまらない。それでも想像力を働かせ、思わず挑戦する道を選んでしまう。

たとえ想像が当たろうと、外れようと、そこにはきっと新しい出会いが存在しているって信じている。だからこそ、このメニューを見た時から私は、片思いの相手に偶然道端で出くわした時のようにドキドキし続けているのだ。

私のほっぺたが落ちた、沖縄料理たち

ここからは全メニューの中でも私のほっぺたが落ちた2品をご紹介。まずは「三枚肉の煮つけ」から、どうぞ!

(いくよいくよいくよ〜〜〜〜)パカ!

この「パカ」があると、どうしてもお皿に集中してしまう。

開かれた瞬間の幕開け感にドキドキは止まらないし、周りと料理と自分が一瞬で繋がった気分になる。心の中で(場所によってはもはや口に出して)エンドロールを奏でる人も多いのではないだろうか。

そんな効果を江利川さんは知ってか知らずか(きっと知っているのだろう)、三枚肉の煮付けをパカを使って出してきた。

グツグツと煮込まれた煮付けは「パカ」をした瞬間に放たれる匂いと湯気に、参加者をイチコロにする。食べてない。が、うまいに決まってる。全員がそう思ったに違いない。

少しの脂身は口に入れた瞬間泡のように消え、引き締まった肉だけを口の中に置いていく。醤油ベースの甘辛いタレによく絡んだ肉は、噛めば噛むほど旨味が出て、えもいわれぬ幸福を生み出すわけで・・・・これぞ豚肉の本気だ

そして今回の主役、シークヮーサー(小さい「ヮ」が正式名所なんだとか)を忘れちゃいけない。

沖縄の人は「ライバルはレモン」と言うが、正直足元にも及ばない(と、思っていた)。だって、東京ではシークヮーサーなんて、シークヮーサーサワーくらいしか聞くことがなかったんだもの。

お刺身、ビール、たった一滴、シークヮーサーは私の世界を変えてしまった。むしろ、一滴なんて可愛いものじゃなくていい。シークヮーサーは「劇物」だ。小さく緑の地味や奴だからといって油断はするな。ひとたび手許が狂えば問答無用で染め上げる、幸せを呼ぶ香りは服従感に満ちている。

江利川さんに教えてもらったシークヮーサーの絞り方。これは感動するからぜひやってみてほしい。

①シークヮーサーに爪楊枝を指す(爪楊枝、ここで登場した!!!!
②爪楊枝をぐるぐる回す
③爪楊枝の頭が下になるように180度回転させる
④ビールの上で思いっきりシークヮーサーを押してみる

シークヮーサーをビールに絞る女性(ビールとシークヮーサーは最高に相性がいい)
シークヮーサーをビールに絞る女性(ビールとシークヮーサーは最高に相性がいい)

まだ知らぬ地域の食に出会う旅へ出ませんか?

私は知らない料理や、食べ物の組み合わせを見つけると、いつも「食べ物はいびつな多角形」なのだろうと考える。新たな出会いが私の日常を彩らせる。一体この先どれだけの食のきらめきに出会えるか。

改めて写真と文字は魅力的だと私は思う。なんたって、美味しいものを食べた瞬間に湧き上がる感情を、ここにそのまま丸っと閉じ込めることができるのだから。食べ物は食べたら消える。でも食べた時の感情をグルメレポートとして残すことで、消さない方法を見つけた私は最強に幸せな奴だと(勝手に)思うのだ。

参加者もスタッフもごちゃまぜになって、食と会話を楽しみます
参加者もスタッフもごちゃまぜになって、食と会話を楽しみます

そうそう、伝え忘れていたけれど、このイベントは沖縄のスタディツアーに向けたオープニングイベントだった。地域の魅力や課題を知る前に、まずは地元の食と人を囲んで仲良くなるところから始めよう、というのが私たちLOCAL LETTERのスタンスなのだ。

11月の沖縄の気温と言えば、ちょうど9月終わりの東京くらい(三線を弾いていた翁長さんからすると「11月は残暑」らしい 笑 )。日本には、沖縄には、あとどれだけ私の知らない食べ物が眠っているのだろうか。楽しみで仕方がない。

草々

久志地域スタディツアー

■参加人数
6~8人(先着順)

■日程
2018年11月23日(金)〜25日(日)

■旅のスケジュール
【DAY1 (11/23金)】
・海岸を散歩(天然記念物のオカヤドカリも生息する美しい海)
・懇親会(地元の人が通う本物の沖縄料理のお店)
・民泊

【DAY2 (11/24土)】
・シークヮーサーの加工体験
・ランチ(目の前が海のテラス付きカフェ)
・ゆんたく(地元の方々のお家や、農家さんの農園でおしゃべり)
・民泊

【DAY3 (11/25日)】
・シークヮーサーの利活用ワークショップ

■金額
35,000円/ 1人

/ 含まれるもの /
・1泊2日の宿泊費(1日目:食事なし 2日目:朝食・夕食 3日目:朝食)
・懇親会費@名護蓬莱(1日目)
・昼食代(2日目)
・現地交通費
・現地での体験料金(材料費含む)

/ 含まれないもの /
・航空券(集合場所までの費用)
・昼食費(1日目・3日目)

申し込みフォームはこちら

ツアーにご興味のある方はこちらもどうぞ:
久志地域に「スタディツアー」は必要か?インタビューを通じて見えてきた「地域の本音」の側面

これからもふるさとの応援をお願いします。

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