WHEREが繋がる地域の人と文化に一緒に会いにいく旅。今回の行き先はまだまだ魅力が世に知られていない、茨城県の圧倒的にお洒落な地域をご案内。
茨城県結城市。東京から電車で90分のこの地域に根付く「結い」の文化に会いに行きます。
「結い」とは、屋根の葺き替えや田植えなど共同で行う作業のこと。大きな労力が必要となる作業をみんなで協力して成し遂げていくという精神は、かつては地域で豊かに生きるには欠かせない考え方ですが、近年はこの精神が薄れています。
しかし、結城市では「結いプロジェクト」というチームが立ち上がり、この結いの文化を現代に継承。“繫がり”や“広がり”をキーワードに、人と人、人とモノが出会い、交われるような活動を展開しています。
そうして生まれたのが街全体を使った音楽フェス「結いのおと」、「結い市」。そして2017年には、石蔵の建物をリノベーションしたコワーキングスペース「yuinowa」も誕生し、”結い”が生まれる現代の場も誕生しました。
まさに古きと新しきが「結い」の文化で融合した街。この「結いプロジェクト」の活動をきっかけに結城市に興味を持った地域外の人は年々増えており、移住者や都会から通いながら結城市のプロジェクトに関わるメンバーも増えている、まちづくりがとても “アツい”街です。
今回の日帰りツアーのテーマは「結いの文化」。「結い」の精神を大切にする地域の人々が生み出すサービスを、ぜひ一緒に体験できればと思います。
まず、この地域で欠かせないのは重要無形文化遺産にも登録されている「結城紬」。すべて手作業で紡がれる紬には、一本一本の糸を大切にする丁寧さとこだわりが詰まった伝統産業です。この産業の文脈からも、「結い」を大切にする文化を感じることができるでしょう。
お昼ご飯では、結いプロジェクトに所属するメンバーが建物のプロデュースを担当した古民家御料理屋「kokyu」へ。
味噌蔵、茶屋、酒蔵、醤油屋、パン屋。街のところどころで、地域に根づく暮らしを感じるでしょう。
ツアーの最後にはコワーキングスペース「yuinowa」の2階を使って、旅の思い出に浸ります。
結城市の魅力はこれらがなんと全て徒歩圏内で回れること。
お腹も心も十二分に満たされる、大満足な日帰りツアーをお届けします。
【ツアー概要】
・日時:2018年1月12日(土)11:15~18:00
・参加費:無料(現地での食事料金は有料)
・集合場所(電車の方):11:15結城駅改札前
〒307-0001茨城県結城市大字結城1085
・定員:10名(先着)
<当日コンテンツ>
・古民家御料亭kokyu.でランチ
・石蔵の街を街歩き、味噌蔵、酒蔵見学
・お菓子屋flourbase105、パン屋「ムムス」でもぐもぐタイム
・澤屋、つむぎの館にて「結城紬」見学
・コワーキング「yuinowa」にて、ミニワークショップ
※夕飯は自由参加にて、地元の方オススメのレストランにて実施します。(4,000-5,000円を予定)
YASUHIKO SUGIYAMA
杉山 泰彦