全てのこどもに、新しい義務教育の選択肢を。
日本全国
教育 × 地域創生
小中学校における「不登校」のこどもの数は約20万人にのぼり、深刻な社会問題となった近年。新しい義務教育と暮らし方を創造し、地域創生を目指す「地域特例校100校開校プロジェクト」が立ち上がった。彼らが目指すのは、子どもの“好き”を徹底的に伸ばす教育。つくるのは、「日本全国の学校の中から、こども自身が学びたいコンテンツのある学校を選ぶ」という新たな義務教育のカタチ。
「 地域特例校100プロジェクト」が描く未来。
『地域特例校100開校プロジェクト』が目的とするのは、「子どもたちが学びたいものを学べる、子どもたちが通いたい学校」を全国に100校設立すること。子どもの“好き”を徹底的に伸ばす教育を目指し、いずれは100校を横に繋ぎ、一つの教育圏にして転校可能にするという。例えば「半年間奄美大島でマングローブの研究に没頭した後、次の半年間は北海道でスキーに夢中になる。全国のキャンパスを転校して、日本全国を家族で短期移住しながら、学び・暮らす」…なんていう、新しいスタイルも可能となるのだ。秋田県男鹿市や石川県珠洲市など、既に多くの地域が仲間に加わっている『地域特例校100開校プロジェクト』。2024年度に3校、2026年度に100校開校を目指しているという。
ローカルレターが綴る『地域特例高』のイマ。
キーワードから知る『地域特例校100開校プロジェクト』
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義務教育の小中学校では、不登校であっても卒業できる。しかし、不登校を理由に出席日数が不足すると、成績が下がり、卒業後の進路が狭められてしまう、という問題が発生する。この問題を解決するために、令和元年に誕生したのが「不登校特例校」の仕組み。不登校児童生徒が学校以外の場所で学校と連携した学習活動を行うことで、授業出席の取り扱いが可能となり、成績に反映できるようになったのだ。『地域特例校』はこの仕組みを活用し、不登校の児童生徒にとって新しい学びの場をつくりあげている。
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『地域特例校100プロジェクト』の仕掛け人は登校の高校生のための「N高」創設者の一人であり、現在は不登校の小中学生のためのオンラインスクール『クラスジャパン小中学園』代表取締役を務める中島武さん。教育に携わってきた25年間で、「自分のやりたいことを思い切りやれたり、自分のペースで集中できたり、没頭できる何かを見つけたりすることで、子どもたちの目が輝く」瞬間を、数え切れないほど見てきたという中島さん。自身の実体験から生まれた「“好き”を徹底的に伸ばす教育」を、彼は今、形にしはじめている。
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こどもの生きる力をはぐくんでいくために大切な、地域社会の中で交流や、社会体験、そして自然体験。こどもたちの興味・関心や自主的を育むそれらは、地域の特色と深く関係している。『地域特例校100開校プロジェクト』が提案するのは、地方行政と民間企業団体が融合して、義務教育と地域創生が相互に作用し合う関係性。全国各地を移り住みながら、その土地でしか学べないことを存分に学ぶ。そんな学び方・暮らし方を選択できる時代を、つくりはじめているのだ。
よくあるご質問
まずはお問い合わせフォームからご連絡をお願いいたします。内容を確認後、追って担当者よりお返事をさせていただきます。
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『地域特例校100開校プロジェクト』へのお問い合わせ
13の地域支部が開設され、活動を開始している『地域特例校100開校プロジェクト』。想いのあるプレーヤーさんや、志を持つ首長さんに参画いただき、2025年には100スクールの開設を目指しています。賛同してくださる自治体・企業の方は、ぜひこちらより、お問い合わせください。