宿
今回ご紹介するのは、私たちLOCAL LETTER が運営する、学びと出会いの地域共創コミュニティ『LOCAL LETTER MEMBERSHIP』の会員メンバーが注目するお宿。
「宿」をテーマにした交流会を実施したら思いのほか、素敵な情報がたくさん出てきたので、皆さんにもご紹介させていただきます!
各地域で活動しながら、出張や旅・旅行で全国を巡ってきた彼らが、今注目する「目的地にする宿」とはーー。
ぜひ、次の旅先の選択肢に加えてみてはいかがでしょうか?
川辺にある源泉かけ流しの旅館「湯宿だいいち」。実はこのお宿、LLメンバーに「おすすめ宿はどこ?」と聞いた際に、「もう一度行きたい宿」として、偶然にも2名の回答が被った場所なんです。
日本全国各地にお宿がある中で、偶然被った「もう一度行きたい宿」ってすごすぎません?
特におふたりがおすすめしていたのは「シマフクロウ」が旅館の大きな窓から見える(かもな)こと。シマフクロウがやってくると、部屋の電話が鳴り「フクロウが出ました!」と教えてくれるサービスもあるんだとか。
他にも、野鳥や野生動物たちをみれたり、朝食で出てきた「養老牛」の牛乳は忘れられないなど、注目のキーワードがたくさん飛び交いました。
日本の東エリアでは唯一の有形文化財をリノベーションした古民家に泊まれるお宿「飯塚邸」。
“本当の日本のライフスタイルを提供する” というコンセプトの通り、宿泊以外の機能を町中に持たせ、町と宿泊施設が一体となるスタイルに。
まさに今、栃木県でゲストハウスの立ち上げを行なっているメンバーから出てきたお宿は、宿泊だけでなく、町全体を通じた滞在体験を存分に楽しめる仕掛けが散りばめられています。
「 “食” という文化を通して新しい交流の場が出来ないか」という思いからはじまったマルシェが実店舗になった「Chus」。
“大きな食卓を囲む”というコンセプトのもとに、朝市を日常的にたのしめる「MARCHE(直売所)」、その食材を使った料理をたのしめる「TABLE(ダイニング)」、そして魅力あふれる那須の旅の拠点にできる「YADO(宿泊)」を兼ね備えています。
温泉地であり、高原リゾート観光地でもあり、農業・酪農も盛んな那須の食をぜひ満喫してみてくださいね。
都内で大自然を独り占めにしながら、まるで映画館の中に宿泊している体験を楽しめるお宿「シアターワン」。
東京都唯一の村である檜原村にあるこの宿は、都心から90分、山地標高600m、5,000坪の敷地にポツンと1棟だけ建っており、建物の中には贅沢な食事と100インチの大画面、外には独り占めできる大自然が。
メンバーからは「テントサウナをやりたい!」とアクティブな声も。贅沢なプライベート空間に舞い込んでみては?
130年前の建物をリノベーションしてつくられた宿「埜の家」。建築会社が手がけているからこそ、昔ながらの良さを活かしながら、今の生活に馴染む宿は、自然の音がふっと入ってくる場所。
埜の家の周辺にはハーブ園があり、散策に出かけるもよし。縁側で本を読んだり、うたた寝したり、ゆったりと流れる時間を贅沢に楽しみたいときにぴったりなお宿です。
町を歩くと、どこかしらから木彫りの槌の音が聞こえるという富山県南砺市にある宿「Bed and Craft」。
人口8,000人に対して200人以上の彫刻師がいるこの町にあるのは、日本一を誇る彫刻師の弟子になり、木彫りを教わることができるというお宿。実際に一棟貸しの宿を運営しているメンバーが注目している宿でもあります。
一日一組限定の6つの宿があり、職人の手しごとに触れながら、好きなだけくつろげる場所です。
熱海の商店街の真ん中にあるゲストハウス「MARUYA」。“日常” をテーマにしているからこそ、地元もよそ者も境目なくまちに溶け込める場所として、気さくで旅好きなスタッフがお出迎えをしてくれる場所。
一度泊まったらファンになり、スタッフとして働くことまで考えたというメンバーが教えてくれました。
中でもメンバー一押しは朝ごはん。300円でついてくる出来立ての白ご飯とお味噌汁に、目の前の干物屋さんで自分で買ってきた干物をプラス。これ以上の贅沢はないほど、至福の朝ごはんを堪能できますよ。
廃村になってしまった村に、全国各地から建築家が集まり、宿として再生した「glaminka SAYO集落」。
それぞれの建築家がチームになって宿をつくりあげたため、4つある宿は全て全く異なるコンセプト、空間をもっている異色の村に魅了されたメンバーが教えてくれました。
ぜひアナタのお気に入りの一棟を見つけてみてくださいね。
森林資源を中心に、瞑想室や小さいお店、スープ屋や休憩室など、ゆっくり森のお散歩を楽しみながら楽しめるコンテンツが散りばめられている宿「森のスープ屋の夜」。
1日1組限定、かつ、営業日数も限られているため、現在予約受付をしている日付は全て満室。1年以上先にならないと予約が取れないお宿ですが、四季によって全く異なる森の顔に、一度では満足しきれない予感のする宿です。
紹介してくれたメンバーもまだ予約が取れず、ずっと注目しているというこちらのお宿。予約が取れたらそれだけでラッキーです。
街の中心にありながらも、地上80m、高さ日本トップクラスの屋上露天風呂と天然温泉の内湯にリピートされる宿「ブラッサム大分」。
サウナ好きメンバーからあげられたこちらのお宿は、サウナも本格的で、本格的なフィンランドサウナとアロマスチームサウナを完備。サウナーが多いコミュニティということもあり、サウナ付きであり、かつ、お風呂の絶景に「おーーー」と歓声もあがりました。
「こころ と からだ をゆるめる、やわらかな時間」を大切に、本物の別府温泉らしさが楽しめるお宿「湯治柳屋」。
何度もリピートしているというメンバーが紹介してくれたこちらのお宿。実は一度廃業寸前にまで追い込まれたことがあるのだとか。
明治時代から続く伝統ある宿を残したいと受け継がれた店主が再び息を吹き込んだお宿は、ゆっくりできるスペースも、コワーキングスペースも兼ね備えているからこそ、ご自身のスタイルに合わせて楽しむことができます。
鉄輪名物のお野菜を温泉の湯気で蒸す「地獄蒸し」も格別なんだそう。調味料をつけなくても美味しく食べれる蒸し野菜。私も食べてみたいな。
藩政時代、毛利氏が居城とした萩城を中心に栄えた、36万石の城下町であり、 幕末、吉田松陰・高杉晋作ら名立たる志士を輩出した、明治維新胎動の地でもある山口県萩市。
この萩の地で、時代の偉人たちをもてなし続けている宿が「常茂恵」。
約2,700坪の敷地面積のうち1,000坪ほどが庭であり、客室も25室と、ゆったりとした時間の流れと丁寧なおもてなしを堪能できるお宿です。
鹿児島県の霧島連峰を見渡す丘の頂に、豊かな自然の中で五感を開放するリゾート施設として建っている「TENKU」。
広大な敷地の中にある5つの宿は、それぞれ離れ離れに点在しているため、他人の気配や人影を感じることが一切なく、完全プライベートを約束されています。
ドレスコードは裸。時間も常識も忘れ、本来の自分と向き合い、人間性を回復する滞在を追求した空間をぜひ体験してみてくださいね。
沖縄の離島、海の透明度が抜群の小浜島にあるリゾートホテル「はいむるぶし」。
元ツアーコンダクターのメンバーが、紹介してくれたお宿は、国立公園内にあるお宿。広大すぎる敷地内では、レンタルカートで移動しながら楽しむのだとか。
1日では遊び尽くせない広さとコンテンツ量なので、ぜひ長期休暇をとって訪れてみてはいかがでしょうか?
いかがでしたでしょうか? 今回初の試みとして執筆した「LOCAL LETTER MEMBERSHIP」が注目するお宿特集。
実は、9月13日(火)19時〜は「クラフト酒」をテーマにオンライン交流会を実施する予定。
全国各地で切磋琢磨するメンバーの一押しを、ぜひアナタも「LOCAL LETTER MEMBERSHIP」のメンバーの一員となって語り合いませんか?(月額980円、初月は無料で体験いただけます)
Editor's Note
あまりにたくさんの注目&おすすめ宿が持ち寄られた交流会が楽しすぎて、ついつい記事にもしてみました。こうしてみると、改めて全国にはいろんな個性のお宿があることを実感。ぜひ気になったお宿へ足を運んでみてくださいね。
NANA TAKAYAMA
高山 奈々