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LOCAL LETTER

歴史と自然が息づく「飛騨」。特選品を通して、最新のローカルに触れる

AUG. 26

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拝啓、歴史・文化・自然が「生活」に息づく飛騨の逸品をお求めのアナタへ

地域バイヤーが各地を視察して事業者の声や熱意、商品に触れて選定した商品が並ぶ期間限定POPUPストア「つなぐ、私たちの食卓展」。この度、2024年9月7-8日(土日)の2日間でAKOMEYA TOKYO in la kagûにて開催されます。

本記事では、視察で感じた事業者や商品のリアルな魅力を地域バイヤーの視点からお届けします。POPUPストアの詳細はこちらからご確認ください。

地域バイヤーから見る、古き良き「飛騨」のまち

観光地として有名な飛騨高山。
特に飛騨市は「君の名は。」のモデルになった駅や図書館、神社も多くあり聖地巡礼スポットとしても人気を集めています。

今回、私たち地域バイヤープログラム第3期の飛騨チームは、現地視察として実際に飛騨市を来訪。飛騨は古いまち並みのイメージはそのままに、「観光地」というよりも、生活に根付いた古き良き日本の風情を感じさせるまちでした。

タイムスリップしたような気持ちになるレトロな駅舎を出ると、まちの中心部には四方を囲む山々から流れ込む透き通った清流が流れています。白壁の土蔵が連なる家々の軒下の水路には鯉が優雅に泳いでおり、涼を取りながら過ごす人々の姿。江戸時代から変わらないのでは、と歴史を感じる美しいまちなみが続きます。

まち歩きに嬉しい美味しいものや、興味深いスポットが点在。中心部を離れれば、緑広がる山畑からの恵みを大事に生産された農産物もあります。

また、飛騨で出会った人々はみな、笑顔がほがらかで、しっかりと地に根差して生きている格好良さがあることが印象的でした。飛騨は、訪れる人の心も身体も元気にしてくれる地域だと感じました。

元気になれる美味しさを、飛騨からお届け

今回の「つなぐ、私たちの食卓展」では、元気をもらえる美味しい逸品を飛騨の産品から厳選し、お取り扱いいたします。

本フィールドワークの受け入れをしていただいたのは、「飛騨からあふれるタカラモノ」をキーワードに活動する地域商社、株式会社ヒダカラさん。飛騨の宝物を発掘し、輝かせるお手伝いをしていらっしゃいます。

ヒダカラさん自身も、地域の生産者を支援する事業や小売り事業を行いながら、世界遺産白川郷がある小さな村のお豆腐屋さんを受け継ぎ、おからでできた「まめなクッキー」を販売中。この「まめなクッキー」は原材料の1/3がおからでできたヘルシーなお菓子でありながら、一般的なクッキーよりも美味しいという驚きの一品です。

そんなヒダカラさんのご縁でつないでくださった生産者の皆さんは、山々に囲まれた飛騨で長い歳月をかけてゆっくりと育んできた“タカラモノ”を大事にしながら、新しいアイディアで面白くて美味しい商品をたくさん生み出しています

こだわりの生産者さんがつくった美味しくて健康に良い商品
飛騨らしい昔ながらの日本の良さを感じられる商品
今まで食べたことがない新しい商品 

こうした逸品を楽しんでみたい方におすすめの商品をご用意し、POPUPにてお待ちしています。

匠たちが生み出す逸品で、「懐かしさ」と「今」を味わう

続いて、今回お取り扱い予定の飛騨の事業者さんのストーリーと、商品の魅力を一部お伝えいたします。

①みつわ農園のブレンド米

「みつわ農園」は、11年連続で「米・食味分析鑑定コンクール国際大会」にて受賞されており、輝かしい実績を誇る農園です。飛騨特有の冷涼で寒暖差のある気候で育つ米は、ツヤが良く、食味も高く、お米だけで食べても美味しいのが特徴!

みつわ農園の魅力の一つは、コメ農家として日常的に食べていた「ブレンド米」のノウハウをもとに商品化した点です。

社長の畠中さんは、コシヒカリ・ひとめぼれ・ミルキークイーンなど、それぞれのお米の特性を熟知しており、その日の気分や料理に合わせて最適な配合になるよう、数種類のお米をブレンドして炊いていました。

その独自のノウハウが広がって、市内のお寿司屋さん専用のブレンド米や、丼ぶりごはん用にブレンドしたお米など、さまざまな商品開発へとつながっています。これらのブレンド米の食べ比べは、毎日食べてるお米の見方が変わる新体験でした!

②渡辺酒造店の日本酒

酒どころ飛騨にて明治のはじめに創業された、老舗造り酒屋の「渡辺酒造店」。
飛騨の人々の生活には欠かせないという、地酒「蓬莱」を、国の登録有形文化財に指定された歴史ある建物で製造されています。

渡辺酒造店は「日本で一番、笑顔あふれる蔵」で知られており、なんと酒蔵で24時間吉本新喜劇を聴いて醸成されているそう。

大きな酒造タンクには、訪問者の皆様が書いた「ありがとう」の文字が溢れ、笑いや感謝が溢れる環境で造られた日本酒は、ほかの日本酒とは一味違う美味しさ

全国に知れ渡るユニークな日本酒のラインナップに加えて、「禁断の大吟醸コーヒー」や「禁断の大吟醸ケーキ」「蔵元のあまざけ(ノンアルコール)」など、心そそる商品もそろっています!

③やまさち工房のえのきだけや山菜

飛騨市の面積の約93%を占める森林はその7割が広葉樹。落ち葉が堆肥の代わりとなって、山々に豊かな栄養素を提供してくれるので美味しい山菜が豊富だといいます。

そんな飛騨産を中心とした、国産の山菜やキノコを使い、昔ながらの飛騨の味を現代に届けてくれるのが「やまさち工房」さんです。

炊き立ての白いご飯を準備してくださっていた、やまさち工房の栗林さんが食べさせてくださったのは、看板商品のエノキ茸茶漬け今までに食べたことのないシャキシャキの食感が新鮮で、何度でも食べたくなる美味しさ。

ふきのとうやなんばん、ブナシメジ、山椒等の山菜を使って作られた「山里の味」も、どれも手作業で丁寧に作られており、えぐみが少なく食べやすいお味。山菜を食べ慣れていないメンバーも美味しい!とニッコリ。

しかし、かつては身近だった山菜も今では数が減り、山菜採りの担い手も高齢化。急斜面の山に入るのは一苦労。地元でも気軽に食べられるものではなくなってきていると言います。ぜひこの機会に、「山菜ってこんなにも美味しい!」という体験を味わってみてください。

④カノコヤのベルギーワッフル

岐阜県産小麦粉、飛騨新鮮卵、地元「牧成舎」の牛乳など、県産原材料にこだわっているカノコヤさん。店主の中村さんが世界中のレシピを探求し、県産材料との最高のマッチを実現したワッフルを提供しています。

食べた瞬間の「サクッ」と、その後の「ふわっ」としたとした食感を楽しめる、食べ応えのある一品です。なんと、今年の3月8日の国際女性デーには、ジュエリーブランド「カルティエ」の日本オフィスにてカノコヤのベルギーワッフルが社員にふるまわれたとのこと。広く愛され始めています。

また、飛騨ならではの「あぶらえ」や「メナモミ」といった、ユニークなお味が楽しめることもイチオシポイントの一つです。「幸せな気持ちは、誰かと分かち合うとなんだかもっと幸せ」という想いでお店を営むカノコヤさんのワッフルを食べ、ぜひお気軽に幸せになってください!

2024年9月7-8日(土日)、ぜひPOPUPへ

今回ご用意するのは、飛騨チーム全員がうなった美味しい商品です。それだけでなく、飛騨でしか味わえない面白さがある商品、飛騨らしさが伝わる商品を選定しています。

飛騨の生産者の皆様は、飛騨のことをとても大事にしていて、長年培われた技術や自然を大切にしながら、一切手間暇を惜しまない丁寧な商品づくりをしていました。

そんな熱い想いで造られた商品の中から限られた数点を選ぶのは本当に難しいですが、歴史を大事にしながら進化と深化を続ける飛騨の「今」が伝わる商品をお届けいたします

飛騨・沼津オータムフェア 2024.9.7-8「つなぐ、私たちの食卓展」概要

◉ 開催日時
2024年9月7日(土) 11:00–20:00・9月8日(日) 11:00–17:30
※入場無料です。お好きな時間にお気軽にお越しください。

◉場所
AKOMEYA TOKYO in la kagû
〒162-0805 東京都新宿区矢来町67番地

POPUPストアの詳細はこちらからご確認ください。

Editor's Note

編集後記

四方を山々に囲まれた飛騨で長い歳月をかけて培われた「美味しい」を生かした、飛騨らしさを感じられる新しい商品をぜひ楽しんでいただきたいです。真面目で優しい飛騨の人々が手間を惜しまずに作る良質な体も心も喜ぶ食品をぜひ味わってください!

第3期地域バイヤープログラム 飛騨チーム

Hida Team of 3rd local Buyer Program

第3期地域バイヤープログラム 飛騨チーム

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