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LOCAL LETTER

小規模でもいいから継続させたい。100名限定チケットが即日完売した、街なか音楽祭「結いのおと2020」へ潜入してみた

MAR. 05

IBARAKI, YUUKI

前略、自分の好きを起点に実現された「街なか音楽祭」を知りたいアナタヘ

2020年10月17日(土)。
茨城県結城市で街なか音楽祭 “結いのおと” が開催された。

今年で7回目の開催になる “結いのおと” は、街なか音楽祭の名の通り、結城市の街中の至るところをステージに、アーティストが演奏を行うイベント。

時には、結城市を代表する寺院や酒蔵がステージに。
時には、昭和初期に別荘として建てられた日本料理店がステージに。
時には、フランスの片田舎に迷い込んだかのようなカフェがステージに。

「こんなところがステージになっちゃうの?」と驚かずにはいられない場所をステージにできるのは、まちの人たちの応援と、運営者の結城市や音楽が好きというこだわりがあるからだろう。

未来へ繋げていきたい。「好き」をエネルギーに、新しい音楽祭のスタイルを模索した

とはいえ、今年のステージは、今までとは運営メンバーにとっても大きな挑戦だった。新型コロナウイルス(以下、コロナ)の影響で、音楽祭はもちろん、数々のイベントが中止になる中、 “結いのおと” の開催も中止の2文字がよぎる。

毎年実施していた4月の開催は、10月への延期を決定。先行きは誰にも見えない。ただ、初めて “結いのおと” を開催した2014年から大切にしてきたのは「継続すること」。

最初から、まちの人たち全員から理解を得られるわけではなかった。不安の声、心配の声もある中で、それでも「好き」を大切に続けてきた “結いのおと” 。

だからこそ、全てを中止にするのではなく、ここで新しい音楽祭のスタイルを成功させたい。今後、結城市で生まれる様々なアクションが途切れることなく、しっかりと未来へ繋げていくためも、たとえ小規模であったとしても “今年も開催しよう” と決断がくだされた。

100名限定のチケットはわずか半日で完売。大成功で幕を閉じた街なか音楽祭の「当日」と「裏側」

ステージ数も参加数も例年の1割と大幅に縮小し、開催を発表した “結いのおと” 。100名限定のチケットは、わずか半日で完売を果たした。

当日はあいにくの雨だったにも関わらず、 “結いのおと” を心待ちにしたファンが朝から駆けつける。カッパでカラフルに彩られた会場。全員がずぶ濡れになりながら、ステージを楽しんだ。

「蓮沼執太&ユザーン」のライブ。当日は、スナック菓子「たべっ子どうぶつ」を本当に食べながら、その音を使った演出を取り入れたり、ふたりの仲睦まじい掛け合いがあったりと、思わずクスッと笑ってしまうシーンが多く、雨にも関わらず、とてもあたたかいステージとなっていた。
「蓮沼執太&ユザーン」のライブ。当日は、スナック菓子「たべっ子どうぶつ」を本当に食べながら、その音を使った演出を取り入れたり、ふたりの仲睦まじい掛け合いがあったりと、思わずクスッと笑ってしまうシーンが多く、雨にも関わらず、とてもあたたかいステージとなっていた。
「坂本美雨 with 関口シンゴ」のライブ。坂本氏が、これまでは、誰かと同じ場所で音楽を楽しめることが当たり前だったが、コロナをきっかけに当たり前ではないことに気づかされ、演奏できる場所を用意してくれた “結いのおと” スタッフや、雨の中でも演奏を聞いてくれる参加者に感謝を述べる場面が非常に印象的だったステージ。アーティストの「好き」も実現させてくれる “結いのおと” だからと、旧友である「蓮沼執太&ユザーン」とのコラボを坂本氏が熱望し、実現させる場面もあった。
「坂本美雨 with 関口シンゴ」のライブ。坂本氏が、これまでは、誰かと同じ場所で音楽を楽しめることが当たり前だったが、コロナをきっかけに当たり前ではないことに気づかされ、演奏できる場所を用意してくれた “結いのおと” スタッフや、雨の中でも演奏を聞いてくれる参加者に感謝を述べる場面が非常に印象的だったステージ。アーティストの「好き」も実現させてくれる “結いのおと” だからと、旧友である「蓮沼執太&ユザーン」とのコラボを坂本氏が熱望し、実現させる場面もあった。
毎年、ユネスコ無形文化遺産に登録された結城紬をステージ衣装にきるアーティストが登場するのも “結いのおと” の名物のひとつ。今年、着用したのは、坂本美雨氏と関口シンゴ氏。「いつもと違うからドキドキする」「着心地がとってもいい」「ギター弾けるか心配だったけど、考えてみたら(お笑い芸人の)ギター侍も弾いてるもんね(笑)」など、様々な感想で会場を沸かせた。
毎年、ユネスコ無形文化遺産に登録された結城紬をステージ衣装にきるアーティストが登場するのも “結いのおと” の名物のひとつ。今年、着用したのは、坂本美雨氏と関口シンゴ氏。「いつもと違うからドキドキする」「着心地がとってもいい」「ギター弾けるか心配だったけど、考えてみたら(お笑い芸人の)ギター侍も弾いてるもんね(笑)」など、様々な感想で会場を沸かせた。
雨の中でも、音楽に耳を傾け、絶賛の拍手を送り続けた参加者たち。アンコールも飛び出し、最後までアーティストと共に、ステージを楽しみ盛り上げ続けていた。
雨の中でも、音楽に耳を傾け、絶賛の拍手を送り続けた参加者たち。アンコールも飛び出し、最後までアーティストと共に、ステージを楽しみ盛り上げ続けていた。
写真中央・迷彩柄のカッパを着た男性が、“結いのおと” の発起人でありプロデューサーの野口 純一氏。アーティストのステージを舞台袖から見守っている様子。野口氏の他にも20名以上のスタッフが関わっており、学生時代から社会人になっても関わり続けている結城市出身メンバーや、以前から “結いのおと” を知っており今回結城へのUターンをきっかけに参加したメンバー、転勤で茨城県に来たことをきっかけに関わり始めたメンバーなど、地域内外の人を巻き込んでいる。
写真中央・迷彩柄のカッパを着た男性が、“結いのおと” の発起人でありプロデューサーの野口 純一氏。アーティストのステージを舞台袖から見守っている様子。野口氏の他にも20名以上のスタッフが関わっており、学生時代から社会人になっても関わり続けている結城市出身メンバーや、以前から “結いのおと” を知っており今回結城へのUターンをきっかけに参加したメンバー、転勤で茨城県に来たことをきっかけに関わり始めたメンバーなど、地域内外の人を巻き込んでいる。

いま、茨城県結城市があつい。気軽に地域に触れられるお便り「yuibumi」の配信をスタート

 “結いのおと” を運営するのは、2010年からまちの若者が中心となって始めた「結いプロジェクト」。

彼らは “結いのおと” に限らず、毎年2万人を超える参加者が訪れる、様々な人・モノの縁の結びつきをみんなでつくるお祭り “結い市” や、まちの風景と関係性を育んでいくプロジェクト “結い暖簾アートプロジェクト” など、幅広いイベントを実施。

“結い市” 当日の様子。神社の境内や見世蔵、酒蔵、空き店舗など、街中の魅力的な空間がマルシェやアート空間、コンサート会場として生まれ変わる。
“結い市” 当日の様子。神社の境内や見世蔵、酒蔵、空き店舗など、街中の魅力的な空間がマルシェやアート空間、コンサート会場として生まれ変わる。

さらにこの「結いプロジェクト」は、年に1回の魅力的なイベントだけでなく、「結いプロジェクト」の拠点となる「yuinowa」を活用し、新たに結城市で飲食店をオープンさせたいチャレンジャーのための “チャレンジキッチン” を毎週開催していたり、各界のプロフェッショナルを招いて仕事哲学を学ぶ “むすぶしごとLABO” を実施したりと、日常的にも魅力的なイベントを仕掛けているから驚かされる。

一度、結城市に関わると「好き」になってしまう人が多いこのまちだが、まだまだ「初めて知った」という人が多いことも実情だろう。「いきなり結城市に足を運ぶのは大変」と思う人がいるのも当然だろう。

そこで、結城市の魅力に「もっと手軽に触れてほしい」と、今回新たに、結城市と結城市を知りたい人を結ぶお便り「yuibumi」をリリース。

皆さんが日常的に使っている「LINE」を使って、結城市の人・モノ・コトに関する最新情報やコラム等をいち早くお届けするだけでなく、結城散歩がもっと楽しく”お得”になる「結城市まち歩きクーポン」や、結城市に眠る空き家情報や活用事例をお届けしていきます。

結城市の人・モノ・コトとの出会いが、あなたの人生をより豊かにするキッカケになりますように。ぜひ登録してみてはいかがでしょうか。

Editor's Note

編集後記

コロナによる規模の縮小に加え、当日はあいにくの雨にも関わらず、最前列で熱心に音楽に耳を傾けるお客さんたち。最後には坂本美雨さんがアンコールに応える形で、お客さんの体調を気遣いながら音楽を届け切る姿が印象的でした。

決して好条件とはいえない中でも、この場に集まった全ての人たちがお互いを思い合い、こんな今だからこそ味わえる音楽を体感する時間。結いのおとをはじめ、これからの結城市のチャレンジに、目が離せません。

これからも結いのおと、結城市のチャレンジをぜひお楽しみに!

これからも結いのおと、結城市のチャレンジをぜひお楽しみに!

これからも結いのおと、結城市のチャレンジをぜひお楽しみに!

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