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人生は一度きり。それならば、思いっきり自分らしく生きていきたい。
1日の大半を占める”仕事”を、どうしたら楽しくできるのか、
自分を活かして取り組める仕事をどうしたら見つけられるのか。
私は長年、そんなことを考えていました。
そして、いわゆる天職と呼ばれるような仕事に出会うには、自分のキャリアにつながるスキルや自分の強みを磨く必要がある。そんなふうに考えていました。しかしながら結局どうすれば良いのか答えの糸口が見つからず、キャリア迷子に陥った20代を過ごすことに。
しかし、30歳の時に出会ったLOCAL LETTERのローカルライター養成講座のおかげで、ようやくモヤモヤのトンネルから脱出。ライタースキル以上のことを得る機会となりました。
本記事では、自己投資に対して抱いていた不安、変化していったキャリア、そして受講生から運営側となり改めて気づいたライター講座の魅力についてお伝えしていければと思います。
自己投資や新しい環境に飛び込むことへ不安があるアナタにとって、少しでも一歩を踏み出すきっかけになりますように。
そもそも、ライター講座を受講する前の私は、キャリアには悩んでいたものの、「ライター」という仕事をしたいのかどうかも、自分の中で明確になっていない状態でした。
数多くあるスキルの中で、ライターで良いのか。そして、オンラインスクールなどが他にもある中で本当に「LOCAL LETTER」が提供するサービスで良いのか。
さらには、この「金額」を払って果たして対価は得られるのだろうか。いろんな角度で悩んだことを覚えています。
それでも、ライター講座を受講の後押しになった理由がいくつかありました。
・LOCAL LETTERの記事を一読者として面白いと思っていた
・取材合宿を含め、実践的な学びが用意されていた
・興味を抱いていた「北海道東川町」が取材地域だった
・講座受講後、ライターとして仕事をもらえる可能性が提示されていた
また、事前に動画で受講生の雰囲気を知ることができ、安心感に繋がりました。
加えて、もともと旅が好きだったこともあり、取材合宿を通じて地域に行ける点も魅力的なポイントの一つでした。スキルを身につけることを成果にしてしまうと、期待通りにならなかった時にがっかりしてしまう。そう思っていたので、「たとえ学んだことが直接仕事にならなかったとしても、新しい地域に行ったことは経験になる」と捉えていました。
ちなみに私は取材合宿の前日から東川町を訪れていましたが、取材が終わった後に滞在を延長した受講生もおり、それぞれのスタイルで滞在を満喫している様子でした。
こうして、キャリアに繋げること以外の成果で納得できそうな着地点を考え、参加を決めたライター講座。
先に受講後の結果をお伝えすると、この講座は想像以上にキャリアをひらくきっかけとなりました。LOCAL LETTERでのライターとしてのお仕事受注をはじめ、イベントの企画運営・司会、施設のコミュニティマネージャー、講座の運営事務局など、WHEREを通じて多数の仕事のオファーをいただきました。
正直なところ、受講にかかった費用は半年も経たずに回収。受講前に抱いていた費用対効果への不安は杞憂となりました。
もちろん全ての受講生が同じように効果を感じるわけではないと思います。ただ、ライター講座の卒業生はもちろん、WHEREが開催する他の企画やプログラムの様子を見ていても、WHEREは本気で挑戦しようとしている方や学びを活かそうと努力している方への機会提供を大切にしていると感じます。
「キャリアに繋げること以外の成果」に期待していたとお伝えしましたが、今振り返ると、キャリアへの焦りがある時期の受講でした。
受講を決めた当時、携わっていた会社の業務を週2日に減らすことが決まっていました。もちろん、生活する上では週2日だけで足りるはずもなく。
その他にも仕事をする必要があったのですが、何がしたいのかも分からず。仕事を得るための行動は何もできていない状態でした。最終的には、バイトをしながら食いつなぐことはできると思いつつも、不確定な未来に内心は穏やかではありません。
不安に駆られて、とりあえず何かの仕事で埋めたい。そんな焦る気持ちを抑えながら取材合宿にも臨んでいました。
結果として、取材合宿は当時の自分にとってかけがえのない時間に。
様々な事業者の経験や価値観・考え方を聞く中で、未来への不安よりもこれからの可能性に目を向けるような言葉をたくさん受け取ることができました。
多くの受講生からも満足度の高い取材合宿。
「自分の知らない土地の課題や想いを肌で感じながら、知らないことを知ることの楽しさを感じられた」
「取材先に足を運ばないとわからない空気感や街の雰囲気、人柄を感じられた」といった声が受講生の事後アンケートから聞かれています。
このようなプロセスを経て、自分のマインドにも少しずつ変化が起きました。
心の動きを感じる話をいただいた時には、不安よりも自分の可能性に目を向け、「面白そう!やってみたいかもしれない!」と、素直に新しい挑戦へ飛び込む決断ができるようになっている自分がいました。
未来が不確定な時期だったからこその柔軟な変化かもしれません。よく耳にする“タイミングとご縁”という言葉を、まさに実感する出来事でした。当時、不安な中でも自己投資を選択してよかったと振り返っています。
そして今回、1年前に受講者として参加していた「インタビューライター養成講座」で運営事務局を務めることに。ファシリテーターとしてオンラインのコミュニティをつくるという、今までに経験のない取り組みでした。
正直なところ、果たして自分にできるのだろうかと不安もありました。一方で、自分が受講生として経験してきたからこそ、受講生と同じ目線で寄り添うことが出来るのかもしれない。当時の自分と同じように一歩を踏み出す決断をした受講生の力に少しでもなれたらと、運営事務局の仕事を引き受けることにしました。
しかし、ZOOMのブレイクルームの設定がうまくいかなかったり、受講者の方へのレスポンスが遅くなってしまったり、運営として至らないところも沢山。
それでも最後までやり切ることができたのは、受講生の方の温かさと、新たなことに挑戦している姿に励まされていたからです。
いまだに、「失敗したくない」「上手くやりたい」という思いから、つい自分が居心地の良い場所に留まり続けてしまいたくなることがあります。
ただ、受講生だった時も運営者になった今も、「チャレンジ」に向き合っているメンバーの存在は変わらず大きな心の支えになり続けています。
また、慣れないファシリテーターに挑戦してみようと思えた背景には、自分が卒業生だからこそ、未知の企画に比べたら講座のイメージがしやすかったこともあります。
しかし、これがとんだ勘違いなのは共有された講座カリキュラムをみてすぐに理解することになりました。笑
どの講座においても、ある程度の工夫や改善はされると思います。とはいえ運用上、大枠の型は踏襲される傾向があるでしょう。LOCAL LETTERも例外ではないと考えていました。
しかし、自分が受けたライター講座と本当に同じ講座なのかと疑うくらい、最新講座の内容は改善されていました。自分の想像の浅はかさを恥ずかしく思ったほどです。
大きな変化としては、オンライン講座が従来の講義形式から受講生と講師陣のやりとりを重視した構成に変わっていました。
講座中に何度も取材は「ナマモノ」で予測ができないことを伝えられましたが、まさにライター講座も「ナマモノ」。受講生の反応や質問によって、講座内容は柔軟に変化します。当日までどう進んでいくのか予測できませんでした。
しかしこうした中でも講師陣は、限られた時間でより多くの学びを得られるようにと、息つく暇もなくフィードバックしていきます。画面越しにも受講生の体温があがるのを感じるほどの熱量でした。
はじめこそ嫌だと思っていても、終わってしまえば、あの時感じていた怖さは一体なんだったのだろうと思えている自分がいることは分かってはいます。
それでも、一歩を踏み出す時のあの緊張や不安感は、何度経験しても慣れるものではありません。だからこそ、その一歩を一緒に歩む仲間がいることが、何よりも大事なのだと今回、受講生を見ていて改めて気づかされたことです。
実際、受講終了後のアンケートにも「いつもはたった一人で悩みながらインタビューしていましたが、2人で組めたことで、質問のバラエティが広がったり協力できたりしたので、とても安心感や発見がありました。」
「自分以外の方の質問を聞けるのも、自分にはない視点を取り入れる機会になり、面白いと感じました。」と、講座での学びはもちろん、仲間と共に過ごした時間を振り返る方もいらっしゃいました。
LOCAL LETTERではライター講座に限らず、地域バイヤープログラムやイベントのプロデュースを学べる講座まで、自分の好奇心に合わせて学べる機会を提供し続けています。
もし、この記事を読んでいるアナタが少しでも好奇心が動く機会を見つけたなら、ぜひ勇気を出して一歩を踏み出すことをおすすめします。
私がそうであったように、今はまだ具体的に何をしたいか思い描けていなくても、その一歩が次の道筋を見つけるきっかけとなるかもしれません。
そして、そのためにはどんな講座内容であることが必要なのか。受講生の声を拾いながら、試行錯誤を続けるWHERE開講の講座。来週、次期ライター講座の情報が公開されます。是非みなさんも体感してみてください。
Information
“個性”と“温度”を引き出すインタビューとライティングで、
心を揺さぶり行動を生み出すインタビューライターへ。
多種多様な人の生き方やビジネスをインタビューし、
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https://localletter.jp/projects/localwritercourse/
Editor's Note
受講生として取材していたCompassさんのモデルとなっているのは、デンマークの学びの場「フォルケホイスコーレ」。当時は憧れにすぎませんでしたが、ライター講座受講をきっかけに、なんと、今年の5月から本場デンマークでフォルケホイスコーレに通うことに!1年前の自分には全く想像できていませんでした。本当に人生は何がどうなるか分かりませんね。自分で可能性を狭めることなく、柔らかさを持って進んでいきたいと改めて感じた執筆でした!
YUNA TAMURA
田村 結奈