Takachiho, MIYAZAKI
宮崎県高千穂町
九州の真ん中に位置する宮崎県高千穂町。ここは人口がすでに100人を下回っており、人口のうち90%以上が60代以上という限界集落です。そんな限界集落に、海外の輸出を担うまでに成長している「どぶろく」と「甘酒」を生産する企業を発見しました。
今回はそんな大人気のどぶろくと甘酒を製造する「株式会社高千穂ムラたび」のどぶろく隊長、佐伯勝彦さんにお話を伺いました。
前職は警察官という佐伯さんは、5年前に高千穂町に仕事の関係で移住。高千穂町の大自然に圧倒されたと言う佐伯さんは、偶然にもそこで知り合いからどぶろく製造に誘われます。高千穂町には良質な「水」と「米」があり、この資源を最大限に活かそうと提案された「どぶろく」づくりでしたが、当時立ち上げメンバーをはじめ、佐伯さんにもお酒造りの経験はなかったそう。
それでも「このままでは消滅してしまう限界集落をなんとかしたい」と、挑戦することを選びます。
日本全国“限界集落”と呼ばれる地域が数多くある中、「限界」という言葉に落ち込まず、そのムラ(集落)でしか出来ない仕事を生み出し、住環境を整え、未来のムラをつくることの最先端となり進んでいこう。高千穂ムラたび HPより
という会社の理念のもと、試行錯誤しながらもなんとか作りあげた「どぶろく」は、一般的な「どぶろく」とは全くの別物。「辛さ」や「アルコールの強さ」とは正反対とも言える、「優しい甘さ」と「アルコール度数8%」にトロッとした口当たりが特徴です。
そんな高千穂ムラたびは現在クラウドファンディングを実施中。「どぶろく」にも「甘酒」にも欠かせないお米を作り続けるために棚田オーナーを募集中です。この機会にぜひ詳細ページを覗いてみてくださいね。
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草々
NANA TAKAYAMA
高山 奈々