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LOCAL LETTER

実現し続ける力を。リアルで学ぶ「ローカルプロデューサー養成講座」第2期

SEP. 04

JAPAN

拝啓、ローカルの強みを活かした持続可能なプロジェクトをつくりたいアナタへ

「地域のここを活かせたらいいのに…」
「やりたいことはあるんだけど…」

熱い想いを抱えながらも、まだ実現できていないのは、なぜなのでしょうか?

ボランティアで終わらせない。想いだけでとどまらない。

そんな経済性を諦めない地域プレイヤーの為の特別なプログラムが「ローカルプロデューサー養成講座」です。

進化を続ける実際のプロジェクトに参画し、それを仕掛けるプロデューサーから社会性と経済性の両輪をまわす事業づくりのリアルを学んでいく本講座。

プロデューサーは具体的に何をして、どのようにプロジェクトを実現させているのか。

“ただのイベント参加”ではありません。地域と向き合うとぶつかるビジネスの壁を乗り越えて、ローカルを強みに変えるプロデューサーの役割と知識を体感し、ご自身のフィールドで活用する為の「実現し続ける力」を一緒に身につけていきましょう

独学では得られない。講座の4つの特徴

①リアルプロジェクトに参画しながらプロデューサー業を学ぶ

第1期で実践の舞台となったのは、開催3回目を迎えた佐賀県唐津市の音楽フェス「Karatsu Seaside Camp」(通称:カラフェス)。地域の特性を活かした九州唯一の大規模なキャンプフェスプロジェクトを軸に学びを深めました。

今回は、福井県鯖江市・越前市で行われる国内最大級の産業観光イベントである「RENEW(リニュー)」。今年で10周年を迎え、地域の「ものづくり」の熱量を上げ続けていま

収益化を実現し、持続可能なイベントには、ビジネスの根本がつまっている。そのプロジェクトや事業に欠かせない存在がプロデューサーなんです」と本講座を主催する株式会社WHERE代表取締役の平林氏は言います。

プロデューサーに求められるリサーチ力や企画力、ヴィジョンで繋がり、アセットを持ち寄る座組の作り方、持続可能なビジネスモデルの在り方など。第一線で活躍するプロデューサーからの体系的な知識を全8回のオンライン講義で学び、実践へとつなげます

②イベントにスタッフ側で参加して「運営側の視点」を取り入れる

実践の舞台となる、「RENEW/2024」は2024年11月1-3日に行われる福井県を代表する産業観光イベント。メインとなる工房見学とワークショップでは、過去最高の約80社のものづくり企業・工房が一斉開放されるだけでなく、国内最大規模の紙の展覧会、TAKEO PAPER SHOWが同時開催されるなど、新コンテンツも目白押しです。

「お客さん」と「運営スタッフ」は、共にイベントを盛り上げる共創者とも言えますが、その性質は大きく異なります。本講座の受講生は、運営スタッフとして現場に参加することが可能。様々なチームと連携してイベントを成功させようとする、そのリアルな運営視点からの学びや気づきは、あなたの視座をさらに一段上げる経験となるでしょう。

実践知と身体知を取り入れて、目指すのは「地域資本を活かして事業を生み出し、継続する力」です。

③充実の運営体制。学びを最大化するコミュマネの存在

プロデューサー未経験の方でも安心して受講できるよう、講師と受講生を繋げ、橋渡しを担う講座専属の「コミュニティマネージャー」がいることがWHEREアカデミーの大きな特徴のひとつ。

「コミュニティーマネージャー」が配置され、さらにそれを過去の受講生が担っている講座自体珍しいと言えます。「こんなこと聞いてもいいのかな」という相談事も安心してできる存在としてコミュマネを配置し、受講生の学びが最大化する一助としています

④卒業後の「繋がりを生む」機会の提供

LOCAL LETTERのアカデミーの特徴は「繋がりを生む」こと。

プログラム終了後も各種講座の垣根を越えて、卒業生コミュニティで活動のシェア・学び合いが継続しています。各種講座の卒業生はすでに150名以上。WHERE各種講座の卒業生が集まった「大同窓会」でも、新たな出会いと繋がりが生まれていました

また、卒業生向けの「MEMBERSHIP」もご用意。こちらは、有料の「まちづくりに特化した研究室」です。

株式会社WHERE代表を始め、地域×人づくりに共感する起業家・実践者の「メンタリング」が受けられたり、全国各地で活動を続ける実践者・卒業生同士で相談できる「フォーラム」に参加できる機会を創出。卒業後のキャリアサポートとして伴走を続けます。

「困ったときに相談する人がいない」「ローカルでのキャリアのロールモデルが見当たらない」「活動を続けたいけど収入をどうつくったら良いか分からない」
こうした日々の活動の中で生まれるモヤモヤや悩みにご活用ください。

実践の舞台、国内最大級のオープンファクトリーイベント

RENEW/2024

「RENEW(リニュー)」は持続可能な産地づくりを目指して、TSUGI代表の新山直宏さんが2015年にスタートした産業観光イベントです。昨年の来場者数は延べ31,000人超

舞台となる福井県鯖江市・越前市は、越前漆器・越前和紙・越前打刃物・越前箪笥・越前焼といった伝統工芸品や、眼鏡・繊維といった地場産業が半径10km県内に集積している国内でも珍しい地域です。

そんな「ものづくりのまち」の特性を活かし、80以上の工房・ものづくり企業を一斉開放し、普段は体感できない作り手の技や想いに触れる機会を創出し、“見て・知って・体験する” 作り手たちとつながり、その場で購入もできる体感型のマーケット。その規模は回を重ねるごとに広がりをみせ、今や福井県を代表するイベントへと成長しています。

講師の紹介

株式会社WHERE代表取締役・LOCAL LETTERプロデューサーの平林和樹とともに本講座の講師を務めるのは、クリエイティブカンパニー「TSUGI」の代表でインタウンデザイナーとして活動されている新山直宏さん。

2022年には、越前鯖江地域の観光まちづくりを行う一般社団法人「SOE」を設立し、現在も副理事を務めています。(過去の新山さんの記事はこちら

新山 直宏 氏 TSUGI代表 一般社団法人SOE 副理事 / 1985年大阪生まれ。京都精華大学デザイン学科建築分野卒業。2009年福井県鯖江市に移住し、鯖江市役所を経て2015年TSUGI LLC.を設立。地域に特化したインタウンデザイナーとして地場産業のブランディングを行っている。2015年から始まった越前鯖江の産業観光イベント「RENEW」ではディレクターを務める。京都精華大学伝統産業イノベーションセンター特別共同研究員。
新山 直宏 氏 TSUGI代表 一般社団法人SOE 副理事 / 1985年大阪生まれ。京都精華大学デザイン学科建築分野卒業。2009年福井県鯖江市に移住し、鯖江市役所を経て2015年TSUGI LLC.を設立。地域に特化したインタウンデザイナーとして地場産業のブランディングを行っている。2015年から始まった越前鯖江の産業観光イベント「RENEW」ではディレクターを務める。京都精華大学伝統産業イノベーションセンター特別共同研究員。

「福井を創造的な地域にする」をビジョンに、地域に何が大切で何が必要かという問いに対して、リサーチとプランニングを繰り返しながら、様々な事業を展開されています。

2009年に福井に移り住み「移住者第1号」として様々な失敗・経験を積んでこられた新山さん。伝統工芸品は価格が高いからこそ、ものづくりの価値を伝える機会をつくろうと始めた「RENEW」は2015年の開始当初、来場者1,200名ほどだったといいます。

地道な活動を経て協力者も年々増え、今や来場者31,000人を超える国内最大級のイベントへと成長しました。現在のような「ものづくり・まちづくり・ひとづくり」の領域で活動するまでに至ったプロデューサーとしての知見はまさに学びの宝庫です。

平林 和樹 LOCAL LETTER プロデューサー 株式会社WHERE 代表取締役 / ヤフー株式会社、カナダ留学、株式会社 CRAZY を経て、株式会社WHERE創業。約2万人の会員を持つ地域コミュニティメディア「LOCAL LETTER」、産学官民の起業家70名以上が登壇する地域経済サミット「SHARE by WHERE」など地域、業界を超えた共創を創出。長野県根羽村で一棟貸し宿を立上げ事業譲渡など独自の事業作りで活動中。
平林 和樹 LOCAL LETTER プロデューサー 株式会社WHERE 代表取締役 / ヤフー株式会社、カナダ留学、株式会社 CRAZY を経て、株式会社WHERE創業。約2万人の会員を持つ地域コミュニティメディア「LOCAL LETTER」、産学官民の起業家70名以上が登壇する地域経済サミット「SHARE by WHERE」など地域、業界を超えた共創を創出。長野県根羽村で一棟貸し宿を立上げ事業譲渡など独自の事業作りで活動中。
濵本 絵里 氏 一般社団法人SOE専務理事 / 福井県出身。大手旅行会社勤務を経て、2023年福井県へUターン移住。いつ来ても楽しめるものづくりのまち越前鯖江を目指し、一般社団法人SOEで通年観光事業を担当。
濵本 絵里 氏 一般社団法人SOE専務理事 / 福井県出身。大手旅行会社勤務を経て、2023年福井県へUターン移住。いつ来ても楽しめるものづくりのまち越前鯖江を目指し、一般社団法人SOEで通年観光事業を担当。
平田 藍莉 氏 一般社団法人SOE RENEW事務局長 / 1998年東京生まれ。武蔵野美術大学大学院造形構想学研究科卒業。大学時代に地域デザインを学び、RENEWをきっかけに福井に関わったことから、2023年福井県鯖江市移住。RENEW/2024事務局長を務める。
平田 藍莉 氏 一般社団法人SOE RENEW事務局長 / 1998年東京生まれ。武蔵野美術大学大学院造形構想学研究科卒業。大学時代に地域デザインを学び、RENEWをきっかけに福井に関わったことから、2023年福井県鯖江市移住。RENEW/2024事務局長を務める。

共創パートナー

ローカルプロデューサー養成講座を株式会社WHEREと共に支える共創パートナーをご紹介します。

「TSUGI」

新山直宏さんが代表を務める、福井県鯖江市を拠点にした地域特化型クリエイティブカンパニー。2013年に移住者たちのサークル活動として結成し、2015年に法人化。「創造的な産地をつくる」をビジョンに掲げ、“支える・作る・売る・醸す”をキーワードに、主に地域や地場産業のブランディングを行っています。

通常のデザインワークだけでなく、眼鏡素材を転用したアクセサリーブランド「Sur」、福井の産品を扱う行商型ショップ「SAVA!STORE」、産業観光イベント「RENEW」の運営など、これからの時代に向けた創造的な産地づくりを実践しています。

「一般社団法人SOE」

越前鯖江地域(福井県鯖江市・越前市・越前町)で通年で楽しめる産業観光をメインとした持続可能な観光地域づくりを行う法人。

産業観光イベント「RENEW」の運営や「いつ来ても楽しめる産業観光のまち」をつくるべくコンテンツ開発をしたり、地域事業者の認知・販路拡大の為にふるさと納税事業の運営事務を行うなど産業観光を通じて、持続可能な地域をつくるためのまちづくり事業を展開しています。

講座カリキュラム

第1期受講生の声をご紹介

ローカルプロデューサー養成講座1期生も講座が終わる頃には「チーム」に。
ローカルプロデューサー養成講座1期生も講座が終わる頃には「チーム」に。

「質問機会が多く、インプット→思考→質問→回答をもとに再思考→インプットというサイクルを何回転もすることができて学びが深かったです。また、出会った受講生と仕事がはじまりそうで実りある講義でした」(八木さん)

「講座がきっかけで今のプロジェクトにおけるアセットの棚卸し、チームの目標、目的を改めてちゃんとメンバーや関係者に打ち出すことに繋がりました」(水谷さん)

「座学だけでなく、個々の課題やプロジェクトの相談ができて確実に活動に繋がっています」(岡本さん)

「実践で客層や現場の雰囲気を肌で感じることができ、他の参加者、運営、フェススタッフとの交流の機会があり気づきが多い実践でした」(新垣さん)

受講プラン・料金

まずは無料オンライン体験会で講座を体感

※いずれも同様の内容となります。ご都合の良い日時にご参加ください。

■ 所要時間
・体験会:60分(講座説明30分、質問30分程度)
・特別公開講義:120分(特別講義60分、講座説明30分、質問30分程度)

※特別公開講義は講座検討者に向けておこなう講義となります。講義の内容、講師陣の活動などを知りたい方はぜひお気軽にご参加ください!

Editor's Note

編集後記

それまでその地域に無かったプロジェクトを生みだし、地域とともに成長させ続けているプロデューサーの知見を生で得られる機会はなかなかないですよね。具体的なモヤモヤを抱えている方なら特にその知識の価値は跳ね上がるんだろうなぁと感じました。「ビジネスの根本がつまってる」かぁ。んー、確かに興味深い…

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