だれでもレター
※本記事は「だれでも送れる、LOCAL LETTER」の企画を通じて、読者の皆様から投稿いただいた記事となります。
「金沢から、ローカルで、ユニークなビールを。」をモットーに、クラフトビールを製造してきた『オリエンタルブルーイング』が、石川県で初のウイスキー製造免許を取得。
日本の農作物の代表格といえる「お米のウイスキー」に挑戦し、ウイスキーの成熟を共に楽しむ、共同樽オーナーを募集しています。
『オリエンタルブルーイング』創業のきっかけは、創業者である田中誠さんが、2016年3月にビールの旅・世界一周を経て金沢に帰省したこと。
田中さんが世界一周を経て感じたことは、「どこのクラフトビールも似ている」ということだったと言います。
小規模醸造所は間違いないけど、ドイツやイギリスの麦を輸入し、アメリカのホップを使うと、どうしても味は似てきてしまうもの。そこで創業時から『オリエンタルブルーイング』が大事にしているのは、「ローカルでユニーク」であること。
このコンセプトを体現した「加賀棒茶スタウト」や「能登塩セゾン」など個性豊かなビールは、国際的な品評会であるインターナショナルビアカップ等でも多数の受賞歴を誇っています。
そんな『オリエンタルブルーイング』が今回新たな挑戦へ踏み出します。それが、お米を使ったウイスキーでした。
実は同じ麦芽を主原料として、糖化・濾過・発酵など、ビールと似た側面をもつウイスキー。2022年7月には石川県で初のウイスキー蒸留所・オリエンタル金沢蒸溜所を設立しました。
そして「ローカルでユニーク」をモットーにしている彼らのこだわりは、もちろんウイスキーにも反映。
日本の農作物の代表格である「米」に着目し、輸入した麦芽やイギリスのピートを中心に据えたものではなく、スコットランドのモルトウイスキーが、アメリカにわたってコーンを使用したバーボンに進化したように、日本・金沢ならではのウイスキー作りをはじめます。
ただし、日本の酒税法上は米だけを発酵させたお酒ではウイスキーと定義されないため、美味しいシングルモルトウイスキーとお米の蒸留酒をブレンドすることで、美味しく、それでいて、まだ味わったことのないような「お米のウイスキー」を作っているのだとか。
想像できそうで、全くできないその味だからこそ、そそられますよね。
原料や工程の一部はビールと似た側面を持つウイスキーですが、商品性としては真逆の側面も。鮮度が命のビールに対して、熟成が価値を高めるウイスキーは、巨大な保管庫を含む大きな設備投資が必要になるうえに、大量の樽在庫を抱える運転資金の大きな事業です。
そのため資金調達が大きな課題になっている一方で、今世界からも注目を集めている「ジャパニーズウイスキー」。輸入した海外の原料に依存せずに作り、世界に発信できる可能性を秘めた「お米のウイスキー」は、まだ誰も成し得ていない夢のある事業でもあります。
現段階では蒸溜所の一般公開は予定していないそうですが、クラウドファンディングを通して支援いただいた方を「金沢ウイスキー倶楽部」として、クローズドなコミュニティにご招待し、『オリエンタルブルーイング』が開催するイベントや蒸溜所見学、新商品、社員BBQへの参加、先行販売などの案内を実施していく予定なんだとか。
今回のタイミングしかない、またとないチャンスであるクラウドファンディングは、2023年6月30日までです。
<この記事を投稿してくれた人>
オリエンタルブルーイング株式会社
代表取締役 田中 誠
金沢でローカルでユニークなクラフトビールを製造してきたオリエンタルブルーイングが、石川県で初のウイスキー製造免許を取得。日本の農作物の代表格といえる、「お米のウイスキー」に挑戦!ウイスキーの成熟を共に楽しむ、共同樽オーナーを募集します。
「一緒にウイスキーを楽しめる仲間を広げたい」という思いで走り続けている彼らの、挑戦に少しでも心動いたアナタは、ぜひクラウドファンディングページをのぞいてみてくださいね。
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