「JOIN 移住・交流&地域おこしフェア」は、2014年に始まり、今年で5回目の開催を迎えるイベント。なんでも、地域の人に実際に「会える」「聞ける」「話せる」「わかる」をコンセプトに、ニッポン移住・交流ナビのリアルな交流の場として、昨年には約8,500人もの人が集まったそう。毎年進化を続けている地域の取り組みを、目で見て体験できる同イベントは、楽しいこと間違いなしです。
【イベント概要】
JOIN 移住・交流&地域おこしフェア
日程:2018年1月21日(日)
場所:東京ビッグサイト
主催:一般社団法人移住・交流推進機構(JOIN)
皆さんは生きていく上で、大切にしていることはありますか。人や地域との関わり、お金、住み心地や、利便性など、きっとたくさんありますよね。そんな数ある中で中心となってくるのが「どこに住んで」「どんな仕事をして」「どんな生活を送っていくのか」なのではないでしょうか。
自分に合っている地域を見つけるのは中々難しいものですよね。そもそも日本にはそれぞれの個性を持ったおよそ1,700市区町村が存在しているんでから。
そんな中、400もの市町村が一同に会する「JOIN 移住・交流&地域おこしフェア」が開催するということで、私もその会場に足を運びました。
各地域の個性的なブースがずらり会場でまず真っ先に目を引いた各地の特産品。
会場に入ってまず真っ先に目を引いたのは各地の個性的なブース。どの地域も様々な工夫を凝らして、地域の魅力をアピールしていました。
特に目立ってユニークさを発揮していたのは、愛媛県八幡浜市ブース。愛媛県と聞くと「みかん」を想像する方は多いのではないでしょうか。今回はその「みかん」を、なんと昔懐かしい「ガチャガチャ」の中に入れた「みかんガチャ」を出品していたのです。
この「みかんガチャ」は、あたりが出ると特産品がもらえるという特典付き。子ども連れの家族もとびっきりの笑顔で楽しんでいました。
会場には、各地域の特産品を集結させた「わがまちマルシェ」も。都内のスーパーではまずお目にかからない特産品をずらりと並べたワゴンは、多くの人で賑わいを見せていました。
特に、高知県香我美町山北(かがみちょうやまきた)で収穫された「みかん」を使ったバターやジャムはその珍しさで、多くの人を魅了して賑わっていました。
会場を盛り上げるのは、特産品だけではない。各地域のカラーを出すのは、会場に掲げられている「旗」の数々。
群馬県嬬恋村は、ここ最近、愛妻家の聖地として日本中から愛妻家が集まる場所として注目を集めてきていることから、「妻との時間をつくる旅」という旗を掲げていました。
嬬恋村は、昔ながらの「キャベツ」の有名な産地でもあることから、キャベツと愛妻家をかけて、キャベツ畑の中心で愛を叫ぶイベント「キャベチュー」をはじめ、個性的なイベントを開催している地域でもあります。
多くの地域の中から、たくさんの人に興味を持ってもらえるようになる秘訣は、「独自性」と「ユニークさ」なのかもしれません。
今回のイベントでは、お子様連れのご家族でもゆっくり各地域のブースを見て回れるようにと、ブースの一角には子どもが遊んで楽しむ木の玩具を使った木育キッズスペース(東京おもちゃ美術館)も設置されていました。
子どもたちは木のおもちゃを手に取り、木の温かみを感じたからなのか、溢れんばかりの笑顔で遊んでいた光景がとても印象的でした。
その他に、北海道オホーツク海に実際に流れ着いた流氷に実際に触れることができるブースも。こちらのブースの担当者の方にお聞きしたところ、こちらの流氷は、1日で溶け切らないほど「氷の密度」と「純度」が高いため、こうやって展示することが出来るのだそう。実際に持ち上げてみると、かなりの重さがあって驚きました。
イベントからの帰り道、改めてこのイベントのコンセプトを思い返す。
実現してみませんか。
“自分らしい生活”
「自分らしい」とは、何を意味するのだろうか。何も不便なく生きるということだけなのだろうか。
きっと「自分らしさ」とは、自分のやりたい事を精一杯やり、叶えられる夢に向かって一直線に頑張ることなのかもしれない。そしてきっと、「自分らしさ」を叶えられる場所は、誰しもがもっている。
今回のイベントでは、そんな「自分らしさ」を存分に発揮できる「自分にあった場所」に出会っている人が多く見受けられました。
“自分らしい生活”が気になる方は、JOINのHPにてイベント情報をチェックしてみてくださいね。
KOHEI TAKENOUCHI
竹之内 康平