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【1/19 説明会開催】スキルゼロでOK。“花”を通じて栽培・PR・経営を学び、将来と向き合う3年間とは

OCT. 25

拝啓、花を通してビジョンを磨き、マーケティングやビジネスを学びたいアナタへ

私たちの生活に彩りを与えてくれる「生花」の存在。そんな「生花」の魅力をより多くの人に届け、花を生産する農家を増やすことで世界を豊かにしようと奮闘する会社が宮城県加美町にあります。その名は『株式会社宮城フラワーパートナーズ』。

今回は、「流通を変え、農業と人を育てる」をモットーに、花の受注生産にこだわり、消費者に寄り添った商品開発を行う同社と宮城県加美町がタッグを組み、花苗の栽培からマーケティングまでを学べる「地域おこし協力隊(以下、協力隊)」を募集します!

募集に伴い、それぞれの担当者である宮城フラワーパートナーズ代表の今野さんと、加美町役場の佐藤さんにお話を伺いました。

「花が好きだけど仕事にできるイメージがつかない。」「農業の仕事をしているけれど将来が不安。」「起業や新しい挑戦をしてみたい。」そんなアナタへ。ぜひご一読ください!

農業経営者を育てるーー。17歳からの変わらぬ想い

宮城フラワーパートナーズ』は、宮城県加美町に拠点を置く、ホームセンター向けに花苗生産と卸販売を行っている会社です。代表を務めるのは、宮城県美里町出身の今野高さん。花苗の受注生産はもちろん、経営へのコンサルティング事業など、生産に留まらず幅広くビジネスを行っています。

今野 高(Takashi Konno)さん株式会社宮城フラワーパートナーズ 代表取締役 /  宮城県農業改良普及員野菜担当を9年間経て花壇苗生産者として独立。100%市場外流通を行い、東北地区ホームセンターを中心に直接取引(480店舗)で事業展開。現在、愛知・埼玉の生産者・物流会社とともに株式会社宮城フラワーパートナーズを設立し、広域連携の元、全国の花壇苗生産と物流の拠点づくり「ジャパンフラワーパートナーズ構想」実現を展開中。生産以外に農業改良普及員時代のノウハウと自ら生産・営業・流通・物流を行っているノウハウをあわせ、生産者向けに、みやぎ産業振興機構のビジネスプロデューサー等で主に事業計画中心のコンサルタントやフマキラー㈱のフラワービジネスアドバーザーを行っている。
今野 高(Takashi Konno)さん株式会社宮城フラワーパートナーズ 代表取締役 /  宮城県農業改良普及員野菜担当を9年間経て花壇苗生産者として独立。100%市場外流通を行い、東北地区ホームセンターを中心に直接取引(480店舗)で事業展開。現在、愛知・埼玉の生産者・物流会社とともに株式会社宮城フラワーパートナーズを設立し、広域連携の元、全国の花壇苗生産と物流の拠点づくり「ジャパンフラワーパートナーズ構想」実現を展開中。生産以外に農業改良普及員時代のノウハウと自ら生産・営業・流通・物流を行っているノウハウをあわせ、生産者向けに、みやぎ産業振興機構のビジネスプロデューサー等で主に事業計画中心のコンサルタントやフマキラー㈱のフラワービジネスアドバーザーを行っている。

実家が農家ということもあり、6歳の頃からすでに農業をすることを決めていたという今野さん。「農家になると決めてからは、将来自分はどんな農業をしたいのか常に考えて幼少期を過ごしました。思春期になると、『農家の長男として本当に農家をしないといけないのか?継ぐのは嫌だな』と考えることもありましたが、10年以上温め続けていた “農業をやるんだ” という想いが、僕の考えを変えさせてくれませんでしたね(笑)」と農家の長男としての決意と葛藤を打ち明けてくれました。

今野さんが大切にしている事業の軸は、農業経営者を育てるということ。

「17歳の頃には、農家の長男としての葛藤から、農地を託すのは、家系以外の人でもいい。自ら『やりたい!』と思う人に託したいと考えるようにもなりました。農業経営者として、家系以外の第三者も視野に入れるということは、雇用をしていく(=給与が発生する)ことでもあるので、給料を支払うために売り上げや利益を予測しないといけない。

だから、価格設定権を持つ市場外流通に取り組む必要があると考え、独立当時、最も自分にあった市場外流通のビジネスモデルがホームセンター向け花苗部門を選びました」(今野さん)

実際に宮城フラワーパートナーズ』では花苗の100%受注生産を行なっています。取引の中で単価を決めてその受注分の花苗を生産することで、売り上げや単価が見込め、人を安定的に雇用することができるようになる。取引先との受注規模が拡大して初めて、事業や栽培面積を拡大していきます。

人を雇用するための手段として市場外流通を選びました。正直、作物は何でもよくて、最初は花のことも分かりませんでした」(今野さん)

『農業経営者を育てたい』、今野さんがブレずに持ち続けているビジョン。「(将来農業をすることを考え始めた6歳の頃から)約50年経った今、新卒社員も採用するなど、ようやくビジョン実現のためのスタートラインに立った」と今野さん。

「事業拡大するにあたり、まとまった土地が確保できる加美町に来たんです。やっとそもそもの目的である人を育てることにも注力できはじめた感覚。一緒に農業に取り組む仲間ができて、その人たちと一緒に働くのは一番鍛えられますね」と嬉しそうに話してくれました。

佐藤 順子(Junko Sato)さん / 2000年入庁。町民課、議会事務局、教育総務課、総務課を経て、現在のひと・しごと推進課に勤務。移住定住推進係として、移住セミナーや定住補助金、空き家対策、地域おこし協力隊を担当している。加美町の地域おこし協力隊は現在9名。協力隊募集に携わりながら、毎年新たな隊員との出会いを楽しみにしている。
写真右> 佐藤 順子(Junko Sato)さん / 2000年入庁。町民課、議会事務局、教育総務課、総務課を経て、現在のひと・しごと推進課に勤務。移住定住推進係として、移住セミナーや定住補助金、空き家対策、地域おこし協力隊を担当している。加美町の地域おこし協力隊は現在9名。協力隊募集に携わりながら、毎年新たな隊員との出会いを楽しみにしている。

今回協力隊の窓口となる加美町役場の佐藤さんも今野さんに絶大な信頼を寄せているそう。

「今野さんのような方が、こんな身近に加美町にいたのかと衝撃を受けました。『農業経営者を育てる』ことは、言い換えるとライバルを増やすこと。それをわかった上で、それでも人を育てるんだという熱意と、ご自身のビジネスに対する揺るがない自信に、信頼感を覚えました。

農業経営は専門的で、役場ではサポートしきれないので、ぜひ今野さんの会社で活動し、花の栽培方法からマーケティング、ビジネス全体を学べるような形をつくりたい、と募集を始めました」と新たな挑戦を目指す協力隊の募集に期待を膨らませます。

学ぶ、だけじゃない。花を通して一緒にビジョンを磨く活動を

今回、協力隊の受け入れに踏み切ったきっかけは何だったのでしょうか。

「『農業経営者を育てたい』というビジョンは、自分の会社の後継者を育てるという意味だけではありません。私は6歳の頃から目指しているコトやビジョンがはっきりとしていたタイプ。しかし世の中には、ビジョンを明確に持っている人だけじゃなくて、『ぼんやりもっているけど、どう進めばいいか分からない』、そんな人も多いんです

協力隊に興味のある人は『こうなりたい』『この地域で何かしたい』というビジョンを持っている人も多い。私は、私のビジョンに乗っかってくれというよりも、協力隊の方のビジョンを一緒に磨いていきたいと思っています」(今野さん)

とはいえ、スタッフに積極的にビジョンを磨く時間を確保しているわけではないとのこと。『教える』ではなく『自分で考える機会をつくる』のが今野さんの基本育成スタンスです。

「まずは花苗を育てられることと、パートさんたちと仕事をまわせるようにすること。その後小売り現場に一緒に出向いて、お客さんや売り場のことも知る。そういう様々な経験の中から、スタッフが自然と僕自身や上司に聞きたいことを生み出す、というサイクルを大切にしています。手取り足取り教えるのではなく、自らの気づく力を育み、それと各自の将来像を結び付けながらビジョンを磨いていくんです」(今野さん)

3年後のイメージは本人の意思次第。スキルゼロから栽培・マーケティングに挑戦! 

協力隊では、花苗の栽培からマーケティングまで幅広く活動することを想定していますが、まずは全ての基礎となる『花苗を作る』部分を知ってもらうことからスタート。その後、「自ら栽培したからこそ伝えられる」という考えのもと、徐々にマーケティングを担うようにと今野さんは考えます。

社員の中には、新卒入社2年目で栽培統括マネジャーになったメンバーも。
社員の中には、新卒入社2年目で栽培統括マネジャーになったメンバーも。

「協力隊は3年という任期がありますよね。だから、3年後にどうしていくかということを考えながら活動していくと思います。3年後のイメージは全て本人の意志が大事で、(私が関わるのは)意志の中のアイデアに知識を取り入れて一緒に磨いていく部分

ぼやっとした『将来』の時間軸で考えるよりも、『期限』を決めて毎日を過ごしていく方がキレがあっていいんじゃないですか。協力隊にとっても、うちのスタッフにとってもお互いにいい影響になりそうですね」(今野さん)

花苗の栽培やその魅力を広げるマーケティング、そして企業的ビジネススタイルを今野さんと一緒に学べる今回の協力隊。花苗という専門分野でありながらも、「スタートはスキルゼロで問題ありません。なぜなら私もそうでしたから」と今野さんは話します。

「人を巻き込む力がある人が協力隊に適していると思います。そもそも巻き込むときに必要なことは、ビジョンを持つこと。人はビジョンを掲げた人についていくという構図があります。ビジョンがあれば自然と人を巻き込めるようになります。『こんなふうになりたいんだ』というビジョンがあれば、あとはそれに見合うスキルを身につければいいだけ。なのでスキルはゼロでOKです」と今野さん。

『自分が持つビジョンをさらに磨きたい。』そんな人と会えることを今野さんは楽しみにしているそう。

協力隊として「目指しているものやビジョンはあるものの、具体的にどのようなルートをたどればいいか分からない」「農業やビジネスに興味があるけれど、本当にできるか不安」という方も多いはず。

しかし、今野さんは「目指していることとその背景があれば、それを一緒に磨いていく、というスタンスで関わりたい」と話します。

学ぶと磨く。加美町という土地に根付き、花を通して栽培、マーケティング、ビジネスに関わるチャンス。自分のビジョンを磨きながら加美町へと貢献していく、そんな経験を『宮城フラワーパートナーズ』と一緒に行っていきませんか?

まずはオンライン説明会、見学ツアーへ!加美町や『宮城フラワーパートナーズ』を直接知れる機会に。

今後、協力隊の募集と同時に、より加美町の魅力や『宮城フラワーパートナーズ』を知ることができるよう、オンラインでの説明会や見学ツアーも開催予定。

加美町という地域の空気感や実際の生花の栽培の様子などを目にすることで、協力隊として実現したいことが見えてくるのではないでしょうか?

オンライン説明会概要

◉開催日時
1月19日(木) 19時00分~20時30分@Zoom

◉内容
宮城フラワーパートナーズさんをはじめ、地域の事業者さん、加美町役場のメンバーが集い、町の様子や協力隊の仕事内容について詳しくお伝えするオンライン説明会です!

◉参加費
無料

◉申込先
開催日程により、申込先が異なります。ご希望の日付ボタンをクリックし、お申し込みをお願いします!

2泊3日ツアー概要

◉開催日時
2月11日(土)16:30~2月13日(月)12:00

◉内容
2月11日(土)

・参加者同士の自己紹介
・町の概要と今回の募集についての説明
・ツアー内容の説明
・懇談会&夕食

2月12日(日)
・町内の見学(住まいや買い物場所、観光施設等)
・着任場所の見学(フラワーパートナーズ様と中勇酒造店希望者で分かれます)
・アクティビティ体験

2月13日(月)
・想いの明確化セミナー
・志望動機のたたき台作成

送迎希望の方⇒16:00古川駅
直接訪問の方⇒16:30
※集合場所はメールにてお知らせいたします!

◉参加費
無料
※宿泊代と1日目の夕食、2日目の昼食と夕食は負担致しますのでご安心ください!
※加美町への交通費のみ自己負担となります

取材先情報

『宮城フラワーパートナーズ』
〒981-4418 宮城県加美郡加美町小泉加賀檀70-1
http://miyagiflowerpartners.com/

Editor's Note

編集後記

6歳の頃からビジョンを持ち続けている今野さんのお話を聞き、「ビジョンを磨く」という表現にハッとしました!選択肢がたくさんある現代だからこそ、目指す方向性を具体的に描くのは難しいところです。しかし、今野さんとともに自発的に磨くことをしていけば、道が拓けていくのではと心強く感じられました。自分のやりたいことを通して地域に貢献していく、そんな持続可能な事業にチャレンジできる環境、とても興味深いですね。

まずはオンライン説明会へ参加してみませんか?

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