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LOCAL LETTER

「自分が中に入ることで、外から関われる人をもっと増やす」。根羽村に移住したWHEREメンバーの新たな挑戦とは。

APR. 08

NEBA, NAGANO

こんにちは。株式会社WHEREの杉山です。

この度、4月より総務省が策定した「地域おこし企業人」という制度を活用し、長野県根羽村に移住しました。妻も連れ、夫婦で移住です。

私はこれまでは「地域プロデューサー」として、地域の外から出張で地域に足を運び、コンセプトメイキングや、地域資源を活用した企画づくり・PRに携わってきました。仕事で関わった地域は20、足を運んだ地域でいうと100近くあるかと思います。

しかし、4月からは地域との関わり方を変え、地域も1つに絞り、暮らしながら地域の方と発展を目指すやり方にシフトします。場所は、人口900人の長野県根羽村。

矢作川の源流が流れる村です
農業、林業だけでなく古民家改装などもツアーにして関係人口づくりをこれまで行なってきました

その理由と、今後の展開を簡単に記載したいと思います。

まずそもそも、なぜ地域に関わろうと思っていたのか

私はもともと、マーケティングや人事に関わる仕事を主に新卒から行なってました。その理由は「働き方の改革」に興味があったからです。

「働くが楽しくなれば、楽しく生きる大人が増える。」そう思って、人に関わる仕事をしていました。

しかし、時代の流れに伴い「働き方」ではなく「生き方」が問われる社会になってくるなかで、日本の地域にあるライフスタイルに興味を持ちました。豊かな自然と、それぞれの土地にある文化を活かした新しいライフスタイルを実現させる人々の存在を知った時に、「生き方そのもの」から楽しく生きる大人を増やす、という手法の可能性を感じ、今のような事業を行うところに至りました。

移住を決めた理由は「言うは易し、行うは難し」

この2年はその想いから、都内から通う形で全国様々な土地の仕事に携わりました。では、なぜ今回移住を決断したか。

それは、リアリティが自分の中で大切にしたいからです。

「言うは易し、行うは難し」と言われるように、理論で考えるのと実際にやるのでは全く違う。

僕はこれまではいわゆる「主体的サポーター」的な立ち位置で関わることが多かったんです。

しかし、やればやるほど自分の中で払拭できない違和感がありました。

肝心な「コア」の何かに触れていない気がする。

外から関わると、地域の良いところだけが見える立場に身を置かれやすいです。しかし、それだけでは本当にいいものは生まれにくい。

「悪いポイント、致命的な課題にこそ、勝負できる武器が見つかるテコがある」

そんな想いがある私は、もっと地域の中に入り込んで、ど真ん中で勝負したいと思いました。

まずやることは、「あるものを活かすこと」

4月から1年間、主に担当することは地域の広報・PR周りの強化とともに、村外にいるプレイヤーが村と関われるようになるための窓口となることです。

僕が移住した長野県根羽村は人口わずか900人の村ですが、林業の6次産業化、森を活かした食や酪農、源流を活かした体験コンテンツなど、地域資源を活かした挑戦が行われています。が、価値を生み出せるほどにまでの企画のクオリティ・PRができておりません。

大学と連携して作った「動く木のおもちゃ ne iro」

5月からは宿泊できる古民家施設もOPEN

そして、これは人口が限られている私たちの村だけでは難しいこと。なので、色々な人に頼り、力を貸してもらう必要があります。

私がやることは、この村にあるものを活かすために適切なプロジェクトチーム作りをすること。まずは村に入って価値を見出すとともに、村の現状もしっかりと把握した上で、価値づくりを一緒に行なってくれるプレイヤーと村を繋ぐ。そして、プロジェクトから生まれるものを通じて地域の価値が高まることで、村が自分たちのふるさとにもっと誇りを持ち、さらなる挑戦が生まれる土壌ができると思っています。

今後、定期的に東京や名古屋でも、この村の日常や魅力を届けるとともに、地域外の人々が関われるプロジェクトをどんどん作って行きます。活動状況も随時発信していきますので、ぜひ長野県根羽村の動向に注目してみてください。

※一緒に活動してくれる地域おこし協力隊も募集してます:詳しくはこちら

・instagram:@neba_mura
・twitter:@nebaland_nagano

根羽村で、地元の方々と一緒に何かしませんか?関わりに少しでも興味あれば、気軽にご連絡ください。

地域を体験できる観光、関係人口でのプロジェクトでの関わり、移住や地域おこし協力隊での相談など、なんでもOK。興味がある方は、要件とともに以下メールアドレスにご連絡ください。(月に1回は東京・名古屋に滞在予定となりますのでその時に合わせてご連絡いたします)

連絡先:maggy@crazy.co.jp(担当:杉山)

 

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