island
離島
我が国日本は14,125の島嶼により構成され、本州、北海道、四国、九州、沖縄本島を除く14,120島が離島。このうち、離島振興法による離島振興対策実施地域に含まれる有人離島は256島。
周りには海があり、人の手がほとんど入っていない緑も多くある。 傍らには常に大自然があり気持ちよく過ごせるのが魅力の離島。
その一方で離島地域では、進学・就職による若者の転出増加等により、人口減少や高齢化が急速に進んできており、所得や雇用の場の減少、従来のコミュニティ機能の低下、学校の統廃合、医療施設の縮小・閉鎖などにより、さらに人口減少が進むという悪循環になっているという現状があります。
そのような背景から、離島は全国に先立ってさまざまな課題が表出する「課題先進地」と呼ばれることも。
そこで、離島と企業等をつなぐ「マッチング」の場を提供し、離島の課題解決や活性化につなげようとする取り組みである、国土交通省主催の「しまっちんぐ2023」が2023年11月20日(月)に東京・日本橋で開催されます!
離島と企業とが交流することで、離島に新しい風を吹かせることになるかもしれません。離島の課題解決にチャレンジしたい企業のみなさま、全国の離島が日本橋に集まるこの機会をぜひお見逃しなく!
こんなことができる企業を募集!
・「佐渡島(さど)の金山」世界遺産登録に向けて、島内に数多くある「素晴らしい地域資源」も含めて、“佐渡島まるごと”市民・企業・行政が一丸となって盛り上げていくための仕組みづくりについて一緒にご検討いただける企業の皆さま
・佐渡の地域産業の担い手不足解消について一緒にご検討いただける企業の皆さま
・持続可能な文化財保護と活用について一緒にご検討いただける企業の皆さま
こんなことができる企業を募集!
・耕作放棄地の利活用に向け、共創して取り組んでいただける農業系の企業、アグリテック関係のベンチャー・スタートアップなど
・関係人口創出に取り組む企業、宿泊施設運営・経営コンサルタント、観光事業者など
・持続可能な島づくりに向けて、浦戸諸島と継続的に関わっていただける企業
こんなことができる企業を募集!
・海の魅力を活かした商品開発や研究
・食や環境を活かした体験ツアーの造成
・ブランディングやPR発信
・キャリア支援
こんなことができる企業を募集!
・空き工場の利活用と北木島での事業運営を考えられる企業
こんなことができる企業を募集!
・海に浮遊するマイクロプラスチックの回収、再利用
・漁場環境の整備
・学校における里海学習の推進
・遊休施設の整備
こんなことができる企業を募集!
・サステイナブルツーリズム、グリーンエネルギー、脱炭素、SDGs社員研修などに興味がある企業
こんなことができる企業を募集!
・量より質の「観光」滞在時間の高付加価値化と認知でビジネスを実施・検討されている企業
・阿南市伊島の人や取り組みの認知を良い形で広げ、交流・関係人口の基礎を広げてくださる企業
こんなことができる企業を募集!
・町長と友達になってくれる方(笑)
・実証実験できるフィールドを提供できます!
・社会貢献活動の一環で!!
・みんなが幸せになる取り組みを!
こんなことができる企業を募集!
・宿泊施設の建設、管理、運営など空き家対策につながる事業ができる企業
・業務だけでなくシマの住民と積極的に関わり、島内のイベントに参加してくれる企業
こんなことができる企業を募集!
・デジタル化推進プロジェクト
・企業間の人材交流プロジェクト
こんなことができる企業を募集!
・島で精製している北大東月桃製油及び月桃水に興味関心を示してくれる企業
・北大東村月桃の製油及び月桃水を原料として必要としている化粧品や薬品、農薬メーカー
・島で採取されているドロマイト鉱石に興味を示してくれる企業
以上の11地域が参加予定となっております。どの離島地域も熱意に溢れていることはいうまでもありません。そんな離島に伴走してともに社会課題を解決しようという意思ある企業のみなさま、ぜひ11月20日開催の「しまっちんぐ2023(交流会)」にご参加ください。
しまっちんぐは、課題を解決したい熱い想いをもった離島地域と、自社のソリューションを離島に活かしたいと願う島外企業をつなぐプラットフォーム。
7〜8月にはすでに島でのワークショップが開催されています。島の住民、事業者、行政関係者等が集まり、スマートアイランド推進事務局が派遣するコーディネーターを中心として島の課題を明確にするとともに、島の未来のビジョンとそれに向けた取り組み内容(プロジェクト)について話し合いの場が設けられました。
11月20日に日本橋で開催されるのは、島の関係者と本土の企業関係者による交流会。各島のプロジェクトに沿って、島の課題解決や活性化に一緒に取り組んでいく企業とのマッチングを図ります。その後マッチングした離島と企業によるプロジェクトを実施し、島の活性化につなげていくという流れとなっています。
地域課題を解決する1つの手段として、離島と企業をつなぐ 「マッチング」の場を提供する 「しまっちんぐ」。対話重視のマッチングにより、 離島活性化のための事業につなげます。これまでに計4回開催し、のべ34の離島地域と159の企業・団体が参加した実績があります。
しまっちんぐで交流した両者は、LIGのスタッフ数名を連れて壱岐島のさまざまな場所で仕事をする「どこでもオフィス」の取り組みなどを通じて、島の魅力を新しい目線で発見・発信していきました。この活動を通じて壱岐島に惚れ込んだLIGは、廃業していた古い宿泊施設を購入・リノベーションし、LAMP壱岐を開業させました。しまっちんぐをきっかけに、壱岐島の新たな魅力が生まれています。
LAMP壱岐
コープおきなわは、沖縄県内の離島でキャリア教育を通じた商品開発を行っており、その事業を近江八幡市の沖島で実施することとなりました。地域の生協であるコープしが、コープしがの取引先であった池田牧場が連携し、沖島小学校の子どもたちと商品開発に取り組みました。沖島のさつまいもを使った「沖島のやさしいアイス」は、島の定番の土産品となっています。
沖島のやさしいアイス
フィッシャーマンジャパンが、しまっちんぐに参加していた藍島漁協の組合長の熱意に押されてマッチング。鰆が有名な藍島に神経締めを教えるため、フィッシャーマンジャパンの漁師を連れて行ったものの、藍島にはさらにすごい神経締め漁師がいることを知り、その技術を活かした鰆のブランド化に取り組みました。漁師団体も立ち上げ、船上放血神経締めを施した「藍の鰆」は高級寿司店などに流通するようになっています。
藍の鰆
他にも、「西ノ島町(西ノ島)× ON FOCUS株式会社」、「宇和島市 × 株式会社アマナ」など、熱意ある島と企業がタッグを組んで、課題解決に取り組む事例が多数生まれています。
◯名称
しまっちんぐ2023
◯日時
2023年11月20日(月)13:00~18:00
◯会場
+NARU NIHONBASHI
東京都中央区日本橋本町1丁目4−12 カネダ日本橋センタービルディング1階
https://goo.gl/maps/1zg5h34T4Zsa8zJR8
◯内容
離島地域のプレゼンテーション(目指すビジョンと実施したいプロジェクト)
離島地域と企業等との交流会
◯参加予定地域
佐渡市、塩竃市、鳥羽市、笠岡市、江田島市、呉市、阿南市、上島町、宇検村、奄美市、北大東村
◯参加費
無料
◯参加方法
指定フォーム「しまっちんぐ2023 企業エントリー受付」よりご登録ください
https://questant.jp/q/XA7NC5IV
※本イベントは企業等を対象としています
◯主催
国土交通省
◯受託運営
株式会社JTB総合研究所
一般社団法人離島総合研究所
◯問合せ
JTB総合研究所
スマートアイランド推進実証事務局 担当:福永、橋本、三瓶
sanpei@tourism.jp(三瓶)
※返信には3営業日程度いただく場合があります
Editor's Note
海が近く緑も豊かな離島を注目の観光スポットとして捉えている人も多くなってきている昨今ですが、人材不足や人口減少などの社会課題を多く抱えている地域のひとつなのも事実。そんな離島地域の振興を図るため、島の魅力発信や活性化に取り組む意欲のある離島地域と島の活性化に貢献したい企業等の交流の場として、2015年度より開催されている「しまっちんぐ」。離島とタッグを組んで新しい風を吹かせたい!という企業のみなさまのご参加をお待ちしております!
YURIO YAMAMOTO
山本 ユリオ